今年は1回も行けていないが、うちは、娘が小さい頃からオートキャンプを楽しんでいる。
「宿に泊まるよりも安く済むんだから」
という理由で、高級ブランドのSnowPeakを中心に様々なキャンプギアを買いそろえてきた。
今や、そのギアの家に占める体積の割合が凄まじく。
各部屋にキャンプ用のギアが点在している状態だった。
なんせ、キッチンにキャンプ用の椅子があったり、リビングにキャンプ用のテーブルがあったり、テントとタープと寝袋が俺の机の横の床に転がっていたりするから。
そんな状態には、ずーっと前から違和感を持っていたわけで。
先日、ヨドバシカメラでエアコン3台を購入したときに、
「近日中に俺の部屋にエアコンを付ける必要がある」
と思ったら、急に、これらのキャンプ用のギアを整理整頓する必要があると思い立った。
ということで一念発起した俺は、Amazonで俺の部屋のキャビネットにぴったりサイズのラックを購入することにした。
「アイリスオーヤマのメタルラック」だ。
このメタルラックにキャンプ用品や登山用品を綺麗に収納していることを紹介しているブログは多数あって。
「ならば、俺も。」
と思ったしだいだ。
キャビネットの寸法を測り、ピッタリサイズのラックが届き、ワクワクしながら2階の俺の部屋の前の廊下で組み立てを始めた。
これ、組み立ては、1人でも問題なくできる。
ものの15分もあれば組み上がる。
しっかり思い通りに組みあがり、
「さぁ。」
と、俺の部屋のキャビネットに向かおうとした。
だが。
「あれ?あれ?」
ラックをどのように傾けても、俺の部屋の扉を通過できないのだ。
俺の家の2階には、エアコンがない。
重さ約25kgのラックと格闘し続けるも、滝汗が流れ落ちるのみの虚しい時間が流れた。
「くそう。」
10分ほど格闘した後、ラックを解体することにした。
このラック、解体は、組み立て以上に労を要する。
すげー力が必要だし、えらく面倒くさい。
再度、滝汗だ。
分解し終わり、ポカリを飲んだ俺は、
「2度と同じ間違いは繰り返さない」
と心に誓い、自分の部屋のキャビネット内の道具を廊下に出したうえで、俺の部屋でラックを再び組み立て始めた。
「よし」
ラックが組み上がったところで、キャビネットの扉を外し、ラックを挿入しようと試みる。
「あれ?あれ?」
なんども試したが、ラックはキャビネットに入らない。
キャビネットの縁が邪魔をしていて、ラックが入らないのだ。
「くそう。くそう。くそう!!!」
左足でラックを蹴飛ばしてやった。
その左足は、今でも痛い。
くそう。
そして、俺は、2回目の解体作業を行った。
滝汗で。
「これで最後にしよう。」
そう決めて、キャビネット内で組み立てを始めた。
そして、最初の組み立てから、休憩時間も含めて、約2時間後。
しっかりキャビネット内にラックが収まったのだ。
「やった。やったぞ!」
その時の達成感は、言葉には表せないほどの凄まじさがあった。
だから、ビールをたくさん飲んでしまったのだった。
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