自分は、子どもの頃から、あがり症で。
特に、女の子と話をするのが、ものすごく苦手だった。
話したいんだけど緊張して言葉がうまく出てこなかったり、思っていたことと違うことを言ってしまっていたり。
そんな症状は、相手の女の子が、ちょっと気になっている女子であろうが、そうじゃなかろうが、変わらず出る症状だった。
今でもそうだ。
その名残なのかもしれない。
自分は、
「女子の友達」
という感覚が、あんまり良く分からなくて。
お互い好きで「付き合っている」という関係になったら、自分自身をすべて表現できる気がしているが、
そうではない女子は、「男子の友達」とは、圧倒的に違う存在で。
だから、結婚して奥さんがいる今。
女性の方と一緒に飲み会を共にさせていただいているけど、
そんな女性のみなさんは、
いわゆる「友達」とは、またちょっと違くて。
たくさんいる中に女性もいるよ、っていう感じだ。
なんて言うんだろう。
男子の友達とは、2人で一緒に出かけたり、2人で飲みに行ったりできるけど、
女性の方と2人で一緒に出かけたり、飲みに行ったり、っていうのは、できる気がしない。
もし、2人きりで出かけたり飲みに行ったりする女性がいるとすれば、
もし、ダイレクトメッセージを頻繁にやり取りするような女性がいるとすれば、
そんな女性は、自分にとっては、すごく特別な存在なんだろうなぁと思う。
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先日、お声がけいただいて、飲み会に参加させて頂いた。
キクチさんは、ご存知の通り、
「いっちさんラブ」
を公言されていて。
それが、ビジネス的要素を含んでいるのか、リアルなのか、自分には全く分からず、ここまで来ている。
だから、何となく、いっちさんと飲み会なんかでご一緒させていただくと、
「いっちさんは、キクチさんの大事なパートナー。」
みたいに思ってしまって、
いっちさんとお話しようにも、どうにもこうにもキクチヒロシの顔が、いっちさんの肩の上に透けて見えてくるのだ。
くそう、キクチ。
1か月ほど前、うちの近所で飲むことになって。
キクチさんが立ち飲み屋で飲んでいるっていうんで、速攻で着替えて、しばらく履いてなかったランニングシューズを履いて、その飲み屋まで2kmほどダッシュした。
そしたら、実は、そこにはいっちさんもいらっしゃって。
「あ、ヤバい。邪魔しちゃったかな。」
って、なんかバツが悪い感じになってしもうた。
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先日の武蔵小杉での飲みの席でも、いっちさんとお話しようにも、
根っからのあがり症気質と、キクチヒロシの残像により、なかなか思うようにお話できずにいた。
なんとなく空回っている自分を感じながらの、フワフワトーク。
本当は、もっとエッジを効かせたトークをしたいのに。
くそう、キクチ。
そして、その機は、予期せぬ感じで訪れた。
2次会もたけなわな感じで、いつも就寝している時間をとうに過ぎていて、終電がヤバい時間になり、宴はお開きになり。
気付くと、帰りの方面が一緒だったのは、いっちさんだけだった。
電車を待っている時間。
電車に乗って、隣の席に座っていた時間。
合わせて、20分くらいだっただろうか。
いっちさんは、自分がラン関係の飲み会に参加した、初っ端の飲み会にもいらっしゃった。
www.all-out-running.com
以降、何度もイベントや飲み会でご一緒させて頂いている。
実は、自分の人生の中で、女性としては、最も多くの回数、お酒の席をご一緒させて頂いているかもしれない。
でもいつも、そこには、キクチがいて。
いっちさんの肩の横には、キクチの残像があった。
いや、自分の中で、
「いっちさんとご一緒するときは、キクチさんも一緒じゃないと、キクチさんに申し訳ない。」
っていう感情があったことは確かだ。
でも、この日の、この時間。
20分間。
まぎれもなく、いっちさんの2人きり、お話をさせていただいた。
そこで繰り広げられたトークは、結構な濃さであって。
20分間だったけど、3時間くらいお話していたかのような、満足感だった。
いっちさんは、こう言って下さった。
「全力さん、色々あると思うけど、私は全力さんの味方ですよ。」
「全力さんのこと、好きですから。」
※って言って下さったような気がする。けど、ベロンベロンだったから記憶が定かではない。
「ブログ、面白いですしね。笑」
そこで、自分がなんて答えたのか、覚えていない。
でも、何とも言えない、温かい何かに包まれたような感覚になって。
横浜駅のJRの改札で、バイバイするときに、
「いっちさん、またご一緒させてくださいね。」
と、右手を差し出して。
手袋をしているいっちさんの手と握手をした。
ごめんね、キクチさん。
ありがとう、いっちさん。
少しずつ、前へ。
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