よこすかハーフマラソンの翌日に、心の痛みと右膝の痛みにより、ソファから立ち上がれなかった。
どんなに立ち上がろうと力を入れても、体と心が重く、そのままソファに沈んでしまうように感じた。
ドラゴンクエストでは、HPゼロじゃないと死なないけど、
リアルな人間は、MPゼロでも死んでしまうな。
じゃぁ、もともとMPゼロの戦士や武闘家は、どういうことなんだ?
鋼のメンタルゆえにもともとMPゼロなのだろうか。
俺もHPとMPのバランスが取れた賢者ではなく、鋼のメンタルでMPゼロの戦士や武闘家に転職すべきなのか。
そんなことを考えているうちに、ソファから立ち上がれた。
*****
翌日。
痛みがひどい右膝を診てもらうために、整形外科に行った。
しかし、いつ来ても病院と言うやつは、気が滅入る。
来るだけで、なんだか、気分が下がる。
数10分待って、診察室によばれる。
横浜マラソンで痛みが出て、よこすかでハーフマラソンを走って。
横浜マラソン以降、ずっと湿布を貼っていること。
その間のランは、ほぼしていないこと。
今は、歩いてきたけど、それだけでも痛みがあること。
痛む場所は、ここです、みたいな。
そんなことをお医者さんにお伝えして、レントゲンを撮る。
レントゲンを撮ってから、待合室に戻る。
俺の症状をネットで色々調べた感じでは、治りが遅い障害としては、
・変形性膝関節症
・半月板損傷
の2つ。
この2つの診断結果だとしたら、来年の静岡を気持ちよく走ることも難しいかもしれない。
そう思いながら、不安いっぱいで、待合室で待つ。
「全力さーん。」
再び、診察室に入る。
俺の膝のレントゲン写真が、パネルに貼られている。
「どうでしょうか?」
「うーん。関節は綺麗なもんだよ。」
「というと?」
「ここのお皿あるでしょ。このお皿についている腱の炎症だね。」
「それって?」
「いわゆる『ジャンパー膝』だよ。」
ジャンパー膝。
ジャンパー膝とは、太ももの大腿四頭筋が膝のお皿と繋がっている腱の部分の炎症だ。
俺の場合、膝のお皿の上部と繋がる、大腿四頭筋腱の炎症。
www.dk-sc.com
その診断結果を聞いた瞬間。
一気に明るくなった。
「最悪の状態ではなかったんだ。。。」
「俺、ちゃんと治りそうだ。」
そして、お薬をゲット。
湿布、塗り薬、痛み止め。
しっかり、治さなければ。
*****
さて。
次の日曜日は、湘南国際マラソンだ。
俺にとって、今年の最大であり、最後のランイベント。
「DNSするしかない。」
「でも、走りたい。」
その2つが、頭の中を、ずっとずっとグルグルしている。
「焦るな。」
「でも、楽しみたい。」
そんな想いが、頭を、そして心を埋め尽くして。
湘南国際は、
親じ会の面々、
毎日走っている超絶ランナーのうっちーさん、
サブ3.5アラカンおじいちゃんのまっくさん、
水戸でベストを更新したライバルのアメリカントマスさん、
などなど日ごろお世話になっている皆さんが多く走る予定だ。
中でも、日ごろレースにも一緒に参加させて頂いたり、アスリートヨガや親じヨガ、練習会でのカメラマンなど、お世話になりっぱなしのカナ先生のこちらのブログを読んで、
kanayoga.hatenadiary.com
走りたい。
って強く思った。
いや、正確には、「ゴールを見届けたい」かな。
「3時間40分カット、おめでとう!!」って。
ゴール後のどさくさにまぎれて抱きしめられるかも。
今の俺の状況だと、カナ先生より先にゴールするのは難しそうだが。
先日のよこすかシーサイドマラソンの後、とし姉さんとご飯食べてる時、
「全力さんは、湘南走らない方が良いよ。大丈夫だから。この先のこと考えた方が良いよ。」
って言って下さった。
俺のことを心から心配して下さって。
もし、俺が湘南走ったら、怒られちゃうかな。
マラソンには、体の準備と心の準備と、どちらも大切だ。
どちらも整った上で、自分のベストが発揮できる。
俺は、右膝痛で、体の準備が不十分。
もしかしたら、万が一、体の準備が整って、湘南を走れることになったとき。
心の準備ができていないから、DNSってことは、したくない。
だから、今は、膝が治ることを信じて、走るための心の準備をしている。
リアルな人間には、睡眠や栄養やマッサージなど、HPを回復することも重要だが、
思いっきり楽しむことで、MPを回復することも、ときには重要だ。
MPを回復するためにも、少なくとも湘南国際マラソンを思いっきり楽しむための心の準備はしっかりしておきたいと思う。
いつもありがとうございます!ポチっとお願いします!
にほんブログ村