ラグビーワールドカップ日本代表の活躍に、俺自身、心が沸いた。
最高に心が震えて、何度も涙を流してしまった。
ラグビーワールドカップに限らず、先日のMGCでも泣いたし、娘の運動会でも泣いてしまった。
俺がこの手の涙を流すときに思い出すのは、自分自身の高校野球の夏の大会の最後の試合のことだ。
俺はピッチャーとして出場し、2失点。
最終回の攻撃、最後の打席で凡打したライトの守備の仲間がアウトになり、試合終了。
夏の大会は、初戦で1-4で負けた。
うちの高校は進学校で、部活は週に3回。
夏のうちは土日に練習試合が組まれていたものの、強豪校からすれば、練習はゆるかった方だろう。
でも、自分なりに高校生活のすべてを野球が上達するために注ぎ込んできていた。
月並みだが、練習はキツかったし、でも楽しかった。
試合に負けて、整列し、泣かないと決めていたものの、涙が流れた。
悔しかった。
もっと努力できたんじゃないか。
でも、もうこれが高校野球最後の試合という、どうしようもなさ。
一方、これでキツい練習から解放されるんだという、安堵。
自分としてのできる限りの努力をした、結果に対する溢れる気持ち。
俺が、この歳になって、涙するとき、あの高校野球最後の試合が、いつも蘇る。
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俺がマラソンを走る理由は、
「そんな、もう戻ることができない高校野球をやっていた頃に感じた、あの感覚をもう一度味わいたいから」
だと思う。
「自分としてのできる限りの努力をした、結果に対して溢れ出す気持ち」
その気持ちを、その感覚を、再度味わうため。
今の俺は、決して走りこめていない。
アキレス腱の故障の影響、仕事、家庭の事情。
でも、自分なりのできる限りの努力はしてきた。
明日の水戸黄門漫遊マラソン。
俺のタイムは、たぶん大したことない。
たぶん、このブログを読んで下さっている方も、俺のタイムには、期待も興味もないだろう。
でも、俺は自分のために走るんだ。
今の自分にできることを精いっぱい、出し切ってくるんだ。
そして、ラグビーワールドカップの日本代表の試合を観て感じたような、あの心震える感じを、味わってこよう。
自分の努力からくる、自分自身のための感動を、味わってこよう。
努力し、我慢した先には、最高のエクスタシーが待っているはずだ。
www.all-out-running.com
ここまでやってきたことを、そっと水戸のコースの上に置いてこよう。
そして、俺のアキレス腱、痛くならないでね。
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