ゴールデンウィーク明けの日曜日に開催される「成木の森トレイルラン」。
その試走に行ってきたので、しっかりコースレポートを行いたいと思う。
成木の森トレイルランのコースの素晴らしさ、そして地元の方との触れ合い。
ぜひ皆さんにも立ち寄っていただき、走って頂きたいと思った。
アクセスと駐車場
成木の森トレイルランのスタート地点は、「成木の家」だ。
ゴール地点は、「中島製材所」。
成木の家の中島製材所は、100m弱ほど離れている。
成木の森トレイルランの直前には、横断幕が貼られているので、それが中島製材所の目印だ。
試走やファンランに訪れるなら、車で来るのが良いと思う。
ただし、近隣には駐車場と言う駐車場はない。
今回は、成木の森トレイルランの主催者である「KFCトライアスロンクラブ」に問い合わせて、車をどこに停めれば良いか聞いてみた。
すると、
「ゴール地点の中島さんのご自宅のお庭に停めて下さい」
とのこと。
KFCの大西さんが丁寧にご対応いただき、中島さんにも事前にご連絡していただけたようだった。
試走当日、早朝7時前に到着したにも関わらず、中島さんの奥様にご挨拶させていただき、車を停めさせていただけた。
本当にありがとうございました。
連絡するのがおっくうな場合は、「成木の家」の隣から高水山へ入山できる車道(成木の森トレイルランのコース上)があり、その車道の中腹に5台ほど車を停められるスペースがあったので、そちらを利用しても良いかと思う。
成木の森トレイルランコースガイド
成木の森トレイルランのコースは、16.3km、累計標高差は1,021m。
latlonglab.yahoo.co.jp
ゴール予想タイムは、こちらのエントリーを参照頂きたい。
www.all-out-running.com
今回は、試走ということで、途中で写真を撮ったり、ルートを確かめながら休み休み走ったので、タイムはあまり参考にならないかもしれない。
ちなみに、俺の走力は、フルマラソンでサブ3.5相当だ。
コース全体
成木の森トレイルランのコースは、公式HPによると、
成木の家【Start】→
なちゃぎり林道→
高水山常福院→
高水山山頂(標高735m)→
岩茸石山山頂(標高793m)→
黒山山頂(標高842m)→
権次入峠→
棒ノ嶺(標高969m)→
権次入峠→
黒山山頂→
小沢峠→
畑道→
中島製材所【Goal】
ということだ。
レースの際に、特に意識をした方が良い地点は、
・高水山常福院
・岩茸石山山頂
・黒山山頂
・棒ノ峰
だ。
今回の試走のタイムは、3時間26分。
途中、迷ってコースロストしてしまったり、ゆっくり写真を撮ったりしたので、コースロスト分の15分程度は差し引いて考えて良いかと思う。
また、途中も休み休み走ったので、しっかり走れば、俺の走力で2時間台で走ることは、あまり無理がないと思う。
コース全体のタイムは、こちらだ。
こちらの図に、成木の森トレイルランのコースのほぼすべての情報が詰まっていると思う。
スタートから高水山
距離:4.3km
標高差:430m
スタート地点は、「成木の家」だ。
車を停めた「中島製材所」から100m弱ほど移動したところにある。
スタートから高水山までは、ひたすら登りだ。
約430mほど登る。
コースは、車道。
4.3km程度で430mほど登るので、勾配は10%程度。
なかなかの傾斜が続く。
この林道の途中、カモシカらしき動物がいて、かなりビビった。
ちなみに高水山までに出会った人はゼロ、動物1匹だった。
林道から高水山常福院に入るところには、こんな看板があるので、見逃さないように。
この林道の登りで、歩かずにどれだけ走れるか、ここが結構重要だ。
成木の森トレイルランのコースは、全体的に狭いところが多く、抜かすことは難しいと感じた。
最初の登りで頑張って、なるべく走力が近いランナーと一緒に走ることが大事だ。
この区間で47分かかっているが、おそらく40分程度で走り切れるかと思う。
高水山から岩茸石山
距離:1.7km
標高差:58m
