合コンの鉄板ネタとして、
自己紹介なんかした後に、
「私、3姉妹なんだ。何番目だか、当ててみて!」
何て言う感じの、長男長女、次男次女、三男三女的なネタがある。
血液型ネタと同様に、鉄板ネタの一つだ。
(と言っても、合コンなんて何十年もやってないから、今時の鉄板ネタなのかどうかは不明だ。)
「あ、俺も!」
とか、
「あ、わたしも!」
みたいな、ちっちゃな共通点から親近感を持つために、つかみ的には「あり」な話題なんだろう。
長男長女には、それっぽい性格があるんだろう。
そして、真ん中には、真ん中の。
末っ子には末っ子の。
「それっぽい性格」があるのだろう。
なんか、そんなことを考えた、今日。
長男として生まれてきた俺が、
「長男あるある」
をまとめてみたぞ。
その1.一応「長男だから」という変なプライドを持っている。
その2.何事においても「弟には負けるわけにはいかない」とか思っている。
その3.子供の頃は、弟と良く喧嘩していた。
その4.お菓子の取り合いとか、買ってきた「少年ジャンプ」をどっちが先に読むとかで。
その5.親がいると、怒られるのは、必ずと言っていいくらい長男である俺だった。
その6.怒られた後、親が見ていないところで、弟を叩いていた。
その7.俺に叩かれた弟が泣き始めて、結局また親に怒られる俺。
その8.だからやっぱり何か仕返しをしないと気が済まない。
その9.弟が眠りについてから、髪の毛を弟の鼻の穴にツッコんだりした。
その10.弟が眠りについてから、思いきり臭いオナラを卒業証書の筒に封じ込めて、弟に嗅がせたりした。
その11.弟が起きてしまわないギリギリのラインを攻める俺。
その12.でも最終的には弟が起きて、親に告げ口されて、俺は怒られる。
その13.「お菓子はちゃんと半分ずつ!」と親に言われていた。
その14.ご飯のおかずにピーマンが出てくる。弟よりも俺の皿の方に、たくさんのピーマンがいる。
その15.「お兄ちゃんなんだから、何でも沢山食べないと!」と親に言われていた。
その16.ピーマンは多いのに、お菓子は半分。
その17.不条理さを感じていた。
その18.弟の友達と一緒に遊ぶことが多かった。
その19.弟の友達には、年上ということもあり、一目置かれていた。
その20.ていうか、みんな俺をビビっていた。
その21.「ジャイアン」はこんな気分なんだろうか、なんて思っていた。
その22.俺の友達が遊びに来ると、弟も一緒に遊んでいた。
その23.なんか知らんが、俺の友達の間で、弟は人気者になっていた。
その24.ちょっと悔しかった。
その25.だから、弟が眠りについたら、髪の毛と卒業証書の筒の刑に処していた。
その26.弟の友達と一緒に遊ぶことが多かったからだろうか。今でも後輩はすごく可愛く感じる。
その27.仕事では、後輩を育てることに、なんらかの生き甲斐を感じていたりする。
その28.俺も弟も野球部だった。
その29.俺も弟もピッチャーだった。
その30.弟は、肘を痛めてからサードにコンバートした。
その31.野球だけは、弟に勝てなかった。
その32.だいぶ悔しかったけど、野球が上手な弟のことは、誇らしい。
その33.弟の一つ下の学年が、甲子園に出場した。
その34.家族で甲子園に行った。
その35.弟の後輩たちが乗るバスから「え?あれ、兄貴?」なんて声が聞こえてきた。
その36.「めっちゃ似てるんだけど!ちょーウケる!」なんて言われた。
その38.俺は、「俺と弟はぜんぜん似ていない」と思っている。
その39.ぜんぜん違うじゃんか、って思っている。
その40.おじいちゃんおばあちゃんの家に電話をすると、「声だけじゃ、どっちか分からん。どっちや?」と言われた。
その41.なんなら、父親にも言われた。
その42.それでも「似ていない」と思いたい。
その43.親には、特に父親には、「お前は長男なんだから、、、」と何かと枕詞に使われた。
その44.その言葉は、今でも自分の一部を作っている。
その45.大学受験は、絶対に想いの大学に入ると決めて、そして入学した。
その46.大学ではロボットの研究室に配属。弟も4年後、ロボットの研究室に入った。
その47.「お兄ちゃんと同じことを勉強しようと思った」とか言っていた。
その48.かゆくなるからやめろよ、って思った。
その49.両親と弟と、家族で集まることは少なくなり、自分が長男であることなんて、忘れる生活だ。
その50.でも、たまに家族で集まると、長男として立ち振る舞う自分がいる。
その51.子どもの頃、「お兄ちゃんとしてよくやったね」と褒めてもらうことがあった。
その52.今でも、両親には褒めてもらいたいと、どこかで思っているのかもしれない。
その53.自分の子どもには、生まれてきた順番とは無関係に、みんな同じように育てたいと思っている。
その54.が、やっぱりどうしても、長女には厳しいことを言ってしまう。
その55.父親に似てきたな、と思う。
その56.桜子は、俺のような性格になるのだろうか、ふとそんなことが頭をよぎる。
その57.やっぱり、自分は長男であることに、長男として厳しく育てられたことに、誇りを持っている。
なんだか、読み返すと、弟との思い出話になってしまったね。
「あるあるネタ」じゃないな。
ま、いっか。
さてと。
にほんブログ村