大学受験が終わって、大学デビューを果たした、
1996年。
あの伝説のドラマが放送された。
「ロングバケーション」
だ。
山口智子(南)と、キムタク(瀬名)の織りなす最強の恋愛ドラマ。
「月曜日の9時には、街からOLが消える。」
とまで言われた大ヒットドラマだ。
当時、大学生になって、新しい生活が始まり「しゃかりきコロンブス」だった俺は、
「ちっ。なんだよ。」
「どいつもこいつも『キムタク、キムタク』って。」
と思いながらも、しっかり月曜日の夜9時にはテレビの前に着席していた。
そして、飲み会の席でなんかは、
「俺と一緒にトイレに行こう。」
「『はい』って言わないと、ちゅーするよ。」
とか言ったりなんかして、超絶調子をぶっこいたりしていた。
※「トイレ」は、ドラマでは「ボストン」だった。
*****
で、
そう言えば、ロンバケで、良いセリフ、あったよな。
って何となく思い出して調べてみた。
そうだ。
これだ。
瀬名が南に言った言葉。
結婚式当日に結婚が破たんし、住むところがなくなり、モデルの仕事も減ってしまい。
そんな極度のスランプ状態におちいっていた南に対して、瀬名は、
「長~いお休み。俺さ、いつも走る必要ないと思うんだよね。」
「何をやってもうまくいかないときは、神様がくれた長いお休みだと思って。」
「無理に走らない。焦らない。頑張らない。自然に身をゆだねる。」
と。
いい。
すごくいい。
でも、多くの人には、
絶対に休めないことや、
どうしても休めないタイミング、
があるんじゃないだろうか。
だから、やらなければならないことを優先して。
お休みできることはお休みして。
しばらくは、自然に身をゆだねて。
おだやかに。
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