3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

ランナーにおける「迷い」と「決断」。

はてなブログの新着ブログをチェックしていると、以下のようなPRの記事があった。
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これまでの人生で体験した「迷い」と「決断」に関するエピソードを教えてください。

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「迷いと決断」

なかなか難しいテーマだ。


何か書けることはないかと、数日間考えてみたので、投稿してみたいと思う。


*****


なぜなんだろう。

4月になると、毎年通勤電車がそれまでよりも混雑するように思う。

新入社員が入社し、新入生が入学するからだろうか。

でも、それならば、1年間同じくらいの人数が電車に乗るはずだし。。。


仕事を終え、19時頃に会社を出ると、そんな疑問を抱えながら、混雑した電車に乗り家路につく。



「すっげー帰宅ラッシュだな。。。家に帰ったら冷たいビールを飲みたいなぁ。」



ただでさえ仕事で疲れているのに、この混雑。

スマホを取り出すこともままならない。


そんなラッシュにより、自宅に到着するまでに疲弊しきっている。

気温も上がっており、自宅に帰ったら「プシュ」っと缶ビールを開け、グビグビいきたいところだ。



だが、それを躊躇する俺がいる。



なぜなら俺は「ランナー」だから。



俺は、フルマラソンやトレイルランニングのレースに出場するランナーだ。

1年半ほど前から月間100km程度、走るようになり、昨年12月にフルマラソンで3時間24分07秒で走り切った。



「ビールを飲んでしまうか。いや、しっかり走るか。いや、、、」



気温が高くなり、電車も混雑しているこの時期、この迷いに毎日のようにぶち当たるのだ。


そして、自宅に到着し、夕ご飯が食卓に並び、ものすごく良い匂いが俺の食欲を刺激して、


俺は決断するのだ。



「俺はビールを飲んじゃうよ。」

と。



*****



ビールを飲んだ日は、少し後悔することもある。


「やっぱり走れば良かったな。」


月並みな後悔だ。




帰宅直後のビールを我慢して、「よっこらせ」という感じで走り出すと、またぶち当たる壁がある。



週に3日から4日程度走ることが習慣になったとしても、走るのはなかなかにキツい。


でも、「キツい」と思うくらいのスピードや距離を走らなければ、走力の向上は見込めない。


「今日は10kmは走る」と心に決めて走り出して、5kmほど走ると頭をよぎり始める。。



「えらい暑いじゃないか。キッツいぜ。止まりたいぜ。。。いや、10km走るんだ。」



そんな迷いと戦いながら、「はぁはぁぜぃぜぃ」しながら走り続ける。



そして周回コースを走る途中、自宅に最も近づいた場所で、


俺は決断するのだ。



「もうやめよう。」

と。



走り出す前に、

「今日走るか、走らないか」


走っている最中に、

「そろそろ止まってしまうか、走り続けるか」


そんな迷いは、ランナーにとっては、日常茶飯事だ。


昨年の4月あたりから猛暑の夏にかけては、自分に負けて、「ビールを飲む」決断をしたり、「走るのをやめる」決断をすることが多かった。


*****


だが、ここ最近、そんな迷いから解放されるようになってきた。

ランナーにとって、良い方向の決断を容易にできるようになったのだ。



それは、「サブ3宣言」をしたからだ。
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「サブ3」とは、フルマラソンを3時間を切って走ることを言う。



