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2025年全日本大学駅伝、出雲駅伝から、次の箱根駅伝の順位を予想してみる。

2025年11月2日の全日本大学駅伝、見ましたかね?

まじで面白かったですね。

優勝した駒澤大学は、王者の駅伝という感じでしたよ。


10月の出雲駅伝では、

駒澤大学 5位

青山学院大学 7位

中央大学 10位

と、優勝候補と言われていた3校が、いまいち力を発揮できずに終わりましたが、

これらの3校が、全日本大学駅伝では、

駒澤大学 優勝

青山学院大学 3位

中央大学 準優勝

ですよ?


ほんと、駅伝ってのは、走ってみないと分からないものですな。


全日本大学駅伝振り返り

まずは、全体の結果。

10位までまとめてみました。
まずは全日本大学駅伝。

2025年 全日本大学駅伝結果

※選手名の横の「★」は、出雲駅伝も走った選手


優勝  駒澤大学
準優勝 中央大学
3位  青山学院大学
4位  國學院大學
5位  早稲田大学

と、「5強」と称されていた大学が、しっかり5位までに入ったという、

順当と言えば順当な結果だったわけですが。

出雲駅伝の結果からすると、國學院は、もっと上位になるかと思っておりました。



こちらが、出雲駅伝の結果。

2025年 出雲駅伝結果

※選手名の横の「★」は、全日本大学駅伝も走った選手




全日本大学駅伝は、区間配置がかなり難しくて、

なるべく1区(9.5km)、2区(11.1km)、3区(11.9km)に速い選手を配置して先頭集団でレースを展開することが駅伝の常とう手段でありながらも、

後半の7区(17.6km)、8区(19.7km)の距離が長く、8区は登り基調なので、7区、8区にも強い選手を置かなければならないという。

4区(11.8km)、5区(12.4km)、6区(12.8km)はつなぎの区間ではあるものの、ここでタイム差が付きすぎていると、

7区、8区での巻き返しが厳しくなる。

ということで、前半の3区間、後半の2区間の合計5人、強い選手を配置しておきたい。


と、上位争いをするためには、選手層の厚さが非常に重要で、

例年、駒澤大学が強いことも、このあたりに要因がある気がする。


駒澤大学振り返り 優勝

駒澤の優勝の立役者は、なんといっても5区で区間新記録を出した「伊藤 蒼唯選手」だと思いますが、

つなぎ区間の5区に伊藤選手を配置できたのは、

怪我から復帰した「佐藤 圭汰選手」が7区で出場できたから、だと思うんですよね。


でもまぁ、伊藤選手、12.4km走って、2位と1分25秒差の1位って、、、

凄まじいっすね。


小山ー谷中ー帰山ー安原ー伊藤ー村上ー佐藤ー山川

と、全員しっかり上位で走り切って、

2位の中央大学と2分の差をつけての優勝は、まさに王者の駅伝でした。


全日本大学駅伝を走った8人は、次の箱根駅伝でもしっかり計算できると思います。


中央大学振り返り 準優勝

エントリーした大学の10000mの平均タイムはこちらで。

中央大学   28分37秒34
國學院大學  28分48秒52
創価大学   28分55秒86
日本大学   28分56秒50
青山学院大学 28分57秒63

トラックでは最強な中央大学の下馬評は高く、期待も大きかったわけですが。

出雲駅伝では10位と揮わず。

ところが、全日本大学駅伝では、走るべき選手がしっかり走ってくれましたね。


2区の「吉居 駿恭選手」と、8区の「溜池 一太選手」は素晴らしかったと思います。

特に、溜池選手。

8区のタイムは、30年間破られることがなかった渡辺康幸の記録56分59秒に迫る、

57分03秒でしたからね。


箱根に向けては、1区の「本間 颯選手」と7区の「岡田 開成選手」が、

どこまでもってこれるか、にかかっている気がします。


青山学院大学振り返り 3位

青学は、なんといっても「黒田 朝日選手」でしたね。

7区、区間新記録の好走。

あの田沢廉選手の49分38秒の区間記録を7秒更新ですもんね。


マラソンの学生記録保持者(2時間06分05秒)の実力は、素晴らしかったです。


小河原選手、塩出選手が期待通りの走りをできたら、準優勝はできたと思います。


箱根に向けては、、、

青学は、本当に箱根だけは強いからなぁ。。。


國學院大學振り返り 4位

出雲駅伝で優勝した國學院大學。

10000mの平均タイムもエントリー大学の中で2番目の速さですし、

自分は、全日本大学駅伝も國學院が優勝だろうと思っていたんですが、、、

うーん、4位でしたか。。。


「野中 恒亨選手」「高山 豪起選手」は、しっかり仕上げてきている感じがしました。

「辻原 輝選手」「青木 瑠郁選手」の凡走が想定外だったのかと思います。


8区で「上原 琉翔選手」にタスキが渡る時点で、

2位の青学とは53秒差、

3位の中央とは29秒差で、

上原選手は、前半にペースを上げざるを得なかったですからね。


中央の溜池選手が青学の小河原選手を抜き、

上原選手も一度は、青学の小河原選手を抜いて3位に浮上したのに、

上原選手に横っ腹の差し込みがきてしまって、小河原選手にまくられての4位と。


距離が長くなるとなかなか勝ちきれない國學院。

箱根での優勝争いは、少々厳しい気がしました。


早稲田大学振り返り 5位

山口竣平選手、長屋匡起選手、佐々木哲選手の佐久長聖高校出身トリオが欠場し、

当初2区を走る予定だった「山口 智規選手」が当日変更で7区に変更。

