この2週間は、長かった。
7月以降、異動に伴い仕事が急激に忙しくなったこともあるけれども、
同じチームの1人が2週間お休みだったことが大きな原因だ。
何をするにも、相談ができず、
「これで良いのだろうか」
と迷いがありながら、手探りで進めることが特にキツい。
でも、
「この2週間乗り切れば、帰ってきてくれるし」
と、堪えてきたんだが。
金曜日の朝方。
「すいません。休みを継続することになりました。」
との連絡を受け。
「自分は大丈夫なので、ゆっくり静養してください!」
的なメッセージを送った後。
目の前が真っ暗になっている自分がいた。
この日は、他にもいかんともしがたい仕事があり、なかなかうまく進まない現実に直面し、
20時頃に、完全にHPがゼロになってしまい。
「HPゼロでも、まだMPが満タンなので、週末にベホマズンを唱えます!」
みたいなメッセージを、同僚に送ったりしてたが。
仕事を終え、リビングに行くと長女の桜子から、
「パパ、大丈夫なの?」
「〇〇さんが、また休むことになったんでしょ?」
「仕事辞めた方がいいんじゃないの?」
と言われた。
「大丈夫。パパは大丈夫だよ。」
「『パパができないんだったら、誰がやるんだ』って思えているうちは、まだ大丈夫。」
「だって、桜子のパパだぞ、俺は。」
とか言ってはみたものの、
娘にこんな心配をさせちゃダメだよなぁと思ったり。
「俺、ちょっとヤバいんじゃないだろうか。」
との自覚症状を感じながら、就寝した。
これまでいくつかの修羅場をくぐり抜けてきたが、
人生歴代1位は、
「大学時代の卒業論文をなんとかする日々」
だ。
なんとかロボットのハードウェアを完成させるべく、
年末年始は、休めたのが大晦日と正月の2日間のみで、
1月2日からロボット用の金属をフライス盤で削り、夜中の2時過ぎまで削っていた。
そこから2週間、自宅に帰れず。
大学の研究室に寝泊まりし。
着替えもろくに持ってきてなかったし。
寝泊まり10日目を迎えた頃に、あまりの自分の臭さに耐えられなくなり。
当時の彼女(今の奥さん)を大学近くに呼び出し、シャワーを浴び、仮眠するためだけにラブホテルに向かった。
今でも、申し訳ないことをしたと、心にひっかかっている出来事だ。
そのほかにもいくつかの修羅場を経験したことがあるが、
それらの修羅場には、
「その修羅場が終わるであろう日」
があった。
が。
今。
この修羅場が終わるであろう日が、いつになるのか。
その答えが見つからない。
~~~~~
週末。
ベホマズンを唱えたいことろなのだが。
朝5時に起きて、仕事が気になって、パソコンの前に座り、仕事を始めてしまう。
それでも、いつも以上に家族と接することができる週末は、
今の自分にとっては、極上の癒しであり。
至高の卵スープ、
小エビの唐揚げ、
キノコのホイル蒸し、
至高のステーキ、
など、料理をしまくり。
今の自分が唯一思いきり運動をできる、バドミントンサークルでは、
自分の脚が、いくらか動かなくなっている歯がゆさを感じながらも、
みなさんと和気あいあい、純粋にバドミントンを楽しめたし、
以前動画で確認していた、
「クロスヘアピン」
を炸裂させることができて。
ベホマズンではなかったけど、
「ホイミ」くらいは唱えられたかな。
と、思っております。
HPは30くらいには戻ったから、
とりあえず明日も、しっかり戦場に向かってこよう。
さてと。
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