先日の「三浦半島侵攻作戦」の日のことだ。
杉田駅で、おーさんと待ち合わせをしていた。
おーさんは、サブ3ランナーで、自転車にも乗るし、サーフィンもやる。
一説には、超絶ランナーのうっちーさんの彼氏だという噂もある。
毎日のように懸垂や腕立て伏せなどの筋トレを欠かさずやっている。
俺の中では、なりたい体ランキングの13本の指くらいには入っている。
そんなおーさんは、ここ最近、ヨガにも目覚めており、
「太陽礼拝」
のことをサンスクリット語で、ツイートしていた。
「スーリヤナマスカーラ」が、「太陽礼拝」のことを指す。
きのうの補強
— おー (@oosan4572) October 22, 2019
懸垂7回×3.、腕立て50回×3、スーリヤナマスカーラA×3 B×2
先日のアスリートヨガ道場のときも、ヨガインストラクター張りの表情でヨガに取り組んでいた。
左側に顔だけが写っているのがおーさんだ。
杉田駅で待ち合わせした日、そんなおーさんと話をしているときに、「毛」の話になった。
「おーさん、脚の毛、ないですよね。剃ってます?」
「あー、剃ってますよ。自転車やる人は、剃っている人多いんじゃないですかね。」
「毎日お手入れしてるんですか?」
「そうですね。風呂入ったときの日課になってますね。」
「へぇ。なんか大変っすね。自転車、速くなるんですか?」
「自転車は、100kmくらい時速40kmとかで走って、数秒変わるくらいって言われてますよ。」
「だから、タイムはほぼ関係ないっすね。笑」
「じゃぁ、なんで剃ってるんですか?」
「なんでだろう。自転車乗っている人は、結構普通に剃ってるんじゃないですかねぇ。。。」
そんな話をしながら、俺は、おーさんの「わき毛」を見た。
うすい。
脚の毛がなくて、わき毛も薄く、筋肉ムキムキなおーさんが、なんだかカッコよく見えた。
一方、俺は、結構「わき毛」が濃い。
そして、「ギャランドゥ」もある。
脚や腕の毛、ヒゲも薄いのに、「ワキ」、「ギャランドゥ」、「ちん」の毛は濃い。
その話を隣で聞いていたカナ先生は、
「全力ちゃんも剃ったらええやん。」
と。
俺は、その日以降、ずっと頭の中をその言葉がこだましていた。
「剃ったらええやん。」
「剃ったらえいやん。」
「剃ったらええやん。」
。。。
この言葉にうなされて、眠れない夜を数えた。
そして、俺は心を決めた。
「剃ろう」
でも、脚の毛を剃るには、相当な勇気がある。
カミソリに肌が負けて、血だらけになる危険性をはらんでいる。
わき毛は、おーさんも剃ってなかったし、わき毛を綺麗に剃る自信がなかった。
よし。
「ギャランドゥ」だ。
去年の夏の俺のお腹周りは、あまりにもだらしない。
最近の筋トレの成果もあり、この時よりは、お腹はへこんできている。
ギャランドゥを剃ることで、より魅力的な腹筋へと変貌を遂げることができるかもしれない。
すっきりとしたお腹になることで、いつでも上半身裸になれるぞ。
ふふふ。
そして、奥さんと娘たちがおでかけして、俺一人で家にいるという、絶好のチャンスが訪れた。
その日、俺はお風呂に入って、丁寧に石鹸を泡立て、カミソリで、ギャランドゥに刃をあてたのだ。
「すごい剃れるぞ」
そして、俺は夢中になって剃った。
チクチクがなくなるまで、無心に剃った。
*****
風呂からあがって、しばらくしてから、へそ周りを見る。
縦方向に無数の傷がついていた。
俺のお腹の皮膚、完全にカミソリ負けしたようだ。
俺は数日間、へそ周りに縦方向のカサブタができていた。
俺がギャランドゥを剃ってから10日ほど経っただろうか。
チクチクの毛が、生えてきている。
でも、カミソリが怖い。
だから、ピンセットでチクチクの毛を抜いている。
でも、抜きすぎると、ちっちゃい赤い血豆ができるし、へそ周りが赤くなる。
水戸のフルマラソンを走りきったあと、周囲に綺麗な腹筋を見せられるとワクワクしていたが、
今の状態では、微妙にチクチクの毛が生えているし、ピンセットで抜いたら血豆ができてしまう。
くそう。
そんなことを思いながら、俺はピンセットで、チクチクの毛を抜きながらこのブログを書いているのだった。
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