はてなブログの新着ブログをチェックしていると、以下のようなPRの記事があった。
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これまでの人生で体験した「迷い」と「決断」に関するエピソードを教えてください。
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「迷いと決断」
なかなか難しいテーマだ。
何か書けることはないかと、数日間考えてみたので、投稿してみたいと思う。
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なぜなんだろう。
4月になると、毎年通勤電車がそれまでよりも混雑するように思う。
新入社員が入社し、新入生が入学するからだろうか。
でも、それならば、1年間同じくらいの人数が電車に乗るはずだし。。。
仕事を終え、19時頃に会社を出ると、そんな疑問を抱えながら、混雑した電車に乗り家路につく。
「すっげー帰宅ラッシュだな。。。家に帰ったら冷たいビールを飲みたいなぁ。」
ただでさえ仕事で疲れているのに、この混雑。
スマホを取り出すこともままならない。
そんなラッシュにより、自宅に到着するまでに疲弊しきっている。
気温も上がっており、自宅に帰ったら「プシュ」っと缶ビールを開け、グビグビいきたいところだ。
だが、それを躊躇する俺がいる。
なぜなら俺は「ランナー」だから。
俺は、フルマラソンやトレイルランニングのレースに出場するランナーだ。
1年半ほど前から月間100km程度、走るようになり、昨年12月にフルマラソンで3時間24分07秒で走り切った。
「ビールを飲んでしまうか。いや、しっかり走るか。いや、、、」
気温が高くなり、電車も混雑しているこの時期、この迷いに毎日のようにぶち当たるのだ。
そして、自宅に到着し、夕ご飯が食卓に並び、ものすごく良い匂いが俺の食欲を刺激して、
俺は決断するのだ。
「俺はビールを飲んじゃうよ。」
と。
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ビールを飲んだ日は、少し後悔することもある。
「やっぱり走れば良かったな。」
月並みな後悔だ。
帰宅直後のビールを我慢して、「よっこらせ」という感じで走り出すと、またぶち当たる壁がある。
週に3日から4日程度走ることが習慣になったとしても、走るのはなかなかにキツい。
でも、「キツい」と思うくらいのスピードや距離を走らなければ、走力の向上は見込めない。
「今日は10kmは走る」と心に決めて走り出して、5kmほど走ると頭をよぎり始める。。
「えらい暑いじゃないか。キッツいぜ。止まりたいぜ。。。いや、10km走るんだ。」
そんな迷いと戦いながら、「はぁはぁぜぃぜぃ」しながら走り続ける。
そして周回コースを走る途中、自宅に最も近づいた場所で、
俺は決断するのだ。
「もうやめよう。」
と。
走り出す前に、
「今日走るか、走らないか」
走っている最中に、
「そろそろ止まってしまうか、走り続けるか」
そんな迷いは、ランナーにとっては、日常茶飯事だ。
昨年の4月あたりから猛暑の夏にかけては、自分に負けて、「ビールを飲む」決断をしたり、「走るのをやめる」決断をすることが多かった。
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だが、ここ最近、そんな迷いから解放されるようになってきた。
ランナーにとって、良い方向の決断を容易にできるようになったのだ。
それは、「サブ3宣言」をしたからだ。
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「サブ3」とは、フルマラソンを3時間を切って走ることを言う。
1年間にフルマラソンを完走する人は、20歳以上の総人口の0.6%程度だ。
そのうち「サブ3」を達成できるランナーは、約3%。
「サブ3ランナー」は、20歳以上の人の、実に0.018%程度ということになる。
1万人対して、1人か2人という計算だ。
ご近所で「サブ3ランナー」を見つけるのは、「ウォーリーを探せ」でウォーリーを見つけるよりもずっと至難の業であると言える。
俺にとっては、現在のフルマラソンのベスト、3時間24分07秒から、実に約25分以上も速く走る必要がある。
かなりチャレンジングな目標だ。
そんなチャレンジングな目標設定が、俺を前向きにさせてくれる。
今日走るかどうかの迷いが生じたときは、
「俺は、『サブ3ランナー』になるんだ。走るに決まっている。」
と、決断が容易にできるようになった。
走っている最中に止まるかどうか迷いが生じたとしても、
「俺は、『サブ3ランナー』になるんだ。走り続けるに決まっている。」
と。
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「サブ3宣言」は、様々な状況で俺に良い影響をもたらしてくれている。
■新しいお財布購入に対する迷い
例えば、マラソンのレースの時にお金などを持って行くときに、俺は「100均の小さいビニル袋」を使っていた。
「このビニル袋、変えたいなぁ」
とずっと悩みを持っていた。
だが、「サブ3宣言」の直後、
「サブ3ランナーならば、お財布はビニル袋であるはずがない。」
と、速攻で新しい防水のお財布を購入する決断をできた。
おかげで、今では、その防水のお財布を色々な場面で披露したくて、小物の購入によりついつい無駄にお金を使ってしまう。
■打ち合わせ中の迷い
ある日、昼休みの時間帯に打ち合わせが設定された。
早めの昼食をとり、打ち合わせに参加した。
打ち合わせの途中、俺は猛烈な腹痛に襲われた。
「トイレに駆け込むべきか、それともあと8分我慢して、打ち合わせが終わってからトイレに向かうべきか。」
そんな迷いが生じたが、
「サブ3ランナーならば、トイレまでダッシュすれば、往復1分、トイレでの所作で1分、計2分で帰ってこれるはずだ。」
「今すぐ行こう」
と瞬時に決断できた。
結果、俺がトイレからダッシュで戻ってきたころには、既に打ち合わせは終わっていた。
打ち合わせは終わっていたが、「会議室で漏らしてしまう」という最悪の事態は回避できたのだ。
■通勤電車で座るか座らないかの迷い
サブ3宣言をして以降、出社時間が早くなった。
それまで9時半出社だったが、8時半には出社するようになった。
「サブ3ランナーたる者、出社時刻も早いはずだ。」
と思ったためだ。
出社時刻を早めたが、朝の通勤ラッシュは相変わらずだ。
だが、俺の気持ちには変化が現れた。
俺の目の前の席が空いたとしても、座らなくなった。
「サブ3ランナーたる者、どんなに疲れても座るわけにはいかないのだ。」
と思ったためだ。
ものすごく混雑している車内では、いい迷惑かもしれない。
でも、俺は「サブ3」を目指しているのだ。
どんなに白い目で見られても、座らない。
*****
「サブ3宣言」をしてからと言うもの、俺は変われた。
自分的には、良い方向に変わったと思っている。
もしかしたら、前述したいくつかの事例は、皆さんにとっては些末なことかもしれない。
でも、俺にとっては、「迷う時間を最小限に減らし、決断する力がついた」という、良い結果をもたらしてくれている。
迷うことが少なくなり、余計なストレスから解放されたと感じる。
ビジョンを掲げること。
「運動会のリレーの選手に選ばれる」
「〇〇大学/高校に入学する」
「トライアスロンに出場する」
「世の中の多くの人に使っていただけるアプリを作る」
「地域のゲートボール大会で優勝する」
「今よりも〇kg痩せて、シュッとする」
どんなビジョンでも良いと思う。
今の自分には少し難しいかもしれない目標。
そんなビジョンを持って、そのビジョンを達成している自分の姿を想像すると、今感じている迷いが、一気に決断できると思う。
そして、これからぶち当たるであろう迷いに対しても、即決できる力を与えてくれるだろう。
何歳になっても、どんな状況だったとしても、ビジョンを掲げることで、現状を打破できるはずだ。
さぁ、一緒にビジョンを掲げて、新たな自分を発見しよう。
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