父の日だった日曜日。
父と電話した。
日本酒が好きな父に、「日本酒飲み比べ5本セット」を送り、そのお礼の電話がかかってきた。
この6月末をもって、父は退職する。
70歳となった父は、子どもの頃に見ていた父とは、だいぶ変わった。
自分が子どもの頃の父は、連日午前様で。
休みの日曜日は、昼過ぎまで寝ていて。
ステテコと白いTシャツ姿で起きてきたかと思うと、ビールを飲み始め。
「仕事は戦いだ。」
「絶対に負けちゃいけないんだ。」
「お前も負けるんじゃないぞ。」
なんてことを言っていて。
子どもながらに、
「すんごく尖がった人だ。」
と、思っていた。
が、退職を前にした父は、非常に丸くなり。
「仕事は戦争」
みたいな考え方ではなくなったように感じる。
貫禄というか、余裕というか。
そんな感じの感覚が身についたとともに、お腹周りのぜい肉も身についてきた。
仕事一筋。
特段、趣味はない。
そんな父に。
「お疲れさまでした。」
と、一言。
「7月以降は何をするの?」
と、聞くと、
「なんもしねーよ。家にいるよ。孫たちに会いに行くから、泊めてくれよな。」
なんて言っていた。
究極の出不精であり、特段趣味がない父が、ボケてしまわないか、心配だ。
本当にお疲れ様でした。
~~~~~
そして。
父の退職とタイミングを同じくして、自分も異動することになった。
今の部署に10年近くも住み続けていた重鎮となっていた自分が、
異動することになった。
入社以来、実に18年という長い年月、技術畑にいた自分が。
7月1日以降は、ビジネス部門で仕事をすることになった。
異動の話を聞いた時。
「まじかよ!」
と動揺しながらも、一番初めに考えたことは、
「PTA会長、続けられるのだろうか。」
ってことだった。
異動して1週間後となる7月7日の水曜日には、
「安全対策協議会」
なるものに参加する予定なので、お休みをする予定だったりするし。
いや。
そして、やはり、10年ぶりの異動という代物は、自分を不安にさせるには十分で。
発令があった日に、
「今後お世話になる予定の上司に電話する」
という、当たり前のことを完全に忘れていたし。
そしてまた、今の仕事に対するやる気が、ゼロというか、マイナスになったし。
リレーマラソンで、「うぇーい!」していた2週間前が懐かしい。
~~~~~
父との電話の中で、自分が異動することを伝えた。
「おぉ、そうか。」
「でも、お前ならどこに行っても、しっかりやれるから、心配すんな。」
「楽しみじゃないか。」
なんてことを言ってくれた父。
7月1日以降は、また新しい世界が広がっていそうだ。
新しいことを受け入れ、楽しみながら前に進んでいこう。
ちょっと雑な感じだし。
絵が、全く似てないし。
右下のビールの絵が何を言いたいのか不明だが。
いつもあきらめないで。
いつも元気で。
いつもがんばる。
これから先も、
「大すき」
と思ってもらえるように。
前に進んでいこう。
さてと。
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