3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

誰かの助手席に座るということ。

車の運転には、その人の性格が出るって言うじゃないですか。


やっぱり、そうなのかな、って思った話をしますね。



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最近、近所の体育館に奥さんの運転で送ってもらうことが多くて。

奥さんの運転、

「すっごく安全運転だな。」

って思ったんす。


うちの奥さんは、自分から見ても、おっとりしている性格で。

人との付き合い方も、自分の感覚よりも距離を取りながら、慎重にしている感じなんですよね。


「うちの奥さんは、人との付き合い方も安全運転。」


「車の運転と、人との付き合い方は、似ているね。」


そう、思ったしだいで。


信号がない交差点で、右折しなければいけないとき、

「今行けるでしょ!」

みたいに、自分が思うタイミングでも、うちの奥さんは行けなかったりする。


自分としては、

「ここがチャンス」

って思うタイミングが、ちょっとズレているっぽい。


だから、奥さんの運転にちょっとイライラすることもある。



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親じ会に、「図体のデカいジャイアン」と、自分が呼んでいる親じがいて。

まぁ、ジャイアンなんですよ。


「肩が痛いんですよね」とか言うと、すげー力で、肩甲骨のところを、

「これが効くんだぞ!」

とか言いながら、押してくるんですよ。


「イテテテテっ!」案件ですよね。


この前は、アルコール消毒液を、「ツワモノ漢」のズボンに噴射して、おもらししたように見せたり。


親じキャンプに行ったときは、レモンサワーを口に含んで、グレート歌舞伎みたいに、ブシャーって俺の顔に噴射したり。


まぁ、ひどいもんですよ。


いい意味では、童心を大切にしているっていうのかな。



んで、このジャイアンの運転する車の助手席に座らせてもらったことがあって。


すっげーんですよね。運転が。


こんな細い道で、こんなにスピード出すのかよ。

とか。

この交差点でのカーブ、ドリフトしてないか?

とか。

前の車に衝突しそうなくらいの勢いで突っ込むな。

とか。


もう、とにかくすべてが攻撃的で。


「ひぃー!!」って思いながら、助手席のシートにしがみついていたんですよね。


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自分が運転する車の助手席に、奥さんが乗ると、街中の運転では、特に何も言われない。


でも、高速道路での運転では、たまに、

「ちょっと前との車間距離、近すぎない?」

とか、

「そんなに急がなくて大丈夫だよ」

とか、奥さんに、言われたりする。



なるほど、そのあたりが、俺と奥さんとの違いらしい。



車の運転における、「高速道路」。


それは、普段の生活における、俺にとっての「飲み会」なのかもしれない。


ちょっとした高揚感が得られる場所。

普段より少しだけ攻撃的に攻められる場所。

だから、自分は、お酒が入っていると、人との距離を思い切って狭められることがある。


普段よりも、少しだけ自分に秘められた攻撃性を発揮できる場所。

それが、高速道路であったり、飲み会であったり。



車の運転における車間距離は、「対人距離」。

車の運転におけるスピードは、「対人的なスピード」。

車の運転における流れに合わせる技術は、「対人的な流れを合わせる技術」。

車の運転における、割り込みは、「対人関係での割り込み相当」。



そんな気がしてきた。



~~~~~



これまで、誰かの運転する車の助手席に座ったことは、何度もある。


そんときに恐怖を感じたり。

イライラを感じたり。

何も感じなかったり。


そこは、「自分の性格と似ているのかどうか」に繋がるのかもしれない。



誰かの運転する車の助手席に座って、何も感じない。

そんな誰かこそが、

「もっとも自分と性格が似ている人」

なのかもしれない。



長いこと一緒に過ごすのであれば。

俺は、助手席に座っていても、何とも思わないような人と、一緒に過ごしていきたいな。



いや、大好きな誰かの運転する車の助手席に座って、2人が好きな場所に、一緒に行ければ、途中の運転の仕方なんか、関係ないのかな。




あ。


親じ会の「図体のデカいジャイアン」とは、仲良しっす。




少しずつ、前へ。
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