3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

ある男とのランデブー@足立フレンドリーマラソン。

「あ、全力さん!みんなあっちにいますよ!」


俺が足立フレンドリーマラソンの会場で、ブログ村の陣地を探し、さまよっていると、ある男が声をかけてくれた。


全く心の準備をしていなかった俺は、虚をつかれて、少したじろいでしまった。


爽やかな笑顔からこぼれる歯は白く輝き、その男の肌は、透き通るように白く美しく、ランナーのそれとは一線を画すほどだ。


その男は、髪型もフワッとパーマがかかっており、ナチュラルにおしゃれだ。


走るときはコンタクトレンズなのだろうか。


そのとき、その男は、茶色で縁が太めの、これまたおしゃれなメガネをかけていた。


最近で言うと、「高橋優」のような。

少し前だと、「大江千里」のような。

もう少し前だと「加藤茶のくしゃみのオヤジ」のような。


その男も足立フレンドリーマラソンを走る。


だが、先日のつくばマラソン以降、ふくらはぎを痛めてしまい、しばらく走れていなかった。

この足立に標準を定めて、仕上げる予定だったのに、さぞかし悔しい思いだっただろう。


「足、大丈夫ですか?」

俺がとっさにかけた言葉は、これだった。


「大丈夫かどうか、分からないっす。」

「そうなんですね。あんまり無理しないでくださいね。」


スタート前にそんな会話をした。


その男のブログは、常に熱い。

ときおり見せる、プライベートなエントリーでは、ワイン、旅行、高級な外食など、ハイソサエティな香りを漂わせる。

ランに対する熱さ、そしてハイソサエティ、更におしゃれでイケメン。

もちろん、走るのも速い。



その男は、超絶人気ブロガーの一人だ。

そう。

かんくろーさんだ。



彼との出会いは、8月の飲み会だった。
www.all-out-running.com


「全力さん、全然全力じゃないっすよね。」

初めましてのご挨拶なしに、いきなり時速165kmの直球を投げ込んできた。

その飲み会でのトークでは、常にマウンティング。

俺は、完全に敗北を喫した。


だが、足立のスタート前のかんくろーさんに、マウンティングの意思はなかった。


*****


足立フレンドリーマラソンでは、2回のスライドのチャンスがある。

2回目のスライドで、かんくろーさんを見つけ、声を掛けた。

「1時間20分台の後半くらいなのかなぁ」なんて思っていたが、かんくろーさんはもっと高い位置を走っていた。


「ほら!かんくろー、いけっ!!」


俺の方がずっと遅いのに、えらそうに声をかけた。

あ、ほら、だって、一応、俺の方が年上だし。

かんくろーさんは、左手を直角に上げ、笑顔で応えてくれた。

なんだか、調子は悪くないみたいだった。


その笑顔が、異様に素敵に思えた。


*****


ブログ村の陣地の横に、はてなブログの陣地を取っていた。

ゴール後、はてなブログの陣地に戻り、着替え終わった頃に、かんくろーさんがやってきた。

既に着替え終わっており、なんだか良い匂いすらしそうな勢いでやってきた。


か:「全力さん、お疲れ様です。どうでしたか?」

全:「1時間33分45秒でしたよ。」

か:「おぉ。PBおめでとうございます。そうだ、湘南でもサブ3.5、おめでとうございます!」


(なんだか、普通にいい人じゃないか、かんくろー。)


全:「ありがとうございます!かんくろーさんは?」

か:「1時間24分ちょいでしたよ。」


(あれ?めっちゃ速いじゃんか。前のハーフもそんくらいのタイムで走っていたような。調子悪かったんじゃないのか?)


全:「おぉ、さすがですね。そうだ。つくば、PBおめでとうございます!」

全:「なんか、しれっとPB出してましたよね。」

か:「いやいや。」


かんくろーさんは、白と黒?のボーダーのアウターを羽織っている。

おそらく、ほかの凡人が着ていたら、囚人服になってしまうような代物だ。

おしゃれなメガネとおしゃれな髪型と、その爽やかなフェイスにより、しっかりと爽やかなボーダーになっている。

そして、なんだか、トークからも爽やかさがにじみ出ていた。


全:「なんか、メガネが大江千里っぽいじゃないですか。」

か:「そうっすか?笑」


(おいおい。へたくそかよ。笑)


その後も、しばらくかんくろーさんと談笑させていただいた。

全くマウンティングの意思は見られなかった。


*****


足立のレポートのエントリーで、かんくろーさんが優しかったことに触れてみた。
www.all-out-running.com


すると、かんくろーさんは、「俺は優しくはない」的なエントリーを上げていた。
blog.livedoor.jp



俺は、この一連の流れで思った。

勝手に思った。


かんくろーさんは、熱い人。

そして、優しい人。


敢えてキツイことをぶっこんで、相手を鼓舞する。

そして、鼓舞された人が熱くなると嬉しいんだろうな。


いじられると、恥ずかしくなってしまい、応対がへたくそ。

そんな、分かりやすくて不器用な感じが、愛される要因なんだろうな。


足立にピークを合わせることができなかったことは残念だったけど、次のレースはきっちりやり切るんだろうな。


また一緒に走ろうぜ。

そして、また一緒に飲もうぜ、かんくろー。



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