3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

意識高く無い系の「朝のお散歩」。

「朝のウォーキングは、多くの人生の成功者が行っている。」

的なことが良く言われていますよね。


例えば、

朝、運動をすることで体内時計がリセットされる、

太陽の光を浴びることで、幸せホルモンのセロトニンが分泌される、

朝の軽い運動の後、朝の数時間の集中力が高まる、

朝の運動で、1日の脂肪燃焼効果が高まる、

と言った効果が謳われていて。



意識高い系ビジネスマンが、

イヤホン付けて、情報収集しながら軽くジョギングして、

いい汗をかいてからシャワー浴びて、

軽く仕事をしてから、

朝食にパンとサラダとコーヒー、

午前中のうちに重要な仕事は終わらせる、

みたいな。



自分も、朝、お散歩しているんですよね。

だいたい、4時半から5時くらいに起きて、

1時間~1時間半くらい。


でも、自分は、全然意識高い系ビジネスマン的な様相ではなく。

「朝のウォーキング」と表現することもおこがましいというか。

「朝のお散歩」という言葉がしっくりくる。


意識高く無い系の「朝のお散歩」

を、毎朝していて。


朝のお散歩には、定番のコースがいくつかあるんですが、

しっかりとはコースを決めていなくて、

気になる道があったら、そっちに行ってみる、

みたいな感じで。


基本は早歩きなんですが、

ランニングしている方に抜かされたり、ちょっと気持ちの良い坂があったりしたら、

軽くジョグして、ランナーの方に追いつこうとしてみたり、疲れてきたら歩きに戻ったり。


ちなみに、今は暑いので、ウーフォスのサンダル履いて散歩してますね。



毎朝のように同じ時間に同じような場所をお散歩すると、

いつも見かける方ってのが、いることが分かってくるんですよね。



ご近所のイヌ友の方々がイヌのお散歩してたり、

お魚系の定食屋のおばあちゃんがゴミ出してたり、

始発に乗ろうと家を出発するおじさんがいたり、

高校の周りを毎日のようにホウキで掃除している何人かがいたり、

墓地の中にある大きな観音像におじぎしているおじいちゃんがいたり、

墓地のてっぺんの見晴らしがいいところで、ストレッチしているご夫婦がいたり、

墓地の中で黒い車に乗りながらカラスに餌をあげているちょっと迷惑なおばちゃんがいたり、

ぞうりでランニングしている筋骨隆々のおじいちゃんがいたり、

自分と同じようなペースで自分と同じようなコースをお散歩するおばさんがいたり、

イヌを散歩させている親じ会の「イケメンマダムキラー」がいたり。



何度か会うようになって、会釈するような方も、ちょっとずつ増えてきて。

自分のルーティンの中に、そんな方々が入ってきているような感覚が出てきて。

そんな方々のルーティンの中に、自分も入っているのかなぁと思ったりしてきて。



こんな感覚が、妙にうれしいんですよね。



で、この感じは、なんか良いよなぁと思いつつも、

「あれ?なんか俺、精神的な老化が進んでいないか?」

という得体のしれない不安に襲われたりしたり、

「このままの運動で、この秋のフルマラソンを走り切れるのだろうか?」

という猛烈な不安にも襲われていて。



ほわっとしたうれしい感覚を、ちょっと置いておいて、

体にストレスを与えるようなランニングをしないといけないかな、

と思い始めてもいる。

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