3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

9回目にして、幼稚園最後の父の日イベント。

先日の日曜日のこと。

6月の第三日曜日ということで、父の日だった。

三女の通う幼稚園では、父の日のイベントとして、子どもと父親や母親が一緒に楽しむイベントが毎年開催されている。

三女は、幼稚園の年長さんだ。

長女、次女、三女と同じ幼稚園に通っており、3歳ずつ離れているため、俺はこれが通算9回目の父の日のイベントだった。


9回目ともなると、まぁだいたいの流れは分かっている。


先生方の紹介から始まり、準備運動をして、子どもと一緒に踊ったり、走ったりして、最後に子どもからのプレゼントを受け取る。

そのプレゼントには、だいたいパパを描いた絵が含まれている。


そんな流れが、今年は少々変更されていた。



先生の紹介からの準備運動。

「ふぅ。いつもと同じ流れだな。9回目の俺をなめるなよ。」

と、流しモードに入ろうとした、そのとき。



先生が、
「怪盗Mのこと、覚えているかな??」

ざわめく子ども達。

どうやら、このイベントの数日前から、幼稚園に怪盗Mなる者が現れて、父の日のイベントの時に「大事なもの」を盗みに行くと言っていたようだ。

子どもたちは、マジでビビっている。

うちの三女も例外ではなくビビっていた。


三女は、
「怪盗Mが、親子のチズナを盗みに来るって言ってたんだよ!」

それ、キズナだろ、たぶん。



だが、今回の父の日イベントは、いつもと志向が少し変わっている。

そして、どこからともなく怪盗Mの声が聞こえる。

「俺様の出すなぞなぞに答えられるかな?なぞなぞの答えの中にヒントを隠しているから、そのヒントを見つけられたら、親子のキズナは諦めてやろう。」

マジでビビる子ども達。

親子のキズナの意味を分かっていない三女もマジでビビっている。



そして、なぞなぞが発表される。

「椅子は椅子でも、暑いときに食べたい椅子はなーんだ?」

「木から木へ飛び回れる小さい動物さんはなーんだ?」

「谷啓の親戚の鳥さんはなーんだ?」

「赤くて、前から読んでも後ろから読んでも一緒になる野菜はなーんだ?」

「いつも文句ばっかり言っている動物はなーんだ?」


「谷啓」が出てきた時点で、かなり困惑したが、答えは簡単だ。


アイス
リス
ガチョウ
トマト
ウシ


隠されたヒントが、全く分からない親子、総勢250人。

難しすぎだろ。


「ヒントが分からない人は、この曲を踊るのだ!」

と、まるまるもりもりの曲が流れる。

意味不明だが、とりあえず楽しそうに踊っている三女と一緒に踊る俺。


慣れないダンスに困惑を隠しきれない親たち。


そして、なぞなぞの答えが並べられ、、、
「答えの初めの一文字を繋げてみるのだ。」
と、優しいヒントをくれる怪盗M。


「アリガトウ」


ほほぉ。

感心する親たち。

そして、ヒントを見つけ出せたことに、超絶興奮する子ども達。

「やったー!やったー!怪盗Mを倒せたぞ!」

三女もみんなと一緒に超絶興奮。


子どもたちのテンションマックスの中、プレゼントタイム。


「パパ、目をつむっていてね。開けちゃダメだからね。内緒なんだから。」

マックス可愛い三女。


「はい、パパ。父の日おめでとう!」

「おめでとう」は、ちょっと違うかな、と思いながら、袋を開ける。


「会社で使ってね。」と三女。

プレゼントは、三女が模様を絵の具で描き上げて、シールをペタペタと張り付けたクリアファイルだった。

そして、そのクリアファイルを開けると、毎年恒例の俺の絵。



なんだか、髪の毛長いし、まゆげが無いね。

でも、いい。

三女が一生懸命に描いてくれた絵だ。


「パパのこと描いてくれたんだね。ありがとう。」


「ちがうよ。これ、リコ(三女)。」


は?


「お、お、おう。そうか、これ、リコか。」

9回目にして、大どんでん返しだな。


これで幼稚園の父の日イベントは最後なのか、、、

と思うと、ふと寂しい気持ちにもなるが、帰り路でも興奮気味に怪盗Mの話をしている三女を見て、幸せな気持ちになれた父の日だった。



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