3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

【走りオフ】ある休日の午後。高橋優「虹」を熱唱し涙した話とオヤジのバンド。

俺が所属する小学校の有志父親の会には、サークル活動が複数ある。

・ランニング ←俺所属済み
・野球 ←俺所属済み
・バイク
・バンド
だ。

このエントリーは、父親の会の飲み会での一幕から始まる。



■俺、バンドサークルに勧誘される
ホルモン焼き屋にて、10人程度のオヤジで、肉を食らい、いつものように酒を飲みまくっていた。

俺の前に座っていたオヤジは、父親の会の先輩で、野球、ランニング、バンドのサークルに属し、

「○○さんに野球のスパイクあげたのよ」
「この前、グローブあげたじゃん」
「○ちゃん、このギターのチューナーで練習して」
「ウッディ(←俺のこと)、野球のズボンあげるよ。サイズはOね。」

と、とにかく野球の道具や楽器の道具をオヤジにプレゼントしまくっている50歳になる
「超絶いい人なバンドマン」だった。


「超絶いい人なバンドマン」は、翌日も飲みだと言う。

「明日は、バンドの練習の後、焼き鳥屋で飲むんだよ。
 あ、ウッディもバンドのLINE入れちゃおうっと。」

俺、あんまり楽器できないけど…
「歌うことはできます!」

「いいよ。いいよ。いっぱいいた方が楽しいしね。」


こうして、超絶軽いノリで、「超絶いい人なバンドマン」に誘われ、オヤジバンドLINEに参加したのだった。



■高橋優「虹」を熱唱するある日の午後
翌日、高橋優の「虹」に関する情報が、オヤジバンドLINEに送られてきた。



どうやら、「虹」の練習をしておいて欲しいと言うことのようだ。

この「虹」という曲、2017年の「熱湯甲子園」のテーマソングだ。
なんとなく知ってはいたが、早口な歌だし、難しくカラオケで歌ったことはなかった。


が、バンドのメンバーの一員になった俺は、
 昔から歌うのが結構得意だった俺は、
 結婚式の余興でゴスペラーズの「ひとり」を熱唱したことがある俺は、
 自分の結婚式で加山雄三の「君といつまでも」を歌いながら入場した俺は、

いつの日かバンドでボーカルをやってみることが、ひそかな夢だったことを思い出した。



その日、俺はYoutubeで「虹」を調べ、歌詞をググり、BOSEのノイズキャンセリングヘッドフォンQuietConfort35で外界をシャットアウトし、
全力で熱唱し「虹」の練習をしていた。


何事かと驚き2階の書斎に入ってきた娘たちに爆笑されたりもした。

喉がカラカラになり居間に降りてきたら、奥方に「近所迷惑だからやめて。」と厳重注意されたりもした。


それでも、
バンドでボーカルをやる俺を思い浮かべて、
また歌った。


「また走り出す背中はただ美しい」



良い歌だ。
Youtubeでは、2017年の甲子園のダイジェストを「虹」に乗せた動画がいくつかあった。


俺は、泣いた。


高校球児の涙。
応援している友人や家族の涙。
それをYoutubeで見ている俺の涙。

泣きながら歌った。
良い歌だ。


俺は、オヤジバンドLINEにこう返した。

「この歌、ちょー良いっす。カッコよすぎ。」

それに対して、「超絶いい人バンドマン」からの返しはこうだ。

残念ながら、歌う人は決まってるのよ…
父親の会からはダンサー&コーラス隊募集予定。


ごーん


俺の中に、雷に打たれたかのような衝撃が走った。

あるいは俺は、ダンス要員としてオヤジバンドに勧誘されたのだろうか…


そして、追加の一撃。

バンド練習のときに歌いに来るのは大歓迎だよ。

そりゃそうだよ。
考えてもみろよ、俺。
そんな簡単にボーカルになる夢が叶うわけないだろ。

・・・

そして、涙がこぼれた。


しかし、高橋優はこう言っている。

「こぼれた涙に日がさせば虹がかかるよ」


バンド練習で思いっきり歌ってくるよ。
そして、メンバーと美味しいお酒を飲んでくるさ。



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