皆さんも字が綺麗に書ける人に憧れたことが、一度はあるだろう。
俺は、字が汚い。
しかもべらぼうに。
「足音と水道」
と書いてあるようだが、なぜこんな文字をノートに書いたのか、もはや意味が分からない。
人様に読んでいただこうなんて一つも思っていないし、読み返そうとも思っていないとしても、あまりの字の汚さに絶句しているところだ。
俺は、子供のころからずっと、字が綺麗と言われたことはなかった。
「字が汚い子は、天才肌」
なんていう慰めにも聞こえる都市伝説を信じ続けて39年。
自分の天才っぷりを感じたことは、一度もない。
死ぬまでに俺の天才っぷりが開花して欲しいものだ。
そして、2年生のうちの次女、決して字は上手ではない。
文字の練習帳、
「しっかり とがって まがる」
と注意され、「曲がったことが嫌いだが決して尖らない」、次女の性格がそのまま字になっている、コミカルな字だ。
字を綺麗に書けないのは、父親に似てしまったからだろう。
そんな次女が、小学校児童書写展で、次女の通う小学校の2年生の代表に選ばれたのだ。
「は?」
その報告を受けた俺は、にわかには信じられなかった。
2018年1月後半、家族みんなで書写展が開かれる
「平成29年度 横浜市立学校総合文化祭」へ。
しっかりこの目で確かめなければ信じられない。
名前付きで、文字の練習帳のようなコミカルな字が書写展で貼りだされていたならば、すぐに剥がさなければとすら思っていた。
なんてこった。
すげー上手じゃねーか。
次女、字は俺に似なくて良かったな。
賞状を嬉しそうに俺に見せてくる次女。
「親あいなる次女。
パパは、お前がパパの愛娘であることをうれしく思っています。」
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