3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

神奈川マラソン2018振り返り。イケメンとの戦い。そして今後の展望。

神奈川マラソン2018(ハーフマラソン)から一夜明け、体中の痛みと悔しさが残る中の振り返りエントリー。

100分カットを目標に、4分40秒ペースで押すことを目標に参加したのだが、自分が不甲斐ないばかりに惨敗。
己の実力の無さを痛感した大会だった。


■レース前
前日に安定の晩酌(缶ビール3本)をこなし、若干の酒を感じるも、しっかりと自宅で爆弾投下できた俺。
普段と変わらない朝。

レース当日なんだから、普段と少しは変わっとけ!万全を期す必要があったと、晩酌したことを今にして後悔。

近所のラン友4人と待ち合わせし、バスで会場へ。
バスの中では、今日の目標タイムについての話題に花を咲かせる。

先日紹介したレース前は1週間禁酒する、俺の中での「ツワモノオトコ」も参加。
そして、練習ペースから、俺と同等の総力を持つであろう「イケメンマダムキラー」も参加。

ツワモノオトコは、先日の湘南国際マラソン2017にて、膝を故障し、ここ1か月で15㎞も走れてない&禁酒してないとのことで、今回は様子見の参戦。
まずライバルの一角は崩れたぜ…
(ちなみに1時間51分でゴール。やはりツワモノ。)

イケメンマダムキラーは、ハーフのベストが1時間43分。
これは、負けられない。顔では完敗なので、ランでは負けるわけにはいかない。

今日の目標は100分カットだったが、新たに
イケメンマダムキラーに勝利
という目標が加わった。

会場に到着。
早速お着換え。
オレンジ色のアゲアゲカラーに。


しかし、すごい人口密度。トイレの行列もドラクエ3発売の時くらいの恐ろしい長さ。


俺自身、ハーフマラソンは3年ぶりくらいの参戦。
この1か月の準備を信じて、スタートラインへ。

イケメンマダムキラーに勝利。そう心に刻んで。


■スタート!!
想定では、5分20秒で入り、1㎞で10秒ずつ縮めて、4分40秒ペースに持っていき、後半はネガティブスプリット。
100分カット、イケメンマダムキラーに勝利し、ラン友中で1番でフィニッシュゲートをくぐって、美味しい酒を飲む予定だ。

・スタートから5㎞まで
スタートから1㎞は、混雑がひどい。
スーパーのろのろ運転の明らかに鈍足ランナーが混じっているが、疲れないように心を無にして想定のペースを刻む。

最初の1㎞。
5分20秒6

想定通り過ぎて、自分が恐ろしい。

1㎞から2㎞のラップ。
5分7秒3

すごすぎる、俺のペース感覚。シミュレーション通りのペース。

2㎞から3㎞のラップ
4分55秒3

想定より少々早いが、すばらしいできだ。

3㎞から4㎞のラップ。
5分0秒7

ぐっ!!
ここで痛恨のミス。
給水所で水を取り、ペースを落としてなるものかと、走りながらドリンキング。
鼻に水が入ってしまい、むせ込みノーズドリンキングからのせき込みウォーキング。

4㎞から5㎞のラップ。
4分44秒6

ここからは4分40秒で刻む予定。
が、あと数秒が足りない。
ペースを上げようとすると、鼓動がヤバいよヤバいよって言ってくる。

昨日飲みすぎた俺が悪いのか、練習をしっかりしてこなかった俺が悪いのか。
この後、ゴールまで4分40秒以下のペースを見ることはなく…
8㎞くらいの時点で、100分カットを諦めてしまった。

ちなみに他のラン友、特にイケメンマダムキラーはというと、俺の後方100mくらいのところを走っていた。
神奈川マラソンのコースは、3回の折り返しがあり、その都度、イケメンマダムキラーが俺の後方の近いところを走っていることが分かった。

「よう!」
と折り返しでイケメンマダムキラーを見つけるたびにハイタッチ。
心の中では「ぜってぃに負けねーぞ!」

18㎞過ぎ。
4分54秒8

100分カットは、完全に無理。1つ目の目標100分カットは諦め、イケメンマダムキラーに勝つことを唯一の目標に変更。
想定では、16㎞からネガティブスプリットを予定していたが、ピッチを上げようにもストライドを上げようにも、心拍数が160を超え、足も言うことを聞いてくれない。
しかし、最後の折り返しで、あのイケメンマダムキラーが俺の後方30mくらいまで近づいていることを知った俺は、最後の力を振り絞り、ここからペースを上げる。

19㎞、20㎞、21㎞のラップ。
4分45秒7
4分50秒5
4分46秒8

なんとかペースを上げようと、必死の俺。振り絞る俺。
心拍数は165を超え、俺はレッドゾーン。
そんなとき、後ろから
「よう。」
そう、イケメンマダムキラーが俺に追いついたのだ。
残り500mくらいのところで。

「マジっすか!」
かなりペースを上げてるつもりだったので、イケメンマダムキラーを突き放しているつもりが、追いつかれてしまうとは。

「良い目標がいたからね。」
良い目標って、俺のことっすか?

そして、イケメンマダムキラーは、そのままスパートをかけ、足が完全に終わっている俺を置き去りにしていった。
何というイケメン。
残り500mで追いつき、その後スパート。
顔だけでなく、レース展開もイケメン過ぎる。

追いつかれた時点で、俺は完全に負けていた。
その刹那、「負けた…」と思ってしまった。

そして、虚しさに包まれながらのゴール。
1時間42分58秒



カメラマンに向かって、前日にシミュレーションしていた渾身のガッツポーズを決めるも、これまた虚しい。


これだけの空虚につつまれた中でのゴールを、俺は経験したことがなかった。
俺は、完全に負けたのだ。
イケメンマダムキラーにも、自分自身にも。


レース終了後、ラン友と合流し、地元に帰還後、打ち上げ。
イケメンマダムキラーのレース展開のイケメンぷりを共有し、イケメンマダムキラーの株を上げることに貢献。
楽しかったが、虚しさが残る。
その虚しさを飲んだ後のラーメンにぶつけたのだった。



■詳細データ
神奈川マラソンの詳細ペースはこちら。

目標ペース4分40秒を刻めてない不甲斐なさ。
次のレースでは、妥当な目標を立てたい。

ペースのグラフと心拍数。
給水のところでの落ち込みが課題。
心拍数のドリフトが凄まじい。俺のTペースは4分45秒程度のようだ。



■今後の展望
今回は、2つの目標を立てたが、2つとも達成ならず。
悔しさしか残らん。

なので、今後の練習の目標を立てる。
・坂あり周回マイコース 10㎞ 46分30秒
・坂あり周回マイコース 5㎞ 22分30秒
・走りながらの給水。鼻から水を飲む練習。

しかし、サブ3.5の目標に対して、吉兆も。
ジャック・ダニエルズ氏のVDOT計算機で、今回のハーフマラソンのタイムを入力。

マラソンの予想タイムが
3時間33分56秒

俺のマラソン持ちタイムは4時間4分。サブ4すら達成していないが、サブ3.5の兆しを少し感じられた。
練習あるのみ。
そう心に誓うのだった。



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