3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

これまで、ありがとう。

君は、いつでも僕の近くにいてくれた。

僕が特に何の用事もなかったとしても、ずっと近くにいて、そっと僕のことを見守ってくれていた。


君と出会ったのは、いつのことだったっけ。


多くの人の中に君を見つけた時、

その美しさ、その雰囲気、その全てに一目惚れしてしまったのかもしれない。



あの時から、ずっと一緒だったね。



僕がカーっと熱くなってしまったときには、

「よしよし」

って感じで、僕の火照った頭と体を癒してくれた。


孤独に震えるほど寒さを感じたときにも、

「さぁ、おいで」

と、周辺の凍てつく空気とともに、すべてをあたためてくれた。



僕が全裸になってダンスをしていたときも、いつもと変わらず、楽しそうにしてくれていたね。

そのときは、君も最高の笑顔をしてくれていたような気がするよ。



いつも、僕の期待に応えてくれて、本当に最高のパートナーだと思っていた。

ずっとずっと信頼できる関係でいられると思っていたよ。



でも、いつからだろう。

君は、僕から話しかけても、表情が変わらなくなっていたよね。

表情が薄くなったっていうか。


あれは、なんでだったのかな。


以前は、僕を癒してくれていたその空気も、心なしか集中していないというか、散漫な感じがしてきたんだよ。



いつか、元通りになってくれるんじゃないか、って期待していた僕がバカだったんだよね。




そして、君は、うんともすんとも言わなくなってしまった。


押しても、引いても、叩いても、優しく優しくさすっても。


何も言わなくなってしまったよ。



だから、さよならだね。



あれだけ一緒にいて、ずっと一緒だと思えていたのに。

本当に残念だな。



お別れする君のこと、写真に撮ることも忘れちゃったな。


お別れするのに写真を撮るなんて、ナンセンスだしね。




どうせ、いずれ忘れてしまうから。




さようなら。

そして、

これまで、ありがとう。





僕は、新たなパートナーを見つけたんだ。



こんなことを君に言う必要なんて、全くないと思うんだけど、聞いてくれよ。


今度の新しいパートナーは、君よりもずっと美しいんだ。


君のことよりも、ずっとずっと、もっともっと好きになれるんじゃないかな。


強がりじゃないよ。





だって、すっごく高機能な最新型を買ったんだもん。
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エアコンについているディスプレイの表示も全然見えなくなっていたし、そろそろかなぁと思っていたんだよね。


エアコンが突然、うんともすんとも言わなくなって、1週間。


最新型のエアコン、取り付け完了。



家族みんな、震えながら過ごしてきたけど、これからまた、暖かいリビングになりそうだ。





さてと。
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