今日は、俺の所属する娘の小学校の親父の会の総会が開かれる。
来年度の親父の会が実施するイベントの係や、全体の役割を決めるための会だ。
俺は、この親父の会に昨年の9月から所属している。
中では一番の新参者だ。
この親父の会、完全に有志&ボランティアで運営されている。
参加に関して、なんの強制もない。
みんなそれぞれ、参加できるときは参加し、用事があるときは参加しない。
親父の会に入会している目的も人によって様々だ。
イベントごとは参加せずにはいられない親父。
飲むことが最優先の親父。
ランニングサークルに力を入れる親父。
草野球に命をかける親父。
バンドを愛してやまない親父。
子供たちと戯れることが好きな親父。
ちなみに俺は、上記の6つ、すべて当てはまってしまう。
どうやら、根っからの親父の会の人っぽい。
子供が現役の小学生の親父ばかりではなく、卒業した親父も引き続き活躍している。
非常に不思議な団体だ。
妙な結束力がある。
メンバーのキャラも様々だ。
このブログでも何度が登場しているメンバーもいる。
ちなみに現在の、親父の会のボスは、「永遠の悪ガキ下町ロケット親父」だ。
飲み会の最中に寝ることを特技とする、求心力の高い男。
「今日は寝ないよ〜」と言いながら、本日の総会後の慰労会でもしっかりと睡眠をとっていた。
「下町ロケット親父」は遅れて登場。
総会が始まる。
今年度の予算、そして全体の総括、ボスからの新しい提案。
「下町ロケット親父」は、普段はごく普通の親父だ。
だが、ボスとして振る舞う「下町ロケット親父」は、なんだかいつもと違う。
何というか、カッコ良い。
会は進行する。
そして、来年度の係決め。
俺、「監察」に就任。
赤い星のついているところが俺。
なぜか、役職名は新選組と同じ。
何?
監察って。
新撰組では、組内外の情報収集が主な役割だったようだ。
親父の会の監察は、どうやら、Webページの更新と、新しいメンバーの勧誘が主な責務とのこと。
重役。
新参者の俺が、重役に抜擢されたのだ。
「監察として、ウッディ。賛成の方は拍手でお願いします。」
ちっちゃい「おぉ」という歓声とともに拍手が巻き起こる。
正式に就任。
どれだけ忙しくなるか分からないが、なんだか嬉しい。
「任されれば、期待以上の成果を上げる」
それが俺の信条。
その後、慰労会と銘打った飲み会。
「下町ロケット親父」の乾杯を皮切りに盛大に盛り上がる。
「イケメンマダムキラー」、「筋肉マッチョのマイクマン」、「老眼鏡をかける和尚」、「超絶良い人バンドマン」、「麦わらのコーチョー」、「生き方がLSDの地元の権威」、「薄めのトシちゃん」、「ツワモノオトコ」
など、キャラの濃い親父たちがその場を盛り上げる。
「近眼鏡の邪悪な和尚」と「老眼鏡をかける和尚」が隣に座る。
2人は非常に似ていて、一見、目の悪い俺には、見分けがつかない。
「図体のデカいジャイアン」が、どんな話にも突っ込みを入れる。
俺の肩までマッサージしてくれる「ジャイアン」。
ただただ、痛い。
絶妙のバランスを保ちながら、楽しい飲み会は進行する。
「声がでかい黒縁メガネの THEオヤジ」は、まさに「THE オヤジ」で50歳を過ぎているのだが、すべてにおいて大事な存在だ。
この人がいなければ、すべてのイベントが物足りなくなってしまう。
非常にでかい存在。
その「THE オヤジ」も、ハイボールを作りながら、なんか遠慮気味に盛り上がる。
自分の子供は既にだいぶ前に小学校を卒業しているのに、精力的に働く卒業生の親父たち。
「THE オヤジ」と「ツワモノオトコ」の皿洗いをする、美しすぎる後ろ姿。
なんだか良く分からんが、写真に撮って欲しいとねだる「イケメン」と「筋肉マッチョ」。
でも、こんなにシガラミがなく、純粋に楽しめる空間って、なかなかないと思う。
40歳を超えたような、家庭も持っている父親たちが、たくさん集まって、ただただバカ話を繰り広げている。
俺は、こんな空間を一緒に過ごせる人たちと40歳を超えてから、出会えると思ってもみなかった。
18時から始まった飲み会は、23時過ぎまで続く。
なんて楽しい集まりなんだろう。
俺は、今、酔っている。
酔っているとすれば、親父の会に。
いつもありがとうございます。こちらを応援ポチしてください!
にほんブログ村