3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

16年前の今日。

2004年7月24日。

ものすごく暑く、快晴。

汗だくになりながら、多くの友人と家族に参加いただき、奥さんと俺の結婚式を行った。


あの日から、16年が経った。



*****



奥さんと最初の出会いは、

1997年11月。

大学2年生、お互い19歳の時だった。


いわゆる、「合コン」。


大学でラグビー部に所属していた友達が主催してくれた。


奥さんは、決して美人ではないのだけど、

全体から醸し出される柔らかくて優しい雰囲気に一目ぼれしてしまった。


そして、1週間後に俺から告白。


「ほんとに?ほんとに私でいいの?」

と、戸惑う奥さん。


俺は、他の女の子を気に入っていると思っていたらしい。



それから、23年間、一緒に過ごしていることになる。



結婚を決めたのは、社会人1年目の時。


風邪をこじらせて、会社を休んでいた俺は、どんどん症状が悪化していき、喉が痛くてご飯が食べられなくなり、最終的にはトマトジュースで、飢えをしのいでいた。



当時から病院が好きではなかった俺は、自力で治そうと思っていたが、奥さんは無理矢理、俺を病院へ連れていき、


「よくここまで我慢していたね。即、入院です。」

と、その場で、入院が決まった。


「扁桃周囲炎」

と言う病気だった。


横須賀の病院に入院していたのだが、高田馬場に勤めていた奥さんは、20時までの面会時間なのに、たった20分くらいのために、仕事終わりに毎日のように面会に来てくれた。


奥さんの勤務先から病院までは、約2時間。

病院から奥さんの家までも、約2時間。


「これだけ自分のことを想ってくれる女性は、この人しかいない。」


そう感じて、


「この女性を、ずっと大事にしたい。」


と、結婚する決意した。



*****



実は、俺は、プロポーズらしいプロポーズをしていない。


2人で過ごしているとき、

「君の作った味噌汁を毎日食べたい」

みたいなことを、冗談ぽく言ったことが、もしかしたらプロポーズだったのかな。


「好きだよ」


なんてことも、面倒向かってはほぼ言わない。

ていうか、恥ずかしくて言えない。


もっと言うならば、言葉よりも、ずっと大事なものがあって。

好きと言う気持ちがあれば、態度や行動にすべて現れていると思っているから。


「言葉で好きと言うこと」は、

簡単かもしれないが、

「好きだからこその態度や行動をとること」

は、本当に好きでないと、難しい。

そう思っているから。



映画スターウォーズで、レイア姫が、

"I love you"

と告白した時、ハン・ソロは、

"I know"

と返した。
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言葉にせずとも、はっきり分かるくらい態度に現れているくらいの気持ち。

これからも、それを大事にしたい。



*****



そんなうちでは、結婚記念日も、毎年、平常運転。


いつもと何も変わらない一日を過ごしている。



出会ってから、23年。

結婚してから、16年。



いつも、ありがとう。



今日も明日も、これまで通り、家族みんなで笑顔で過ごそうね。

時々、16年前のことを思い出して。
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今日の夜は、奥さんにそっとキスしようかな。




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