3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

学校が始まり、ビールを24日間連続で飲んだ日。

日曜日の夜。

娘たちが学校に行く準備をしていた。


中学2年生の長女は、出席番号の前半グループと後半グループに分かれて、毎日通うことになった。

小学校5年生の次女も、同じような運用。

小学校2年生の三女は、1日おきに半日通う。


そして、奥さんも通いでの仕事が再開することになった。


「今日は、誰が朝出発して、誰が午後出発して、いつ帰ってきて」ていうのが毎日違って、予定が立てづらい。



俺だけは、今まで通り、基本在宅勤務。

「出勤や出張が必要であれば、問題なし」という運用に変更。


俺は、あまり変わりがないけれど、世の中が動き始めるのは、いいことだ。




長女と三女は、学校に行けることを非常に楽しみにしている様子だ。


だが、楓子は、一人、浮かない顔をしている。


「どうした、楓子。学校楽しみだろ?」


「うん。。。」

小さな声で返事する楓子。


楓子は、家でリハビリを続けてはいるものの、まだ万全ではない。

歩くときにふら付くことがあったり、うまくしゃべれないことがある。

前と違うことが友達にバレてしまうことを、不安がっているようだ。



「大丈夫だよ。心配ないよ。みんな楓子の友達なんだから。」


そんな月並みな言葉をかけることしかできない自分が、にくい。



*****



翌日、月曜日。

桜子と楓子は、午後から学校に行くことになっていた。

お昼休みに、みんなで昼食を食べて、2人を送り出す。



三女の璃子は、お留守番だ。

ちなみに、この日、璃子は、ずっとiPadをやっていたようだ。


まぁ、いいだろう。


「今やっていることは、すべて将来の自分に跳ね返ってくるからね。」

と、教えた上で、ずっとiPadをやっているのだから、心配は無用だ。


Youtubeの「スライムをこね続けている動画」を見たことも、将来、何かの役には立つのだろう。




この日の勤務が終わるころ、楓子が帰宅してきた。


書きかけだったメールを放置して、リビングに行く。


「楓子、どうだった?」


楓子は、笑顔だった。


「〇〇ちゃんと、△△ちゃんといっぱい話してね、、、、」


えらいたくさん話してくれた。

30分ほど、ゆっくり話をしてくれた。



書きかけだったメールは、明日送ることにしよう。


楓子の話をしっかり聞きたい。



おうおう、そうかそうか。



そうか。



3か月くらい前に、生死を彷徨うような大病を患い、

2か月くらい前に、退院して、そこから徐々に見えないくらいの速度で回復し、

不安を抱えながらも登校してくれて。



笑顔で帰って来れたね。



娘が学校に行って、楽しい気持ちで帰ってきてくれることに、こんなにも幸せを感じられるのは、あれだけ大変なことがあったからだよね。



だから、俺は今日もビール飲んでしまうぞ。


こんなにめでたい日は、なかなかないからな。



24日連続でビールを飲み続けてきたが、24日目のビールの味は、格別だった。




応援のポチ、お願いします!
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ

/* 画像拡大無効 */