ここ数か月くらい前から、横浜周辺、三浦半島周辺で、ときおりガスのような臭いがするという、
「横浜の異臭騒ぎ」
がニュースになっている。
この異臭がする範囲、自分の生活圏ドンピシャで。
ただ、これまで、この異臭、幸いにも嗅いだことはない。
ここ数週間、異臭騒ぎのニュースを見なくなったなぁと思っていたら、昨日もニュースになっていたようだった。
news.tbs.co.jp
青潮、東京湾を通るタンカーのガス抜き、工場からのガス漏れ、そして地震の前兆。
など、原因に関する様々な憶測が飛び交っているが。
早く原因が明らかになって欲しいと思っている。
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つい先日のことだ。
久々に飛行機に乗る機会があって。
コロナの影響もあり、
・マスク着用必須
・機内サービスの時は、CAは、ビニル手袋着用
・換気を十分にしている
など、出発前にアナウンスされていた。
搭乗率は、40%程度だっただろうか。
スッカスカな印象だった。
行先での用事が終わったのは、16時半ころ。
「ラーメンでも食べて、軽く酒でも飲んで飛行機の時間まで待ちますか」
みたいな話になって、至福のひとときを過ごす。
帰りの飛行機は、搭乗率は少し高めで、70%程度。
自分の席の隣は空いていたが、周りは、3列の真ん中に座っている人も多くいた。
久々の飛行機を使った移動に疲れていたのか、ウトウトしていたところ、少しお腹の具合がおかしくなってきた。
さっき食べたラーメンと、ちょっと飲み過ぎてしまったビールと、気圧の関係だろう。
お腹がギュルギュル言い始めたのだ。
こ、これは。
少しでもお腹の圧力を下げるために、放屁しなければ、それこそカタストロフィになりかねない。
そうだ。
ここは、
「ヤマアラシ」だ。
俺は、少しトゲを出すことにした。
幸いにも、俺の隣は空席。
「ゴー」という音もずーっと続いている。
先ほど、CAさんは、
「換気は十分にされています」
とおっしゃっていた。
勇気を出してトゲを出すと、シートに勢いよくぶつかる空気により、地響きのような揺れが起きた。
「よし」
まずは、第1噴射、完了。
周りに気付かれた様子はない。
これは、連発できそうだ。
第2噴射、第3噴射。。。
なかなか止まらない。
でも、誰にも気付かれていない。
「よし」
と、少し腰を上げてみると、これまでシートに噴射して溜まっていた香りがやってきた。
「うっ!!」
硫黄のような臭い。
腐ったタマゴのような臭い。
ゴムの焦げたような臭い。
ガスが漏れた時のような臭い。
そんな、香りが。
横浜の全力中年の香り。
そして、俺は、ピンと来てしまった。
「あ、これって、『横浜の異臭騒ぎ』じゃないか!」
と。
しばらく、自分の一連の行動が、可笑しくて、笑いが止まらなくなってしまった。
余計にお腹が痛くなって、その後も噴射し続けた。
久々に乗った飛行機は、俺に最高に楽しい時間をくれたのだった。
少しずつ、前へ。
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