3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

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石破総理はなぜ退陣しないのか? 終戦80年に向けた「所感」の正体。

7月23日の午前に、

「日米関税が15%で合意」

との報道が駆け巡り、日経平均株価が爆上がりした。



参院選で自民党が大敗したにもかかわらず、石破氏が、

関税交渉、安全保障などを理由に、続投を表明していたため、

まるで、怒りのトランプ大統領が「じゃあ手打ちしてやるから…」と、

早期退陣への花道を作ったようにも思える。



そして、7月23日の午後、

「石破首相 退陣へ」

の見出しで、読売新聞から号外が出た。

石破首相の「退陣報道」博多駅前で号外 本人は否定 自民党福岡県連の反応は(2025年7月23日掲載)|日テレNEWS NNN



多くの国民は、

「まぁ、当然の流れだよね」

と、一安心したところだろう。




その頃、石破氏は、総理経験者の岸田氏、麻生氏、菅氏との会談を行っており、

その後の記者会見で石破氏は、

「私がそのような発言をしたことは一度もございません」

と、総理続投と取れる発言をした。



「ふぁ!?」

と、多くの国民は、怒りにも似た感情が込み上げてきたことだろう。



その後も、石破氏は改めて続投の意向を示したり、

退陣に向けた調整を進めている、

退陣の時期は8月末、

などの報道が出てきたりと、一体これからどうなるのかが、全く見えなくなっている。




石破氏は、なぜここまで続投にこだわるのだろうか。


もし、自分が石破氏の立場だったら、

衆院選で負けたタイミングで、恥ずかしすぎてすぐ辞任していると思う。

都議選、参院選と負けに負けても、まだ続投すると。


ここまで執念を持って総理を続けている理由は、

石破氏が長年こだわっている、

「安全保障強化と防衛費の増額」

への道筋を、終戦から80年を迎えるこの8月に、付けてやる、とそう強く考えているのではないだろうか。



終戦50周年の時は、当時の村山富市総理が、
村山総理大臣談話


終戦70周年の時は、当時の安倍晋三総理が、
安倍総理談話


それぞれ、「談話」として表明している。



村山総理の談話の影響は非常に大きく、

談話の中には、戦争に対する反省と謝罪についての記載が明確にあり、

その後の日本の各国への謝罪外交をより強烈に始めざるを得なくなった。


安倍総理の談話は、

日本としての譲れない誇りを表明しながらも、各国への配慮が十分に行われている、非常に素晴らしいものだと感じる。

戦争に対する歴史認識を改めて行い、何が誤りだったのかをより明確にしている。

そして、

「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。」

と発言することで、謝罪外交に対しての終止符を打つ流れを作ってくれた。



安倍総理以上の談話を作ることができるのだろうか。



石破氏は、「談話」ではなく「戦争の検証を行い、『所感』を公表」するお気持ちらしい。

自民党保守派からの反発が大きいため、安倍総理の「談話」は尊重しつつ、

どうしても石破氏の気持ちを表明したいがための「所感」。
www.sankei.com



さらに石破氏は、今年の憲法記念日に、憲法を変えていく方針を示し、

「自衛隊の明記、緊急事態対応」

を変更の草案に盛り込んでいると発表している。
www.jimin.jp



これまでの石破氏の言動や、政治姿勢を鑑みると、戦争の検証は、

・これまで以上に中国寄り

・日米安全保障条約を前提にしつつも、対米姿勢をより強固に示す

という方針で行われるだろうし、そんな方針での「所感」になると感じられる。


こちらの石破氏のインタビュー記事なんか読んでると、もうそんな気がしてならなくなる。
toyokeizai.net



日米の関税交渉の全貌はまだ不明ではあるが、

アメリカに約80兆円規模の投資を行うことになっているようで、

軍事製品の購入なども合意しているらしい。


そんな中で、媚中、対米姿勢、なんて、今の日本が歩むべき道ではない。



かつて一度も靖国神社に参拝に行ったことがない、石破氏。

総理大臣としても靖国神社に参拝に行った、安倍総理。



日米の激戦が繰り広げられ、未だに見つからない遺体が多数残っている、硫黄島。

そこに安倍総理が行った際に、

飛行機の滑走路にひざまずき、地面に向かって手を当て、手を合わせた。

自衛隊の地位を高めた大恩人:河野前統合幕僚長が語る安倍首相 | nippon.com



安倍総理の談話以上の、日本国民に寄り添いながら、各国へ配慮できるようなものが作れるとは到底思えない。


「この国の記憶を、誰の言葉で刻むかは、非常に重要だ」


最悪、石破氏の総理続投は、しかたないとしても、

石破氏による戦争に対する「所感表明」だけは、やめて欲しい。

心からそう願うのだ。

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