3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

末續慎吾選手が3年間の休養から復活した訳。

昨日のキクチヒロシさんのブログで、ラジオ番組の、

「伊集院光とらじおと」

にて、陸上選手の末續慎吾さんがゲストとして登場していたことが書かれていた。

www.kikuchiroshi.com



これは、聴かなければ!

そう思い、探してみたら、Youtubeで見つかった。
www.youtube.com



興味がある方は、こちらの記事も読んでいただきたいと思う。
diamond.jp





末續慎吾選手と言えば、

2003年パリ世界選手権では、男子200メートルで、短距離種目で日本初となる銅メダル獲得。

2008年北京オリンピックでは、4×100メートルリレーで銅メダルを獲得(後に銀メダルに繰り上げ)。

と輝かしい戦績を収めている方だ。



そんな末續選手は、ラジオの中で、

圧倒的な強さを誇る「ウサイン・ボルト選手」と一緒に走った時のことを、こう話していた。

365日練習する時間がないくらい練習して、試合に出て。

負けて。

それで憧れを抱く選手って、結構絶望的なんですよ。

「はやっ」って。

とおっしゃっていた。



その後、練習を続けるも、

ただ練習しても喪失感。

飢えが満たされない。

と。


この後、

スパイクを見ると、東京タワーの展望台の下が見えるようなところの感じになった。

多分、細胞がダメって言っていた。

スパイクを履かない方が安全だと感じていた。


で、走れなくなり、3年間の休養に入った。



トップアスリートが感じる重圧。


そして、休養。




自分は、凡人オブ凡人ではあるけれど、

「あ、この人には絶対にかなわないな」

って感じたことは、何度かあって。



高校の時に、数学オリンピックで上位に入ったという西田君に会い。

西田君の頭の回転の速さに、驚愕した。

知識量が多いというだけではない、頭の回転の瞬発力が、段違いだと感じた。


「勉強は、やればできるようになる」

そう思っていたけど、

「この頭の瞬発力は、勉強しても身につかない」

と、一匹のオスとして、負けを認めざるを得ないような、圧倒的差を感じた。



だからと言って、自分は休養に入った訳ではないが。。。



自分の話は、まぁいいや。



末續選手は、3年間の休養の後、また走り始めた。


その理由を、

母親でしたよね。

そこは嘘がないから。

と語っている。

母親からの愛を感じて、今の自分のおかしさに気付いた。

20代は「好き」という感情で陸上をやっていた。


でも、続けていれば「好き」も「嫌い」もある。

陸上を「愛している」んだなって分かった。

一度、テッペンに昇りつめられるところにたどり着きながらも、

圧倒的強者との対峙により挫折し、

そこからの3年間と言う長い年月のトンネルから、

「愛」に救われて、今がある。



なんかの小説やドラマなんじゃないかっていう。

壮絶さ。



「好きなところも嫌いなところも全部ひっくるめて、陸上を『愛している』」

って。


末續選手がそこにたどり着くまでの辛く苦しい時間は、自分には想像がつかないけれど、ものすごく共感できる。




それが、モノであろうが、コトであろうが、ヒトであろうが。


「好きなところも嫌いなところも全部ひっくるめて、『愛している』」


って、そんな存在が見つけられたのであれば、そんな人生は、すごく素敵な人生なんだろうなぁと思えた。




いかん。

今日のエントリーもぺらっぺらの薄味になってしまった。




少しずつ、前へ。
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