【エピソード2】
「参加する理由と参加しない理由」
先日、仕事の仲間と昼飯を一緒に食べる機会があって、その場で話してみた。
「僕、小学校のPTA会長をやることになったんですよ。」
と。
どんな感じの反応をするんだろうか。
そんな興味のもと、聞いてみた。
独身男性3人は、あまりピンと来ていなさそうだった。
「そういうのって、『ザマス』な奥様がやっていると思っていました。」
お子さんがいらっしゃる男性2人は、
「それは、なんか大変そうですね。」
と言いながら、何とも言えない苦笑いというか、凝りを感じるような引きつった感じの笑みで。
これまで自分が相談してきた、親じ会の面々の反応と、一般の感覚とのギャップを痛感した。
たぶん、ここで話をした男性は、そもそもPTA活動がどんなものか良く分かっていないし、
興味もないのだろう。
なんとなくのイメージがあるくらいなんだ。
お子さんのいらっしゃる奥様方であれば、おそらく、PTAの委員、町内会のお手伝いなどの経験がある方が多いのではないだろうか。
なんとなく順番で回ってきてしまったから。
1回はやらないといけないルールだから。
そんな理由で。
でも、PTA本部の役員となると、どうだろう。
あまりやりたいとは思わないんじゃないだろうか。
自分がPTA会長をやるにあたり、こういった精神的な壁と言うか、偏見と言うか、先入観と言うか、このあたりをうまいこと変えていけたらいいな、なんてことを思った。
PTAと似たような趣旨の、「親じ会」の面々は、自ら、楽しんで様々な学校や地域のイベントに介入していっている。
この感覚をPTAにも持ってもらえるようにしていきたい。
今日は、どうすれば、「親じ会」のように、みんながすすんで参加できるようになるのかを、ちょっとだけ考えてみた。
~~~~~
「なんで俺は、あのイベントに参加しようと思ったのだろう」
例えば、うっちー練。
例えば、トマス練。
例えば、キクチヒロシオンライン。
例えば、親じ会に入るきっかけになった学校のイベント。
それを書き出してみて、反対に、参加しない理由を並べてみた。
うっちー練。
超絶速い方々の練習会。
おそらく、走力がそこまでない方だと、
「ちょっと自分は無理かな」
って思っちゃったりするだろう。
でも、実際、そんなに速く走れない自分が参加させて頂いて、すっごく楽しくて。
だから、ブログで楽しかったってことを書かせて頂いた。
「速くない俺でも、すごく楽しいんだよ。」
そう伝えたくて。
「至って平凡な自分でも、すごく楽しい。」
PTA活動。
多くのお母さんは、
・強制的に
・誘われた
から参加したのかなと、勝手に思った。
でも時間的な負担が大きいと感じていた、のかなと。
多くのお父さんは、
・興味がない
・時間もない
からPTA活動には参加しようとも思わないのかなと、勝手に思った。
参加したことがないから、先入観しか持てていない、のかなと。
親じ会の面々は、みんな、自ら、
「楽しんでいる」
子ども達のことももちろん考えているが、
「自らが楽しんでいる」
という点が、PTA活動と親じ会の最も大きな違いだと、勝手に思った。
楽しいことであれば、時間的負担なんか感じないのだ。
だから、自分がPTA会長として参加させていただいた暁には、
「PTAの活動、めっちゃ楽しいよ!」
っていうことを、お父さんお母さん達に、そして地域の皆さまにより強く伝えられるようにしたいと思った。
「なんか、楽しそうだな」
そう感じたら、何かの活動のときのちょっとしたボランティアとして参加して下さるかもしれない。
それがきっかけで、興味を持って下さるかもしれない。
自分の子どもが、今の年齢でいることは、今だけで。
子ども達と一緒に何かをできることで、自分が学べたり、楽しめることは、今しかできない経験だ。
もしかしたら、その経験をできないってことは、損をしているかもしれない。
これまでの数年間、「親じ会」の活動を通して、自分はものすごく楽しかったから。
「すっごく楽しんでいるよ!」
それを伝えられるように。
それができれば、もっと、この地域全体が、より良くなっていくんだろう。
少しずつ、前へ。
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