1か月間入院していた楓子が退院したのは、4月8日のことだった。
退院して1週間が経ち、予定通り外来で、病院に行った。
外来の待合室にいると、お世話になった先生や看護師の方々が、わざわざ来てくださり、回復してきている楓子に挨拶して下さった。
「本当に回復してきて良かったね!」
と。
なんて嬉しいんだろう。
先生も看護師の皆さんも、日々のお仕事で忙しく、コロナの脅威と隣り合わせで働いてらっしゃるというのに、楓子のことを想って下さる気持ちが、本当に嬉しかった。
この日、主治医の先生に診ていただき、
回復もしており、以前依頼していた検査結果で陰性だったため、飲み薬をやめることになった。
退院してからも、ステロイドの経口薬を服用していたが、それもなくなることになった。
あとは、リハビリで、元通りに戻っていくために頑張るということになる。
1週間前。
退院した頃は、20mほど歩くのがやっとだった。
少し体を動かすと、目がグルグルすると言っていた。
そんな楓子も、少しだけではあるが、小走りできるようになった。
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自分の問いかけに対してほぼ無反応だった楓子が、ここまで回復してくれたことが、本当に本当に信じられないし、嬉しい。
でも、まだ、バランスを取るのがうまくいかず、フラフラすることがあるようだ。
後遺症は残らないよね?
後遺症、残らないでくれ。
楓子が、病気の前にできていたことが、しっかりできるように戻って欲しい。
自分ができなくなっていることを知って、苦しまないで欲しい。
日々、そう思いながら。
徐々に回復してきている楓子を確認しながら。
以前と変わらない家族5人での食卓で、笑いながら。
楓子も一緒に、桜子も璃子も一緒に、2kmジョギングできる日が来ることを信じて。
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