「あきらめたら そこで試合終了 ですよ…?」
誰もが一度は聞いたことがある、この名言。
漫画、「スラムダンク」の中で、安西先生が三井寿にかけた言葉だ。
この言葉、人生の様々なシーンに適用できる。
数日前の2018板橋シティマラソンに出場した俺。
人生で2回目のフルマラソン。
目標はサブ3.5。
結果は、
3時間44分39秒。
フルマラソンでの15分は、すごく大きい。
1キロのペースを約22秒縮める必要がある。
今回のレース、俺は「あきらめた」のか。
いや、最後まであきらめずに、走り切った。
給水で少し歩いたけども。
なぜ俺はサブ3.5の目標を掲げたのか。
それは、事前の練習から計算可能な、フルマラソンの予測タイム計算方法(VDOT計算機)で、それらしいタイムで走れていたから。
・2018年2月4日 ハーフマラソン 1時間42分56秒
→3時間33分56秒
・2018年2月18日 10km 44分57秒
→3時間27分13秒
・2018年3月7日 15km 1時間10分12秒
岩本式ビルドアップ ソツケンクリア
→3時間29分56秒
また、体脂肪率、週間走行距離、練習ペースから計算できるフルマラソン予測タイムは、
3時間33分38秒
※タイム予測の詳細は、以下のエントリーを。
all-out-run.hatenablog.com
サブ3.5の目標を掲げながらも、俺はまだ自分の走力がそこまで達してないのかもしれない、と不安を抱えていた。
その理由の一つに、「乳酸性閾値」がある。
レース前に測定を横浜市スポーツ医科学センターで測定した、乳酸性閾値。
そこから、予想されたフルマラソンのタイムは、
3時間50分34秒
※乳酸性閾値の測定の詳細は、以下のエントリーを。
all-out-run.hatenablog.com
今回の2018板橋シティマラソンでのペースと心拍数のグラフ。
2時間15分を経過したあたりから、心拍数が上がり、その後ペースが落ちて、キロ5分ペースを維持できなくなった。
今の俺の実力では、サブ3.5のペースを維持できるのは2時間そこそこだった、ということだ。
体は正直だ。
計算だけでは、測れない実力。
俺の本当の実力を表していたのは、乳酸性閾値の測定結果だったのだろう。
岩本氏は言う。
「レースは、(練習の)トレース。」
レースはトレース | 岩本能史 run
その通りだと思う。
レースでは、自分の実力に合ったペースを刻むように、練習の成果をトレースする。
俺は、今回のレースで「あきらめた」から目標を達成できなかったのか。
否。
それが実力だったということ。
良く言われる「30kmの壁」。
これは、自分の実力以上のペースで突っ込んだ結果だと思っている。
決して精神的な限界を迎えて「あきらめた」からではないと。
では、ランナーにとっての「あきらめたら そこで試合終了」は、いつなのか。
もちろん、レース中にあきらめて、リタイアしたら、そこで試合終了だろう。
でも、バスケとは違い、マラソンは自分との闘い。
練習の成果とそれまでの準備が、そのまんま出力される。
ランナーにとって、絶対にあきらめてはいけないタイミングは、練習の時なんだと思う。
次の目標に向けての練習の最中。
苦しくて止まりたくなるとき、あきらめて止まるのか、それともあきらめずに走るのか。
そして、キツい練習をあきらめずに継続できるかどうか。
その積み重ねで、実力がつき、その成果をトレースできるのだろう。
俺の当面の目標は、サブ3.5だ。
目標達成のために、あきらめない練習を続けたいと思う。
「(練習中に)あきらめたら そこで(次のレース)の試合終了ですよ…?」
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