3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

【調査報告】最大心拍数を年齢から求める計算式について。「220-年齢」の根拠はあるのか。

俺は、どうやら周りの人たちと比較して、最大心拍数が低そうだ。

過去、3か月間のトレーニング中の最大心拍数を見直したところ、最高は
「179回/分」

岩本式ビルドアップソツケンの3週目に叩き出した数字。


1km×5本のインターバルでも、160そこそこ。


良く目にする最大心拍数の計算式、

「220-年齢」

この式から計算すると、40歳の俺は「180」。
でも、オーバー170なんて、ここ3か月で2回しか計測できていない。


これが、どういうことなのか、調査してみた。

※エントリーの最後に、新予測式による心拍数計算ツールを置いています。


■最大心拍数の個人差

最大心拍数の個人差についての言及はないが、こちらの論文を。
Age-predicted maximal heart rate revisited - ScienceDirect


この論文の中で、18歳から81歳の男性237名、女性277名の最大心拍数を計測している。
こちらのグラフ内のドットが各年齢における心拍数。
f:id:Alloutrun:20180331151536g:plain


同じ年齢でも、平気で20くらいの差がある。

年齢が上がれば、最大心拍数が下がるという傾向は見て取れる。



■「220-年齢」の予測式は何なのか

THE SURPRISING HISTORY OF THE “HRmax=220-age” EQUATION

こちらの論文に記載があった。

「220-年齢」の予測式は、オリジナルの研究や調査から導き出された式ではなく、10程度の論文や記事から、「こんなもんかな」と導き出された予測式とのこと。

誤差も大きめで、科学的にはあまり当てにならないと書かれている。

長年使ってきた計算式は、テキトーに作られたものだと。



また、この論文が書かれた2002年の時点では、

「205.8-年齢×0.685」

こちらの式が、年齢から最大心拍数を予測する式としては、もっとも誤差が少ないとのこと。

ただし、年齢のみからの計算は、やはり誤差が大きいと。

ちなみにこの式から計算される40歳の俺の最大心拍数は、
「178」

180と大差は、ない。


■分かったこと

これらの調査から分かったことは、
「年齢を元にした最大心拍数の予測は、参考程度」
ってこと。

心拍数は、トレーニングを継続することにより、
 ある強度での運動時の心拍数が下がることや、
 安静時の心拍数が下がったことで、
自分の成長を確認する。

または、トレーニング時の運動の強度の目安には、利用できると思われる。


■新予測式による心拍数計算ツール

 


最大心拍数
220-年齢

205.8-年齢×0.685

より正確な予測式と元の式と、そんなに差はないけどね。
とりあえず、ガーミンの最大心拍数は変更しておこうかな。


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