俺は、昔から褒められると伸びるタイプだった。
なので、自分の娘たちも、なるべく怒らないで、なるべく褒めているつもり。
褒めてもらうことで、やる気をアップさせて欲しいと、毎日思っているんだけど。
楓子と璃子は、褒めても褒めても、鬼滅の刃のことしか記憶してくれなくて、ちょっと嫌気がさしているところだ。
いや、今日はそんなことを書きたいわけではない。
先週は、なかなか桜子とのタイミングが合わなくて、平日は全くバドミントンができなかった。
せっかくニューバドミントンシューズをゲットしたのだが、履く機会がなくて、しかたないので、
仕事中にシューズを履いていた。
この週末。
ホルモン会に参加させて頂いたツケもあって、月曜日に予定している仕事のために、資料作成などをしなくてはならい状況に追い込まれてしまって。
土曜日は、午前中は歯医者さんと親じ会の打合せで終わり、
午後、必死に論文の手直しをしていた。
すると、桜子。
「パパ、今日、バドミントン行けるよね?」
くそう。
嬉しいじゃないか。
桜子から誘ってくれるなんて。
おニューのシューズも試しておきたい。
まだ、日曜日がある。
「じゃぁ、行くか。」
結局、18時半まで1時間半ほど、みっちり練習できた。
そして、その後は、疲れ果てて、まったく仕事ができなかった。
日曜日。
午前中は、バドミントンサークルだ。
この日は、これまで桜子と一緒に練習してきた秘儀。
「フォア奥に攻め込まれたときのクリア」
を繰り出してやろうと意気込んでいた。
ダブルスの試合をいくつかこなした頃。
サークルのおばさま方との会話。
「今日来たとき、すぐに目についたわよ。新しいシューズ、買ったんだね!」
「そうなんですよ。9000円くらいだったかな。」
「最近の新しいシューズって、こんなにカッコいいのね。」
なんだか、自分が「カッコいい」と言われているような錯覚に陥る。
そして、
「ここ何回かで、すごく上達しているよね。」
「本当に上手になってきたわよ。」
「こんな体勢から、ここに打ってくるの?って、意表をつかれちゃう。」
「えー?ここも取れるの?って。本当にすごい動くわよね。」
「フォア奥なんかも、すごくうまくなったよね。」
きたっ!!
「これでもかっ!」と褒めちぎられた。
これも、桜子と一緒にバドミントンして、バドミントンのYouTubeを見まくっていたからだ。
褒められて気を良くした俺は、その後も動きまくって、終わった頃には、フルマラソン後以上の疲れを感じた。
家に帰ってから、よもやのお昼寝。
仕事を始められたのは、14時半ころ。
4ページほど資料を作った頃に、友人と遊んでいた桜子が帰宅。
「ねぇ、パパ。今日、バドミントン行きたいんだけど。」
と。
むむむ。
俺は、20ページほどの資料を作らねばならぬのに、まだ4ページ。
しばらく考えて。
くそう。
嬉しいじゃないか。
アゲイン。
「大丈夫。まだ徹夜すれば大丈夫。」
結局1時間ほどバドミントンをした。
自分は、
褒められると伸びるタイプだし、
頼られると嫌と言えないタイプだし。
仕事の資料は、今のところ11ページ。
まだ大丈夫。
日曜日の夜は長い。
少しずつ、前へ。
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