1年間にフルマラソンを完走する人は、20歳以上の総人口の0.6%程度だ。

そのうち「サブ3」を達成できるランナーは、約3%。


「サブ3ランナー」は、20歳以上の人の、実に0.018%程度ということになる。

1万人対して、1人か2人という計算だ。

ご近所で「サブ3ランナー」を見つけるのは、「ウォーリーを探せ」でウォーリーを見つけるよりもずっと至難の業であると言える。



俺にとっては、現在のフルマラソンのベスト、3時間24分07秒から、実に約25分以上も速く走る必要がある。

かなりチャレンジングな目標だ。



そんなチャレンジングな目標設定が、俺を前向きにさせてくれる。


今日走るかどうかの迷いが生じたときは、

「俺は、『サブ3ランナー』になるんだ。走るに決まっている。」

と、決断が容易にできるようになった。


走っている最中に止まるかどうか迷いが生じたとしても、

「俺は、『サブ3ランナー』になるんだ。走り続けるに決まっている。」

と。


*****


「サブ3宣言」は、様々な状況で俺に良い影響をもたらしてくれている。


■新しいお財布購入に対する迷い

例えば、マラソンのレースの時にお金などを持って行くときに、俺は「100均の小さいビニル袋」を使っていた。

「このビニル袋、変えたいなぁ」

とずっと悩みを持っていた。


だが、「サブ3宣言」の直後、


「サブ3ランナーならば、お財布はビニル袋であるはずがない。」

と、速攻で新しい防水のお財布を購入する決断をできた。


おかげで、今では、その防水のお財布を色々な場面で披露したくて、小物の購入によりついつい無駄にお金を使ってしまう。



■打ち合わせ中の迷い

ある日、昼休みの時間帯に打ち合わせが設定された。

早めの昼食をとり、打ち合わせに参加した。

打ち合わせの途中、俺は猛烈な腹痛に襲われた。


「トイレに駆け込むべきか、それともあと8分我慢して、打ち合わせが終わってからトイレに向かうべきか。」


そんな迷いが生じたが、

「サブ3ランナーならば、トイレまでダッシュすれば、往復1分、トイレでの所作で1分、計2分で帰ってこれるはずだ。」

「今すぐ行こう」

と瞬時に決断できた。


結果、俺がトイレからダッシュで戻ってきたころには、既に打ち合わせは終わっていた。

打ち合わせは終わっていたが、「会議室で漏らしてしまう」という最悪の事態は回避できたのだ。



■通勤電車で座るか座らないかの迷い

サブ3宣言をして以降、出社時間が早くなった。

それまで9時半出社だったが、8時半には出社するようになった。

「サブ3ランナーたる者、出社時刻も早いはずだ。」

と思ったためだ。


出社時刻を早めたが、朝の通勤ラッシュは相変わらずだ。

だが、俺の気持ちには変化が現れた。

俺の目の前の席が空いたとしても、座らなくなった。

「サブ3ランナーたる者、どんなに疲れても座るわけにはいかないのだ。」

と思ったためだ。


ものすごく混雑している車内では、いい迷惑かもしれない。

でも、俺は「サブ3」を目指しているのだ。

どんなに白い目で見られても、座らない。


*****


「サブ3宣言」をしてからと言うもの、俺は変われた。

自分的には、良い方向に変わったと思っている。


もしかしたら、前述したいくつかの事例は、皆さんにとっては些末なことかもしれない。

でも、俺にとっては、「迷う時間を最小限に減らし、決断する力がついた」という、良い結果をもたらしてくれている。


迷うことが少なくなり、余計なストレスから解放されたと感じる。



ビジョンを掲げること。


「運動会のリレーの選手に選ばれる」

「〇〇大学/高校に入学する」

「トライアスロンに出場する」

「世の中の多くの人に使っていただけるアプリを作る」

「地域のゲートボール大会で優勝する」

「今よりも〇kg痩せて、シュッとする」


どんなビジョンでも良いと思う。

今の自分には少し難しいかもしれない目標。


そんなビジョンを持って、そのビジョンを達成している自分の姿を想像すると、今感じている迷いが、一気に決断できると思う。


そして、これからぶち当たるであろう迷いに対しても、即決できる力を与えてくれるだろう。


何歳になっても、どんな状況だったとしても、ビジョンを掲げることで、現状を打破できるはずだ。


さぁ、一緒にビジョンを掲げて、新たな自分を発見しよう。



#「迷い」と「決断」

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