2019年3月20日。
午前中、長女の小学校の卒業式に参加した。
4月生まれの長女は生まれてから、そろそろ13年になる。
身長45.5cm、体重2528gでこの世に生を受けた長女は、今では身長155cm、体重39kgまで成長した。
月並みではあるが、卒業式では、その成長に感慨深さを持ち、在校生と卒業生が一緒に歌う歌にジーンと来てしまい、目頭が熱くなった。
俺も人の親であることを改めて実感した瞬間だった。
三女は、幼稚園を卒園した。
卒園式は、先週の金曜日だった。
長女から始まり、次女、三女と、9年間お世話になった幼稚園だ。
11月生まれの三女が生まれてから、約6年。
三女の卒園式には、仕事の都合で参加できなかった。
残念な気持ち、そして三女への申し訳なさで、ものすごく無念だった。
=====
長女の卒業式が終わり、正門付近での写真撮影大会が始まった頃、俺は仕事へと向かった。
午後、仕事を終え、夜は「アスリートヨガ道場」に参加。
初めましての参加者が多い中、ヨガで思いっきり体を動かし、打ち上げで最高に盛り上がり、リフレッシュ。
帰宅したのは、日をまたいでからだった。
「こりゃ、明日二日酔いになるかもしれん」
そんなことを思いながら、シャワーを浴び、寝室に向かおうとした。
寝室に向かう前に、長女の寝室に向かった。
成長した長女の寝顔を見るために。
すやすや寝ている。
「桜子、卒業、おめでとう。ほんと今日は卒業式に参加できてよかった。」
「おやすみ。」
そう言葉にして、ほっぺたに「ちゅー」をしようとした。
すると、長女は俺の気配を感じたようで、
「んーーーー、ねぇ!やめてやめてやめてやめてっ!!」
全力で拒否。
俺はそれでもなんとか「ちゅー」しようと試みたが、
「やめてやめて!気持ちわるっ!!やだやだやだやだっ!」
ほっぺたに強烈なエルボーをくらった。
エルボーで戦意を喪失し、寝室に向かった。
ベッドには、奥さんと三女が寝ている。
2人を起こさないように、そっとベッドに横たわる。
そして、
「璃子、卒園おめでとう。パパ、卒園式に出れなくてごめんね。」
「おやすみ。」
そう言葉にして、ほっぺたに「ちゅー」をした。
ちゅーをした瞬間だった。
強烈に腕を振り回す三女。
「やだやだやだやだっ!パパやめて!!」
振り回す腕が俺の顔に強烈な一撃を与えた。
三女に「ちゅー」はできたものの、その代償は大きかった。
=====
俺は、さみしかった。
そして、頬が痛かった。
眠りにつこうと思っていたが、さみしさと痛さのあまり、寝付けず、リビングに戻った。
キッチンの電気を付けて、冷蔵庫から缶ビールを取り出す。
深夜1時。
アスリートヨガ道場の打ち上げで、完全にできあがっていた俺は、ビールをあおった。
三女の卒園式と、長女の卒業式の写真を見ながら。
パパの「ちゅー」からは、とっくのとうに卒業してしまっていたんだね。
子どもの成長。
それは、嬉しいことでもあり、寂しいことでもあるんだな。
深夜1時のビールの味は、なんだか苦かった。
あー、二日酔いだぜ。。。
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