3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

「パブロフの犬」と「全力の娘」。

新型コロナの影響を受け始まった、子ども達の休校。

横浜市では、3月3日から始まった。

当初、休校の期間は3月13日までの予定だったが、あれよあれよという間に、5月末までの休校期間の延長が決定した。

実に、3か月間の休校だ。
www.city.yokohama.lg.jp



3月3日時点での日本全国での、

1日あたりの感染者数は、「19人」。

累計の感染者数は、「293人」。
www3.nhk.or.jp



5月末時点で、1日あたりの全国の感染者数は、この数字より小さくなるのだろうか。



この3か月間で、親じ会が企画する子ども達向けのイベントも、いくつか中止を余儀なくされた。

8月に開催を予定している近隣の3つの夏祭りも開催が危うい。


子ども達への影響は、勉学だけではなく、スポーツ、校外活動、その他友人とのコミュニティなど、その大きさは計り知れない。

自分が学生の時の大事な思い出である、修学旅行、春夏秋の大会、校外活動などは、この時代を生きた学生にとっては、家で過ごした思い出に置き換わる。


「そんな状況を打破するために、自分ができることはあるのか。」

考えれば考えるほど、自分の無力さに気付かされる。


自分ができることと言えば、

「自分の娘たちが家で過ごす時間を、少しでも充実したものにすること。」

なのだろう。



*****



娘たちの親である俺としては、この休校期間は悪いことばかりではない。


娘たちと一緒にジョギングができるようになった。

長女と一緒に料理をするようになった。

次女と三女と一緒にお人形さん遊びをできるようになった。

家族みんなで、「鬼滅の刃」のアニメを見た。

今までは知ることができなかった、娘たちの詳細が見えるようになった。


たぶんこれらのことは、今後の長い家族との人生において、非常に重要なことなんだろうと思える。



一方、うちの娘たちは、ほぼほぼ勉強をしていない。

かろうじて長女は、やっているかもしれない。

1日の大半の時間をiPadでのYoutube巡り、もしくはテレビの録画リスト巡りで過ごしている。


勉強のしなさっぷりが半端ないのだ。


「娘たちはどうしたら勉強するようになるのか」


その答えを「パブロフの犬」に求めてみた。


「パブロフの犬」
f:id:Alloutrun:20200509130805j:plain


パブロフが発見した、古典的条件反射の一種のことをあらわす。

犬が美味しいエサを食べる時に、毎回、鐘をならすようにしていたら、犬が学習することで、鐘を鳴らすだけで、犬がよだれを垂らすようになる。

一見結びつきがないような事象でも、繰り返すことで、結びつきを学習し、条件反射が起こるようになるということだ。


もう少し知りたい方は、俺の大好きなTED Talksの教育版に3分強の動画があるので、ご覧頂きたい。

後半は、人との付き合い方についても言及されていて、考えさせられる。
ed.ted.com



そう。

「条件反射」だ。


娘たちが、「反射的に」授業を受けるような気持ちになるための「条件」を考えた。


それは、

時間割とチャイムだと考えた。


さっそく、時間割をエクセルで作った。
f:id:Alloutrun:20200509121012j:plain


そして、学校のチャイムの音を探した。

この音が、娘たちの学校のチャイムの音に最も近いようだ。
www.youtube.com



朝の9時に、チャイムを鳴らしてみた。


するとどうだろう。

「あ!学校のチャイムだ!」

と言って、それまでオモチャで遊んでいたり、iPadで遊んでいた娘たちは、一斉に勉強の準備を始めたではないか!



日々、時間割通りに授業を受け、

その時刻を告げるチャイムを聞いていた、娘たち。


完全に条件反射ができあがっていたようだ。



ただし、30分ほどたつと、勉強に飽きてしまい、席を立ってみたり、ちょこ(チワワ)と遊んだり。



集中力の無さは、条件反射とは無関係のようだった。




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