3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

「絶対に、負けない」と思いながら走る朝。

水曜日の朝、時間が取れたので、走りに行くことにした。

なんか、ちょっと雨が降っている。

天気予報的にも、この後、少し強く降ると。


ならばと、雨が強くなったらすぐに戻れるように、家の近くの周回コースを走ることにした。


比較的道幅が広くて、走りやすいコースなので、久しぶりに「閾値走」っぽい感じで走ってみよう。


ということで、

「気持ちよく、そこそこ速く走っているな」

というペースを狙って走り始める。


周回コースに入り、ペースが安定してくる。


「こりゃ、420くらいで走れているな。」

とガーミンを見る。


キロ4分40秒ペースとの表示に、愕然とする。


2.5kmくらいまでは、気持ちよく走れていたけど、なかなか上がらないペースと、ちょっと雨が強くなってきたこともあり、止まりたい気持ちが盛り上がってくる。

「もういいんじゃない?止まろうよ。」

なんて感じの弱い自分が顔を出してくる。


登り坂では、キロ4分50秒くらいのペースで。

下り坂では、キロ4分25秒くらいのペースで。


3.5kmを過ぎたあたりで、呼吸も苦しくなってきて、いよいよ止まりたくなってきた。

脚もちょっとずつ上がらなくなってきている気がする。



「くそう。悔しいなぁ。」


くそう。くそう。



そして、ある人の顔が思い浮かぶ。


まだ、出てくるのか。


もう、出てこないで。




「絶対に負けないからな。」

「絶対に、負けない。」

「何もかも、絶対に負けない。」


そう思いながら、走る。


5km到達を告げるガーミンのピロリ音、速く鳴れ!!


苦しい。


そして、鳴った瞬間に脚を止めた。
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今の自分は、こんなもんだ。


くそう。




でも、すべては、今、この時点から始まる。


過去にとらわれても、何も生み出さない。


これから先の明るい未来に向かって、走り続ける。


攻めて、攻めて、攻めまくれ、俺。
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負けるんじゃないぞ、俺。





さてと。
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