それでも5位で走り切った今年の早稲田大学は、強くなっていると思います。


そして、8区の「工藤 慎作選手」は、渡辺康幸の記録56分59秒を上回る、

56分54秒の日本人最高記録で走りましたね。


1区のスペシャリスト「間瀬田 純平選手」も、区間同タイムの2位だったし、

スーパールーキーの「鈴木 琉胤選手」も、1年生ながら堂々の走りだったし、

吉倉ー小平ー宮岡のつなぎ区間も安定した走りだったし。

「堀野 正太選手」は、出雲駅伝のときもそうでしたが、もう少し粘って欲しかった。。。


箱根に向けては、佐久長聖高校出身トリオがしっかり走れる状態になれば、

上位入賞もいけるかと思います。



箱根駅伝 順位予想

まずは、過去5年間の学生三大駅伝の結果から。

各駅伝5位までを表にしてみました。

学生三大駅伝 結果


パッと見だと、

駒澤大学の全体的な強さ、

青学の箱根駅伝での強さ、

ここ最近の國學院、創価の躍進、

中央大学は強いのだけど、安定感がない感じ、

早稲田の復活、

と言ったところが見えてきますね。


次の箱根では、

粘りの根性での駅伝チーム:帝京大学

10000mタイム上位の実力者:創価大学

斉藤将也主将率いるダークホース:城西大学

あたりも十分上位を狙えるチームだとは思うのですが、

駒澤、青学、中央、國學院、早稲田の5強と比較すると、

少々戦力が落ちるかなと思います。

ただ、帝京、創価は、何かがハマれば、5強の一角を崩す可能性は十分ありますよね。


さて、ここからは、ただのお散歩おじさんの私が独断と偏見で、

次の箱根マラソンの順位を大胆予想してみたいと思います。

(ほんとは、11月9日の世田谷246ハーフの結果も見てからの方がいいのですが)


優勝 早稲田大学

■区間予想

間瀬田ー山口智ー鈴木琉ー山口竣ー工藤
山崎ー吉倉ー佐々木ー宮岡ー長屋


■コメント

願望100%の大胆予想です。

「2010年以来の強い早稲田を見たい」

そんな想いが、めちゃ強いんです。

ただ、山口竣がしっかり走れるようになれば、

往路優勝は間違いないかと考えています。

復路については、前回山下りで好走した山崎選手がいて、

吉倉ー佐々木ー宮岡ー長屋でなんとか逃げ切る作戦。

にしても、主力メンバーが2人欠場したら、大崩れしそうですが。。。


準優勝 駒澤大学

■区間予想

小山ー山川ー佐藤圭ー桑田ー坂口
伊藤ー谷中ー安原ー村上ー帰山


■コメント

山登りの5区を誰が走るのか?

が命運を分けそうな駒澤大学ですが、

圧倒的な層の厚さから、多くの方が優勝予想ではないかと思います。

山登り以外の区間は、どこの大学よりも盤石な布陣と思います。

復路なんか、付け入る隙なんかないですよね。

ただ、昨年は、7区の佐藤圭太選手の爆走がありましたが、

先日の全日本大学駅伝の佐藤選手の走りを見ていると、

そこまでの爆走はなさそうな気がしまして、

おそらく優勝なんだろうと思いながらも、

早稲田に優勝して欲しいがために準優勝予想です。


3位 中央大学

■区間予想

吉居ー溜池ー本間ー岡田ー田原
三宅ー七枝ー佐藤大ー柴田ー藤田


■コメント

山登り、山下りに誰を配置するかが、

最も難しいと思いました。

溜池選手を山登りに配置したいところですが、

そうなると2区、1区をどうするか。。。

山登りでタイム差がついてしまうが、

持ち前のトラックの走力から、復路で復活というシナリオ。

往路は4位だが、復路で巻き返して、

総合3位という予想です。


4位 青山学院大学

■区間予想

荒巻ー黒田ー小河原ー塩出ー黒田然
佐藤有ー飯田ー安島ー宇田川ー平松


■コメント

前回の箱根の主力メンバー(鶴川、太田、若林、野村、白石、田中)と、

区間賞を取りまくっていた選手がごっそり抜けてしまい、

明かな戦力ダウンの青学。

黒田選手の力は絶大だとしても、10区間を上位で走り切るには不安が多いと思いました。

区間配置もものすごい悩みますね。。。

全日本大学駅伝で凡走した塩出選手は、箱根では爆走すると期待して、

また、原監督の箱根駅伝に向けたマネジメントは最強だと期待して、

4位の予想とさせていただきました。


5位 國學院大學

■区間予想

青木ー上原ー野中ー辻原ー飯國
後村ー尾熊ー高山ー吉田蔵ー浅野


■コメント

國學院の区間予想は、外れまくるだろうな、、、

区間予想、一番難しかったですね。

山区間での不安。

距離が長くなることによる不安。

この2点が、5位に予想させていただいた理由です。

國學院の選手、みなさんめちゃくちゃ強いんですよね。

どの選手も安定した記録で走れそうで。

ただ、距離が長くなることで思うような記録がでなさそうな感じがします。


総合順位予想

ということで、まとめると、以下の通りです。

優勝: 早稲田大学
準優勝:駒澤大学
3位: 中央大学
4位: 青山学院大学
5位: 國學院大學

ここに絡んでくる大学としては、

帝京大学と創価大学かなと思っています。



~~~~~



さて、出雲駅伝、全日本大学駅伝、と学生の皆さんの走りで、

ものすっごく楽しませていただいたところで、

次の箱根に向けても、本当に楽しみでしかたがないところです。


これから2か月の各大学の皆さんの頑張りと調整に期待して、

ワクワクしながら箱根駅伝を迎えたいと思います。

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