3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

マラソンも人生も目標設定が重要と感じさせてくれたインターミッテント走な水曜日。

3月18日の板橋シティマラソンを終えて以降、どうやら少しモチベーションが下がってきている俺。

次に走る大会が何も決まっていない状態なのだ。

やはり目標のレースがないと、こんな精神状態になってしまうのか…


「今日はノー残業デーだけど、家でゆっくりビール飲んでしまおうか。」
ふと、そんなことが頭をよぎる。

今年の2月頃には、こんなことは全く考えずに、何の曇りもない心で走っていた。


ランニングのための終業10分前の瞑想も行わない。


家に到着。
到着後、すぐにランパン&Tシャツに着替えていた俺はどこに行ったのだろう。
キンキンに冷える空気の中、全力で走っていた俺はどこに行ったのだろう。

とりあえず、、、とパジャマのズボンをはく。


「あれ?パパ、走らないの?」

と、長女。

「あ、うん…」


ソファに座り、スマホを眺める。

「ご飯は、走ってからにする?」

と、奥方。

「あ、うん…」


うちの家族の中では、「俺は水曜日は走る」ということが至極当然のようにルーティンとして組み込まれているようだ。


しかたがない。


重い腰を上げ、ランパン&Tシャツに着替え、半ば追い出されたように外へ出る。

何か気が乗らないが、走り出す。



「この喪失感、あの頃感じたものと似ているな…」



高校3年生の夏、最後の大会で敗北し、いよいよ大学受験の勉強を、というタイミングに味わった喪失感と一緒だ。

当時の俺は、東大や早稲田、慶応と言われても全くピンとこなかった。
「この大学に入りたい!」という強い目標はなかった。

野球ですべて出し切った後の、次の目標が漠然としている状況の喪失感。


やはり目標をしっかり明確にすること。

これが、非常に大事なんだと思う。



そんなことを考えながら、いつもの坂あり周回マイコースで、インターミッテント走に取り組む俺。

もはや惰性だ。


今年初の夏日を記録した今日。
夜の19時半でもかなりの暑さだ。

全くスピードに乗れない。

モチベーションの低さも原因の一つだろう。



が、暑さと自分の不甲斐なさで途中リタイアがチラついてるところで俺は気付いた。


俺と反対周りで走っている可愛い女性がいることに。


次の周回でもその女性にとすれ違う。

俺の方が走る速度が速いため、すれ違うポイントが1週ごとにずれていく。


彼女とすれ違うタイミングで、少し色気を出してペースをあげてしまう俺。

「おや?この周のジョグで少しペースを上げれば、次にすれ違うタイミングは、俺がカッコ良く全力で走っているタイミングじゃないか?」

そんなことを考え、少しドキドキする。
そのドキドキが、ペースを上げたことによるのか、彼女とすれ違うことを思ってのことなのかは、不明だ。


ペースを上げる俺。
疾走も11本目を数え、残りは1本だ。

全力で疾走しているカッコいい俺を彼女に見てもらえるのは、これが最後の可能性が高い。


よし。
最後の疾走の直線に入る。

いつもよりも前傾で、腰高をイメージし、上半身をリラックスさせる。

「最高のランを彼女に見てもらう。」

その一点の目標だけに集中する。

100m、200m、300m、、、ゴール。


あれ?


彼女とすれ違えなかった。


ダウンをしながら、あたりを見回す俺。


「いない…」


目標を達成できずに終わった、喪失感。

「この感覚、いつかの感覚と似ているな。」



俺は、今日のランで大きなことを学べた。

「人生もランニングも目標を立てることが重要。」

マラソンは人生の縮図。


目標を立て、それに向かって努力をし、達成できたら、次の目標を設定する。

目標があれば、何歳になっても努力できる。


とりあえず、俺、次の(4月15日の)「よこはま月例マラソン」走ります。

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あ、ちなみに今日のラン。


途中のジョグでの遅さが半端ねーな。

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