数日前の話だ。
夕方頃。
リビングにいると、家の外で、何やら怒号が聞こえた。
「なんだなんだ?」
と、カーテンの隙間から外を見てみると、ひとりのおじいさんに絡んでいる、見るからにヤバい感じの若者が3人。
どうやら、そのおじいさんにイチャモンを付けているようだ。
すると、隣の家の方も窓から見ていたのだろうか。
そのヤバい3人が、
「おうおうおう!!」
みたいに大声を出しながら、お隣さんの庭先にズカズカと入っていた。
あれ?お隣さんの庭、こんな形だったっけ?
と、なんだか呑気なことを思ったりしたが、そんな場合ではない。
「これは、まじでヤバいことになってきたぞ。」
iPadやスマホをいじっている娘たちの、奥さんの、そして自分自身の身の危険を感じ、まずは、娘たちと奥さんに2階の寝室に隠れているように言った。
娘たちは、
「何があったの?」
と窓に近づいてきた。
「こっちに来ちゃダメだ!」
その時、どこから持ってきたのだろうか。
そのヤバい3人は、金属バットやら、ツルハシのようなものを持って、お隣さんの庭先で、大声を出していた。
「ヤバいヤバいヤバいヤバい!!」
娘たちを寝室に連れていく。
普段よりも寝室までが遠く感じる。
動機が恐ろしく激しくなってきた。
すると、外から、
「ガシャ!ドカン!」
と何かが壊れたような音。
窓からのぞくと、
ヤバい3人が、お隣さんの物置小屋を壊し始めて、家の外壁も、車も、叩きのめしている。
「これ、死ぬかも。」
そう感じた。
「あ、そうだ!警察に電話だ!」
ヤバい奴らを見かけてから、ここまでほんの数分。
もっと早くに警察に電話しておけば、、、と思いながら、警察に電話する。
「あ、警察ですか?うちが、うちが、ヤバいんです!変な若者がツルハシとか持って、隣の家を壊しているんです!うちもやられてしまいそうです!!」
「すぐに助けに来てください!うちの住所は、、、」
あれ?あれ?住所を思い出せない。
必死に、うちの住所を思い出す。
あ、そうだ、うちの住所は、、
「横浜市、、、」
住所を読み上げている自分の声が耳に入り、
俺は夢から醒めた。
「あぁ、夢だったのか。」
「良かった。」
凄い心拍数が高い。
そして、じっとりと汗をかいていた。
夜中の2時半。
そこから眠れなくなってしまった。
*****
あくる日、その日見た夢を、「夢占い」で調べてみた。
色々な占いがある「PICORA」というホームページ。
picora.net
ここに、「家を壊された夢」を見た時の夢占いがあった。
家が壊される夢
自分が誰かから傷つけられるかもしれないという警告になります。
主体的に壊すのではなく、壊されると受動的な立場から、望まないところで何かが終わらされるということを示しています。
周りを取り巻く環境や人との関係で、問題が起こるかもしれません。
単純に邪魔や妨害を受けたり、大事な何かを失ったり、あるいはあなたを陥れようと悪意を持って誰かが近づいてくることもあるでしょう。
そのため対応措置を考えておくことが必要です。
また意外にコミュニケーション不足や思いの行き違いで、問題が発生することもあるので、日頃からコミュニケーションを良くとっておくことも必要になるでしょう。
とにかくあなたのこれからが変わるターニングポイントになる夢でしょう。
・・・
これ、良くない感じじゃないか・・・
もう一度、夢を思い出す。
そう言えば、まだ自分の家は壊されていなかった。
壊されそうになったけど、警察に電話したんだ。
「まずいことが起こりそうな前兆を感じているけど、自分の力で何とかしようとしている」
ってことなのかもしれない。
いや、俺よ。
「そんなに追い込まれているのか?」
「少しは、気楽に生きて行こうよ。」
「色々、あるさ。気にすんな。」
少しずつ、前へ。
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