高水山常福院の入り口は、多くの方の撮影スポットにもなっているこちらの場所。
こちらの高水山常福院の敷地内で、360度カメラでしっかり撮影。
Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
高水山常福院の敷地内には、トイレもあるし、登り続けて疲れた体を少し休めても良いかもしれない。
ここから、本格的なトレイルに入ることになる。
ここからのトレイルは、こんな感じ。
ここまでロードや砂利道だったので、フカフカのトレイルが気持ちよく感じる。
この区間は、コースは狭いものの、岩茸石山のふもとまで、比較的走りやすいトレイルが続く。
ただし、岩茸石山のふもとから岩茸石山の山頂までの登りは、過酷だ。
こんな感じの岩が突如現れて、急斜面になる。
この登りは少々キツいが、山頂からの景色が絶景なので、その絶景を見るためにも頑張って欲しい。
この区間、試走では20分かかっているが、途中コース間違いで3分ほどロスしている。
途中途中休んだこともあり、おそらく15分程度で走れたのではないだろうか。
岩茸石山から黒山
距離:3.1km
標高差:49m
岩茸石山の山頂からの景色は、まさに絶景。
トレイルランの醍醐味でもある。
地元の方によると、空気が澄んでいれば、東京スカイツリーが見えることもあるらしい。
まじで絶景。
360度カメラの画像はこちら。
Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
ここは、しっかり足を止めて、是非とも写真撮影していただきたい。
そして、ここから黒山までが本当に長い。
岩茸石山から黒山までのコースが、成木の森トレイルランのもっとも過酷な区間だと思う。
細かいアップダウンが多く、黒山までが遠く感じる。
登ったと思ったら下り。
下ったと思ったら登り。
ときおり見える黒山の頂上までが、本当に遠い。
なので、途中でこんか感じで遊んだりもした。
この区間、1時間8分かかっているが、コースロストしたことやゆっくり走ったこともあり、おそらく45分くらいで走り切れたかと思う。
黒山から棒ノ峰
距離:1.2km
標高差:127m
ここまでキツいコースを走って、黒山の山頂を目指してきたが、黒山山頂は、あっさりした感じだ。
ちょっとしたベンチがあるものの、景観が美しいわけでもない。
こんな看板があるだけだ。
ここから棒ノ峰まで、行って来いするわけだ。
1.2kmで標高差127m。
かなり気合を入れて走り始めた。
かなりキツいのかと思っていたが、そうでもなかった。
黒山から権次入峠(ちょっとした休憩所)までは、少々登りにくいコースがあったものの、権次入峠から棒ノ峰までは、標高差の割にはだいぶ楽だった。
というのも、木の根っこが良い感じで階段のようになっており、傾斜も思ったほどではなかった。
木の根っこが良い感じだ。
なお、試走などをすると、黒山から棒ノ峰にかけては、登山を楽しんでいる方が多くなる。
スタートから高水山、黒山にかけてはほとんど人がいなかったが、ここから先は、人が多くなるので、すれ違う際には、しっかり挨拶、そして速度を緩めることを怠らないようにしていただきたい。
また、黒山から棒ノ峰までの
登り:17分
下り:13分
ここは、しっかり走ったので、レースでもほぼほぼこの通りのタイムになると思う。
棒ノ峰からゴール
距離:4.9km
標高差:‐662m
棒ノ峰の頂上は、休憩スペースなどもあり、景観も良く、観光地のような感じだ。
試走をした日も、かなり多くの人がいらっしゃった。
360度カメラの画像はこちら。
Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA
ここからは、下り。
木の根っこが階段のようになっている気持ちいい下りを進み、
黒山までの少しキツい登り、
黒山から先は、
走りやすいトレイル、
小石が多いトレイル、
トゲトゲの木が生えている激狭いトレイル、
など様々なトレイルをひたすら下る。
あまりに気持ちいいトレイルコースなので、「あっ」という間に終わってしまう。
