新型コロナウイルスの影響で、東京マラソンをはじめ、多くのマラソン・トレイルランニングの大会が中止になってしまった。
11月開催のつくばマラソンの中止も決まっているほか、
12月開催の湘南国際マラソンも5月時点での募集を取りやめ、協議・検討中とのことだ。
年内の大会開催は、厳しそうな雰囲気だ。
夏の甲子園、インターハイなど、学生の競技大会が中止になっているくらいの状況だ。
その大会を目指して日々練習してきた子ども達の気持ちも思うと、、、
何も言葉にできない。
新型コロナウイルスのワクチンと治療薬が、一刻も早く完成することを願うばかりだ。
ただ、新型コロナウイルス以前の多くの風邪の原因である、「元祖コロナウイルス」について、
「コロナウイルスのワクチンを作れたらノーベル賞級だ。」
と聞いたことがある。
新型コロナウイルスには、すでに複数のタイプが存在しているとも言う。
新型コロナウイルスのワクチン完成は、ノーベル賞級に難しいのかもしれない。
*****
5月14日。
日本スポーツ協会が、
を公開した。
コロナ禍の中、スポーツのイベントを開催するにあたってのチェックリストなどがまとまっている。
※「スポーツイベント開催・実施時の感染防止策チェックリスト」より
スポーツイベントの開催に対して、「日本スポーツ協会」がどれほどの効力を発揮しているのか、俺には想像もつかない。
想像もつかないが、「再開に向けた一つの指標」にはなると思う。
では、日本スポーツ協会が発表したガイドラインを読んで、マラソンやトレイルランの大会が開催されるのかどうか、考えてみたいと思う。
まず、都道府県単位で、3つの区域に分けて、ガイドラインが示されている。
・特定警戒都道府県
・特定警戒都道府県以外の特定都道府県
・緊急事態宣言の対象区域外
その上で、
「都道府県知事の方針に反しないことを前提」としている。
大規模なイベントが開催されるには、緊急事態宣言が解除される必要があることは、間違いなさそうだ。
その上で、以下のようなガイドラインが提示されている。
・他の参加者、主催者スタッフ等との距離(できるだけ2m以上)を確保すること(障がい者の誘導や介助を行う場合を除く)
・イベント中に大きな声で会話、応援等をしないこと
・位置取り:走る・歩くイベントにおいては、前の人の呼気の影響を避けるため、可能であれば前後一直線に並ぶのではなく、並走する、あるいは斜め後方に位置取ること
※これらは、ガイドラインの一部です。
「これ、マラソン大会できなくないっすか?」
って思った。
「距離(できるだけ2m以上)を確保する」って書いてあるが、
マラソンやトレイルランのスタート時や更衣室とかでのお着替えや会場までの道中。
2mの間隔を開けようと思ったら、参加人数を相当数減らす必要がありそうだ。
「大きな声で会話、応援等をしないこと」って書いてあるけど、
これは、沿道での応援は、無理っぽいですよね。
「並走する、あるいは斜め後方に位置取ること」ってさ、
いやいや。
マラソン走っているとき、そんなの気にしてられないよね。
参加者の距離を確保するための参加者減は、主催者にとっては、赤字覚悟で主催することになってしまうかもしれない。
少なくとも自分は、このガイドラインを読んで、自分が主催者だった場合は、「大会を開催しない」という判断になってしまうと感じた。
このガイドラインが効力を発揮するものであるならば、新型コロナウイルスの脅威がなくならない限り、大会の開催は難しいのだろうと思った。
ランニングのイベントに限らず、様々なスポーツイベントの開催が困難だと思う。
マラソンやトレイルランの大会には、普段のランや練習会なんかとは、全く違った楽しみがある。
その楽しみのために、普段のランを継続しているという節もある。
普通に集まって走って、大会でワイワイして、打ち上げでヘベレケになって。
人間の英知を結集して、新型コロナウイルスのワクチンを完成させて、以前のような人間らしい生活を取り戻せるようにして欲しい。
早く、みんなと一緒に走ったり、飲んだりしたい。
「新しい生活様式」なんか、まったく人間らしくない。
いつの日か、前と同じような楽しい毎日が来て欲しい。
戻りたい。あの頃に。
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