フルマラソン。
自分は、どのくらいのタイムでゴールできるのだろうか。
練習では走ったことがない未知の距離、42.195km。
目標とするタイムをクリアするために、どれだけの練習の距離を踏めば良いのだろうか。
市民ランナーであれば、一度はそんなことを考えたことがあると思う。
走った距離がすべてではない。
走った内容が重要だ。
なんてことも考える。
でも、気になっちゃう。
どのくらいの距離を走れば、サブ4、サブ3.5、サブ3を達成できるのか。
その目安が分かる、調査結果がある。
男性市民ランナー288,475人、女性市民ランナー76,071人、合計364,546人のアンケート結果だ。
統計データとしては、十分な人数のデータ。
アールビーズスポーツ財団の「ランニングデータ2017」の市民ランナーのアンケート結果だ。
※本エントリーの調査結果は、アールビーズスポーツ財団の「ランニングデータ2017」に基づくものです。
2016年度フルマラソン男女別タイム分布
調査結果に、2016年度のフルマラソンゴールタイムの男女別タイム分布が掲載されている。
こちらの結果を表にしたものがこちらだ。
男性の場合は、
上位66%が、サブ5。
上位29%が、サブ4。
上位12%が、サブ3.5。
上位3%が、サブ3。
女性の場合は、
上位47%が、サブ5。
上位12%が、サブ4。
上位3%が、サブ3.5。
全体としては、こちらの表のとおりだ。
市民ランナーとしての大きな目標である「サブ4」は、全体の25%が達成している狭き門であることが分かる。
さらに、俺が今シーズンの目標としているサブ3.5は、全体の約10%が達成していることが分かる。
市民ランナーの月間走行距離
市民ランナー全体の月間走行距離は、どのような分布なのだろうか。
その調査結果も掲載されていた。
「月間走行距離が長い方が、フルマラソンのゴールタイムが速い」という少々乱暴な仮説を立てたとして、
ゴールタイムの分布と月間走行距離を比較した表は、こちらだ。
上位25%が達成しているサブ4。
月間走行距離が150km以上の市民ランナーは、全体の約34%。
走行距離が長いランナーの方が、フルマラソンのゴールタイムが速いと仮定すると、月間走行距離が150kmを超えているランナーの多くがサブ4を達成していると考えられる。
この仮説は、年齢や、性別による走力の差を考慮していないので、あくまで大まかな目安に過ぎないが。
同じ距離を踏んだとしても、女性よりも男性の方が速く走れる可能性が高そうだし、
年齢が若い方が速く走れる可能性が高そうだが、
そのような条件は、全く排除して、フルマラソンのタイムと月間走行距離とを比較している。
また、俺が目標としているサブ3.5の目安の月間走行距離は、250kmとなりそうだ。
そして、サブ3であれば、目安の月間走行距離は、350kmとなりそうだ。
自分自身、今までお会いしたランナーの皆さんは、走行距離が長い方が総じてフルマラソンのタイムも速く、乱暴ではあるものの、「月間走行距離が長い = フルマラソンのタイムが速い」は、大きく間違ってはないと思う。
まとめると、フルマラソンゴールタイムと目安となる月間走行距離は、
サブ4:150km以上
サブ3.5:250km以上
サブ3:350km以上
となる。
目安となる距離よりも短い月間走行距離で、目標タイムをクリアできているのであれば、
・非常に効率の良い練習ができている
・もともと長距離走の適性が高い
可能性がある。
また、目安となる距離よりも長く走っているにも関わらず、目標タイムをクリアできていないのであれば、
練習内容を見直してみる必要があるかもしれない。
横浜の全力中年の月間走行距離推移
ちなみに、昨年の11月頃から、タイムを追い求めて走り始めた俺の月間走行距離の推移と、レース結果をまとめてみた。
2017年12月の湘南国際マラソンが、初のフルマラソンだった。
月間走行距離は、100km前後で推移しており、サブ3.5を目指している市民ランナーとしては、走行距離としては、貧弱と言わざるを得ない。
来週、人生3度目のフルマラソン、横浜マラソンが控えているのだが、フルマラソンを走り切れるのか、正直不安しかない。
でもね、やってやるんですよ。
練習で走った距離は、ほんと大事ですよ。
「レースは、(練習の)トレース。」ですから。
※岩本能史さんのお言葉
でもね、フルマラソンは、最後は気持ちの勝負なんですよ。
充分な準備ができてたとしても、最後は気持ち。
今回、調査結果をまとめたことで、「俺ごときの走行距離では、サブ3.5は無理」ということが、分かってしまったけれども、、、
絶対に負けない気持ちで目標のタイムをクリアしてやるぞ。
いつもありがとうございます!
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