3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

「勉強しなさい」と言うこと。

「ほら、テレビ見てばっかりいないで、勉強しなさい!」


仕事から帰ってきて、白いステテコに白いTシャツで、缶ビールを飲みながらジャイアンツのナイターを見ている父親に言われた。



子どもの頃、両親から毎日のように言われた。

両親から言われた言葉のうち、その言葉の回数は、ナンバーワンだと思う。



「これからやろうと思ってたところだよ!」

「そんな風に言われたから、一気にやる気なくなっちゃったじゃないかよ!」

なんて感じで言い返していた。



でも実際は、

「勉強した方が良いよなぁ。。。もう少しテレビ見てからやろうっと。」

なんて思いながらテレビを見ていたところで、両親からの「勉強しなさい」がやってきた。

「今やろうとしていた」訳ではなかった。



「なぜ勉強をしなければいけないのか。」

俺はその答えを持っているようで、持っていない気がする。


子どもの頃に勉強をやってこなかった大人が、今、不幸せなのだろうか。

子どもの頃に勉強をやってきた大人は、今、幸せを感じているのだろうか。



生きる上で最も重要なことは、「幸せを感じ続けること」だと思っている。

「幸せだなぁ」って思い続けられているのであれば、それは良い人生なんだと思う。

「俺は不幸だ」って思ってしまっているのであれば、改善した方が良いのだろうと思う。



俺は、あんまり勉強をしてこなかった。

周りにいる友達との比較しかできないが、俺の周りの友達の方がよっぽど勉強していた。


大学受験が迫る、高校三年生の時の夏休み。

高校時代、野球中心の生活をしてきた俺は、化学で赤点を取り、高校で再試験を受けていた。


その冬休み、国語で赤点を取り、高校で再試験を受けていた。


大学受験の前に発売された「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」。

センター試験の翌日にクリアした。

俺の弟よりも早くクリアした。

※俺はフローラよりもビアンカが好きだ。




「そろそろ勉強しなさい!」


あんまり勉強をしてこなかった俺が、自分の娘にそんな言葉をかける。

「勉強をすることが、人生の幸せにつながるのか」が分かっていない俺が、自分の娘に。



俺は、「白いステテコに白いTシャツで、缶ビールを飲みながらジャイアンツのナイターを見ている父親」になってないだろうか。


俺は今、勉強をしているのだろうか。


俺は今、努力をしているのだろうか。


俺は、自分のできる範囲で、テキトーに流してないだろうか。



勉強してないし、努力してないし、テキトーに流している気がする。



白いステテコに白いTシャツは着ていないが、全裸だったりする。



全裸で、テキトーに流している父親に、

「勉強しなさい!」

と言われて、娘たちは、何を思うだろう。





「まずは、服を着てくれ」

って思うだろう。



そんなポエム。


5月だと言うのに暑い日が続き、仕事帰りのランの後、全裸で夕飯を食べている食卓で感じたことだった。



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