3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

「The 中年」のミッドライフクライシス。

「なんか、最近、自分と同年代の人の事件、多くない?」

と、テレビを見ている奥さんが一言。


どうやら、このニュースがテレビで流れていたようだ。
news.yahoo.co.jp



うちの奥さん曰く、他にも、40代後半くらいの人の悲惨な事件がたくさんある気がするらしい。


「やっぱり、就職氷河期だったからなのかな。職業不定の人が多い気がする。」

と。



ということで、少し調べてみた。



すると、

どうやら、俺ら40代後半は、「幸福感」が、人生の中で最も低い年代らしい。


発展途上国、先進国を含めた、全145か国の幸福度調査に関するまとめの調査をした論文によると、

人生の年齢別の幸福度曲線は、こちらのようになるようだ。

縦軸が「幸福度」、横軸が「年齢」のグラフ。


Is happiness U-shaped everywhere? Age and subjective well-being in 145 countries



18歳ころは、最高に幸福感が高く。

47歳から48歳ころは、最高に幸福感が低く。

80歳くらいになると、最高潮に幸福感が高い。

らしい。

どこの国でも。



厳密には、

結婚してパートナーがいると、80歳近辺でパートナーが亡くなった時に、

幸福感がダダ下がるぽいが。

上記の論文にあるような表現の「U-Shape(U字型)」で、

年齢ー幸福感

は、表現できるらしい。



さらに調べてみると、

俺が所属する40代後半は、

「ミッドライフクライシス」

とカテゴライズされる、

「不幸のどん底」

になる可能性が非常に高いお年頃らしい。



そうか。

今の日本の40代後半は、就職氷河期で、年代的に不幸のどん底を感じやすく、

だからこそ、事件を起こしてしまいがちなのか。




なるほど。

ここ最近、何の前触れもなく、

政治に関するブログを書いたり、

人生にとって大事だと思っていることについてブログで書いたり、

自分が楽しんでいる様子をブログで書いたり、

と、毎日のように、大して読まれることもない文字たちをインターネットにさらしている俺は、

人生の迷い子である、

「ミッドライフクライシス」

なんだ。


あまり自覚は無かったが、

「今の俺は、俺の人生における、最低の幸福感で、だからこそ、何かを残そうと必死」

なのだ。




お、おう。

俺は、ミッドライフクライシス、なんだな。





とか、ならねーだろ!





でも、まぁ、確かに。

髪の毛が薄くなってきたし、AGA治療?をした方がいいのだろうか、とか。

急激に体力が衰えた気がするから、プランクを毎日やってみよう、とか。

足腰の衰えも感じるから、お散歩を日課にしよう、とか。

「あー、あれね、あれ。なんだっけ?」が多くなっているから、やばいな、とか。

若いころは猛烈にギンギンだったのに、今は見る影もないぜ、お薬が必要なのか?、とか。

今のままのこの激務を続けたとて、先は見えてるな、とか。

子どももだいぶ手がかからなくなったし、あれ?俺は何すれば良いんだ?、とか。

親の介護が大変なんだけど、なんとかならんのか、とか。

なんだか知らないが、毎月めちゃくちゃお金が減ってるじゃないか、とか。

結局、俺の人生、何を成し遂げたかったんだっけ?、とか。


この年代特有の悩みはあるのだろう。



でも、どんな年代でも、大いに悩み、

そこに答えを求め続けている。



そんな気がする。



なので、俺は言いたい。



「生きているだけで丸もうけ」だと。



生きていれば、

今の重大だと感じている悩みにも答えはいつか出るはずだし、

今が最悪ならば、のぼっていくしかないし。



そう、俺ら40代後半は、論文によると、

ここから幸福感の絶頂に向けて、

昇り昇りつめるだけの、最高の状態になるだけの人生が待っているんだよ。




と、今自分が抱えている悩みを、

「些末な悩みだ」

と断じる勇気を持って。



まずは、この週末。

台風がかすめてしまうかもしれないが、

町内のお祭りを、思う存分、

楽しむ準備をしようかな、とか思っている。

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