Twitterに潜むオネェキャラの「トシ姉」をご存じだろうか。
とにかく「ハート」を多用して、多くの方にナチュラルにコメントしにいくそのスタンスは、御年53歳のおっさんとは思えない。
フルマラソンのベストは、
2時間54分53秒。
ロードレース以外にも、トレイルレースやウルトラマラソンにも積極的に参戦されている。
ただ、昨年末からは、持病の坐骨神経痛が悪化し、思うように走れず、最近やっと調子を取り戻してきたところだ。
登山もするし、スキーもしていたし、バイクにも手を出していて、ブイブイ言わせていた。
走るのが超絶速いし、女子に手を出すのも驚異的に早い。
そんな、男の中の男のような「としさん」が、なぜ「トシ姉」へと変貌を遂げたのだろうか。
としさんとの出会い
俺と「としさん」との出会いは、1年前のリレーマラソンだ。
「としさん」は、
「全力さんのブログ、いつも読ませてもらっています!論文の調査、本当に参考にさせてもらっています!」
と、非常にご丁寧な挨拶をして下さったことを覚えている。
この頃は、普通に「としさん」だった。
2回目のとしさんとオネェキャラの始まり
「としさん」との2回目の逢瀬は、2018年8月の第2回アスリートヨガ道場だった。
www.all-out-running.com
この時のブログでは、
「ノンブロガーオネェ系代表のToshiさん」
とイジらせて頂いており、オネェキャラが浸透し始めていたようだ。
と言うのも、第1回アスリートヨガ道場の打ち上げの席で、
カナ先生
petaさん
ちみのすけさん
のキャラ濃い系の3名に、「としさん」は強烈にイジられ、
「としさん、オネェっぽいよね!」
「トシ姉で良いじゃん!」
「あ、ブログ始めようよ!徹子の部屋みたいなノリで、『トシ姉の部屋』」
「『トシ姉の部屋』でブログ始めること!いい??」
そんなやり取りがあったようだ。
以降、関係者からは、「トシ姉」と呼ばれるようになっていった。
写真で見るトシ姉への変貌
「トシ姉」は、アスリートヨガ道場の参加率が非常に高い。
よこはま月例マラソンにも毎回のように顔を出す。
横浜近辺に住んでいると思っていたのに、東京都の西の方に住んでいると知って、驚愕した。
みんなから「トシ姉」と呼ばれるようになった「としさん」は、まんざらでもないようだった。
「やめろよー!」
とか言いながらも、カメラを向けると、しっかりとそれっぽいポーズを取るようになっていった。
こんな感じとか。
こんな感じとか。
この写真を見るたびに、腹筋の凄まじさに目が行ってしまう。
しかし、写真を見返してみて思うが、「トシ姉」は、本当にポップなおっさんだ。
Twitterで見るトシ姉への変貌
「としさん」はどのように「トシ姉」へと変貌を遂げたのだろうか。
時系列でTwitterを追ってみたいと思う。
・2018年10月21日
まだ、普通に「男」だ。
・2018年11月15日
文末に「わよぉ」や「かしらぁ」を使い始める。
だが、まだ「ハート」ではなく「音符」が使われている。
「女」になり切れていない感じだ。
・2018年11月17日
よこはま月例に参加することを「男」らしく報告している。
・2018年11月28日、11月30日
「わぁ」+「ハート」かと思いきや、普通に「男」らしいツイート。
まだ迷いがあるようだ。
だいたい、2018年12月に入ってからは、「ハート」が多用されるようになり、現在に見られる「トシ姉」的なツイートになってきている。
・2019年7月の4連発
今現在、「としさん」としての「男」らしさは見る影はなく、「トシ姉」へと完全に変貌を遂げている。
恥ずかしげもなく「ハート」とオネェ言葉を多用する、御年53歳のおっさん。
それが、「トシ姉」だ。
トシ姉@はてブロ駅伝
トシ姉は、はてブロ駅伝の2日前に行われた「富士登山競走(五合目)」を2時間6分ほどで完走されていた。
坐骨神経痛の不安も抱えながらのはてブロ駅伝への参戦だった。
そんな中、1本目、12分00秒(3.1km)の好タイムで走り切った。
2本目。
Highさんとほぼ同時にタスキを受け取る。
「この戦いは、しっかり見届けなければ!」
と思い、コースを先回りして、カメラを構える。
約1km地点では、Highさんが5mほどトシ姉を先行していた。
約2km地点を過ぎたあたりでは、その差が15mほどに広がっていた。
この地点は、向かい風でなおかつ、ちょっとした上り坂があり、一番キツいポイントだ。
Highさんは、俺のチームだ。
キツそうな顔をしていたが、フォームの崩れが少なく、このままのペースでゴールまで行けそうだ。
トシ姉もキツそうな顔。
そして、フォームから力強さがなくなっているように見えた。
「がんばれ!」
トシ姉からは、反応がない。
「まじでキツいんだ」
そう思ったら、いつの間にかトシ姉の少し前を走って、引っ張っていた。
俺なんかよりずっと走力が高いトシ姉の前を走って引っ張るなんて、出すぎた真似をしてしまって、すいません、って思いながら。
なんて声を掛けたか、あまり覚えていないけど、しばらく並走して、最後の直線に入ってから、トシ姉を見送った。
トシ姉は、何も言わなかったし、ポーズも取らなかった。
なんか、少し涙が出た。
声が出せないほど必死に走っているおっさんの背中を見て、自然と目頭が熱くなった。
あ、いかん!ゴール地点で写真を撮らねば!
と、ゴール前にダッシュ。
アンカーのちみのすけさんにタスキを渡すべく、死にそうな表情でダッシュで駆け込んでくる53歳のおっさん。
タイムは、1本目よりも速い11分52秒。
最高にカッコいい。
カッコ良すぎて、ゴール後、言葉をかけられなかった。
トシ姉、まじで最高っす。
トシ姉、いつもありがとう。
俺も大好きだよ。
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