ロードに出た後は、階段を下って、民家の敷地のようなところを進んで、芝生のコースに入る。
ロードに出てからゴールまでは、約1kmほどだ。
ただ、この芝生のコースがちょっとキツい。
そこそこの登りだ。
ゴール手前は、心の準備をしておいた方が良い。
黒山からゴールまで、41分かかっているが、おそらく35分ほどで走れたかと思う。
ゴール後は、こんな感じのジャンプをしてしまうくらいの気持ちよさ。
成木の森トレイルランのコースは、道中の景色も良く、気持ち良いトレイルもあり、テクニカルなトレイルもあり、非常に魅力的だと思った。
うん。
来週のレースも楽しみだけど、また練習を兼ねて走りに来たいと思えるコースだ。
あらためてタイム予想
今回の試走では、3時間26分。
コースロスト、ゆっくり走ったなどを考慮すると、
区間:予想タイム(試走タイム)
スタートから高水山:40分(47分)
40分
高水山から岩茸石山:15分(20分)
55分
岩茸石山から黒山:45分(68分)
1時間40分
黒山から棒ノ峰:17分(17分)
1時間57分
棒ノ峰から黒山:13分(13分)
2時間10分
黒山からゴール:35分(41分)
2時間45分
全体タイム:2時間45分(3時間26分)
このあたりが、サブ3.5ランナーが、普通のテンションで走ってゴールできるタイムだと思う。
しっかり調整して、気合入れて頑張れば、2時間30分を切れるかなぁと思う。
成木の家と中島さんとの出会い
ゴールして、中島製材所に停めさせていただいた車に戻りお着替え。
洗濯物を干していた中島さんの奥様に、無事に帰還したことを報告し、お礼を伝えた。
そして、「成木の家」に立ち寄ってみた。
成木の家の詳細については、以下の記事を参照ください。
プロジェクト成木の家
成木の家には、おじさんがいらっしゃった。
おじさんとしばし談笑。
どうやら、この日、トレイルランナーの「宮地藤雄さん」も試走に来ていたとのこと。
www.fujiomiyachi.jp
成木の家には、ちょっとした食べ物や飲み物も置いてあり、シャワーまで浴びれてしまう休憩所だ。
お名前をお聞きしなかったが、おそらくお話しさせて頂いたのは、中島製材所の中島さん。
試走のために駐車させて頂き、走った後に談笑していただき、本当にありがとうございました。
トレイルランと言うスポーツを通じて、こんな素敵な地元の方との触れ合いがあるということが、なんだか嬉しかったです。
また走りに来ます!!
走った後には、ラーメン専門店「小川」
走った後、以前から気になっていた、トレイルランナーが所属しているラーメン屋、
ラーメン専門店「小川」
www.ra-menogawa.com
に行ってみた。
「小川」は、ラーメンの味によって、いくつかの店舗がある。
今回は、「小川流」という濃厚煮干し醤油ラーメンの店舗@二本松店に行ってみた。
濃厚煮干しラーメン+煮たまご+のりトッピング。
中太麺に絶妙に絡む、煮干しスープ。
トロトロに柔らかいチャーシュー。
煮卵の味付けも甘くて素敵だ。
トレイルランで疲れた体に染み渡るうま味。
最高にうまかったぜっ!!
さいごに
成木の家から棒ノ峰まで登り、帰ってくるコース。
途中の岩茸石山からの絶景。
もちろん頂上の棒ノ峰からも絶景。
テクニカルなトレイルコースで、人にあまり侵されていない自然あふれるコース。
「成木の家」という休憩スポットを自ら作った中島さん。
そして見知らぬ俺に優しく駐車までさせて下さった中島さん。
試走のための問い合わせに、ご丁寧に対応いただけたKFCの大西さん。
トレイルランナーが多く所属するラーメン小川の美味しさ。
すべてが最高にかみ合った、最高の一日になった。
こんな素敵な経験を多くの方にして頂きたいと思った。
このブログを読んで、共感して頂ける方が出て、「成木の森トレイルラン」、そして「成木の家」が少しでも賑わうことを願って。
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