「おう!ウッディ、久しぶり!」
「ウッディ、そんなに髪の毛薄くないから、大丈夫だよ!」
と、久しぶりに会った親じ会の「筋肉マッチョのマイクマン」に言われた。
数か月ぶりに挨拶を交わしたうちら2人の二言目に、この話題。
どうやら、俺の髪の毛は、少しずつ薄くなってきているようだ。
そして、「筋肉マッチョのマイクマン」は、こう続けた。
「ウッディさ、この前言ってたじゃん。『娘と一緒にバドミントンやるの、まじで楽しいっす』って。」
「俺も最近さ、息子と週末にフットサルやってるんだよね。」
「ウッディの言ってたこと、分かるわぁ~って思いながら、やってるよ。」
「いいよね。子どもと一緒のスポーツやるのって。」
草むしりの休憩中での一幕。
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この日、朝9時集合で、近所の公園の草むしりを行った。
ある町内会のイベントなのだが、親じ会にヘルプ依頼がきたのだ。
集まった地域の方は、全部で20名程度。
半分以上が親じ会のメンバーだった。
最初は、草ぼうぼうだったけど。
みるみるうちに綺麗になっていって。
刈られた草で満たされたゴミ袋が積み上げられていき。
ちなみに、例年ならば、この草むしりの1週間後に、この公園で夏祭りを行うのだ。
俺は、サンダル+半袖で参加していて、蚊に刺されまくっていて。
親じ会のみなさんには、
「まーた、こんなに無防備なカッコウで参加して。」
「お前はいっつも突っ込まれるネタを仕込んでくるよな。」
「草刈りマシーンで、ちゅぴんちゅぴんって砂を飛ばしってやってたよ、俺は。」
と、こんな感じでいじっていただけて。
「そうっすね。今日は、蚊に刺されたくて、こんな感じで来たんすよね。」
と、言っておいた。
そろそろ終わりかな、っていう頃には、町内会のおばちゃんが、
「ほらっ!誰か若いの!手伝って!」
と大きな声を出して、若い人を募集していて。
そしたら、親じ会の何人かが、
「ウッディ!行ってこい!」
って。
で、そのおばちゃん、
「ウッディ!こっちきて!」
って。
その後、町内会長と2人で、町内会館にビールを取りに行って、公園に戻ってきて。
こんな感じで。
楽しい休日の始まりだった。
~~~~~
金曜日、22時頃に仕事から帰宅すると、桜子が、
「ねぇ、パパ。渡辺君と東野さん、どうだったか知ってる?」
って。
この日、渡辺勇大選手と東野有紗選手が出場する、オリンピックバドミントン混合ダブルスの3位決定戦が行われていたのだ。
「おぉ、やったよね!良かったよ。パパ、この後、試合見ようと思っていたところだよ。」
「じゃぁ桜子も一緒に見てもいい?」
気付けば、オリンピックが始まってからの1週間。
桜子を中心に、楓子も奥さんも、、、
璃子は全然分かってなくて、
「璃子、バスケットボールやりたいっ!」
とか言っていたけど。
家族みんなで、バドミントン中心にオリンピックを楽しんでいた。
「今の渡辺君のドロップショット、すごい上手!」
「東野さんのジャンピングスマッシュ、すげーー!」
「桃田君、負けちゃったの知ってる?」
「廣田さんの膝、痛そうなのに、ちゃんと動けてるね」
「フクヒロの相手の中国人の喜び方、ウザすぎるでしょ!」
「遠藤さんと渡辺君が負けた後の渡辺君のインタビューが、、、」
ていう感じで、自分がバドミントンを始めたからこそ、盛り上がって、みんなで楽しめた時間があった。
オリンピックのバドミントン、日本勢の活躍は見納めだけど、まだ楽しい試合が残っている。
まだまだ、楽しめそうだ。
~~~~~
桜子が奥さんのお腹の中にいる頃、産婦人科の先生に、
「たぶん、女の子でしょう。」
なんて言われた時に、少しガッカリした。
自分には、
「息子と一緒にキャッチボールがしたい。」
という、なんとなく持っていた夢があったから。
次女の楓子のときも、
「たぶん、女の子でしょう。」
と言われ、女の子で。
三女の璃子のときも、
「たぶん、女の子でしょう。」
と言われ。
それでも生まれてくる直前まで、
「超絶ちっちゃいイチモツが付いているかもしれないじゃねーか!」
と、思ったりしていた。
でも、それって、完全なる俺のエゴで。
自分が野球をやっていたから、
「キャッチボールしたい」
と思っていた、っていう、俺のエゴで。
草むしりのときに、
「筋肉マッチョのマイクマン」に言われた、
「いいよね。子どもと一緒のスポーツやるのって。」
という言葉を、心の底から理解できた1週間を過ごしていたんだな、俺は。
さてと。
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