3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

ガリガリ亡者。~未来の自分へ~

未来の自分へ。



マラソンのタイムを1分でも2分でも縮めることが、あなたにとって、そんなに重要なのか。

誰かと一緒に走れること、苦しいことや楽しいことを共有できる友達や家族。

それらこそが最も重要で、タイムを縮めることは、二の次なんじゃないかな。

友達や家族をないがしろにして得られる1分、2分にどれだけの意味があるのだろうか。



ガリガリ亡者。



漢字で書くと、

「我利我利亡者」

仏教の言葉だ。


自分のことばかり、自分の利益のことばかり考えている人のこと。

自分の利益になる人とは付き合うけれど、そうじゃない人は、はいさよなら。

そんな人になると、何かを得ることはできるかもしれないけれど、気付いたころには、ひとりぼっちになっているという、教訓がある。



2020年。

あなたは、ガリガリになって、本当に大事なものを失ったり、失いかけたりしたことを忘れたの?


いや、昨年だけじゃない。

これまで、我利を追求しすぎて、失ったものが、あったんじゃないか?


「いいね」の数やアクセス数やコメントの数のような、無機質な繋がりにとらわれて、何かを見失ったりしていないか?



あなたをはじめ、人間は所詮は自己中心的な生き物だ。


でも、自分のことばかりで、ほかの大事な人の気持ちを理解しようとしないと、寂しいことになるんだよ。


「ブレないこと」で、何かを見失って、大事なものを失っていくこともあるんだよ。


でも、今のまま、ブレずに進み続けることでしか得られないものも、あるかもしれないね。


ならば、我利我利亡者で行けばいいさ。




2021年は、自分以上に他の人の幸せを考えて過ごしていこうよ。


自分にとって大事な人の幸せは、たぶん自分自身の幸せにつながるから。



「あなたは、今、人生を、走ることを、心から楽しめていますか?」


一度、冷静になって、俯瞰的に自分を見てみようよ。





さてと。
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