みなさんは、「オナラ」をするだろうか?
俺は、ほぼ日課として「オナラ」をする。
おそらく、みなさんもオナラをすると思うのだが、
家族間でのオナラには、4つのフェーズがあることをご存じだろうか。
「家族の距離感は、オナラの取り扱い方でわかる。」
生まれてからここまで、1万発以上のオナラを出してきて、
「オナラマイスター」の称号を持つこの俺は、
そう結論付けた。
ここでは、
家族間でのオナラにおける4つのフェーズ
について、長年の経験と調査に基づいた分析をご紹介したいと思う。
フェーズ1:オナラ我慢時代
付き合って間もないカップル、
新婚さん、
に多く見られる、オナラの初期フェーズだ。
「オナラ = 恥ずかしいもの」
という文化的信仰によって、
相手の前では、音を立てたオナラはしないように細心の注意を払う。
どうしてもオナラが出てしまいそうな場合は、
おしっこをしに行く体裁で、トイレに入り、すかしっ屁をする。
ただし、ちょっとした気のゆるみやお尻のゆるみにより、
「ぷぅ」
と小さな音とともに放屁してしまうこともあるが、
そんな可愛いオナラを出してしまうことすらも含めてすべてを愛せてしまう。
そんなフェーズだ。
フェーズ2:音だしOK時代
次に到達するフェーズは、「音だしOK時代」だ。
「オナラ = 自然な現象として受け入れる」
という、いたって健全なフェーズであり、
新婚さん初期でも男性の方から、このフェーズにスムーズに突入する場合が多い。
ただし、前日に焼き肉を食べすぎたり、にんにくを食べすぎて、
猛烈な匂いを発することが前兆として確認された場合は、
こっそりベランダに出て、オナラをするような気遣いは見られるフェーズ。
「女性はオナラをしない生き物である」ということが、間違った教育だったことを知る。
家族として、お互いを生物として認め合える関係になっており、一定以上の信頼関係がそこには生まれている。
フェーズ3:オナラで笑いを取る時代
ほぼオナラの最終段階に入っているのだが、
「オナラ = 家族内での笑いを生む道具」
という、生理現象を笑いに変えるという、熟年夫婦に見られるフェーズである。
ごく稀に、幼稚園くらいの子どもの頃から、このフェーズ3の状態に入っている子どもが存在する。
これは、オナラトランス状態として、今後一生、無敵の状態を保つことができる。
「男なら、オナラの音の大きさすらも誰にも負けるな」
という、意味不明な根性論を繰り出す父親もいたりする。
家族間で、少々真剣な話題が続いて、どうしようもなく他の話題に転換したい場合に、
あえて大きな音でオナラを出し、笑いに変える、という高度な技を持つ人も存在する。
このフェーズでは、強力な信頼関係と、家族内でのキャラとが確立しており、
オナラをしても、誰かがツッコんでくれるという安心感が、
より家族の絆を深める。
フェーズ4:オナラも存在自体も空気時代
この状態は、オナラだけでなく、家族関係も末期状態である。
それまでは、オナラをしたら誰かがツッコんでくれ、
時には笑いになったり、
「マジで臭い!あっち行って!」と汚いもの扱いされたり、
何にしても存在までもを否定されることはなかったのだが、
このフェーズに到達している家族は、全く違う次元に到達している。
「オナラ = 存在を示すシグナル」
または、
「その人の存在自体 = 空気」
となっている。
オナラの音と匂いを検知して、その家族が生きていることを知るくらいには、
すでにその家族自体が空気くらいの存在と化している状態だ。
我が全力家における全力中年の置かれている状況は、そろそろフェーズ4に足を一歩踏み入れている。
俺が必死に大きなオナラで
「僕はここにいるよ」
とアピールするものの、
奥さんも娘も、何もツッコみを入れなくなってきているのだ。
だから、毎日のようにビールを飲み、少しおなかを下すことで、
意図的にオナラの匂いをより強烈なものに変化させている。
そんなときの放屁では、
娘たちがウチワを取り出し、大きく仰いでくれて、
俺が存在しているということを認識してくれるのだ。