三女の璃子の友達が、うちのベルを鳴らして、璃子を誘って、みんなで遊びに出かけた。
ほどなくして、次女の楓子が塾の冬期講習に向かう。
長女の桜子は、ちょこの散歩に行ってくれると言う。
奥さんは、お庭のお手入れをすると。
どうやら俺は、自分の時間ができたようだ。
昨晩も、ヤマケン(山本健一さん)の本を読んだところだ。
「走りに行くなら、今しかない。」
そう思い、着替えて玄関を出る。
庭の花壇の手入れをしている奥さんに一言。
「行ってくるね。」
と、声をかけて、走り出した。
いつぶり何だろう。
こんな感じで、走りに行くのは。
走り出すと思い出してしまう嫌なのことが出てこないように、ヤマケンの言葉を心で繰り返す。
トレイルランニングは、最高に自由で、涙が出るくらい幸せなスポーツだ。
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今年も新しい物語の中で、思いきり自分を解放して、野生動物のように走りたいと思っている。
走ることは、最高に自由だ。
幸せなスポーツだ。
自分を思いきり開放するんだ。
と繰り返す。
そして、ヤマケンの本に出てくる、大好きな写真を思い出す。
この写真の紹介文が、ヤマケンらしさを彷彿とさせていて、本当に好きなんだ。
家族。
妻の囲希と、長女、次女、三女。生きることのすべてのベースは、家族と共にある。
「とりあえず、気の向くままに走ろう」
そう思って走り出した。
ペースの感覚も、良く分からん。
3kmほど走ると、
「あれ?まだ3kmしか走ってないのか?」
と、距離の感覚も良く分からなくなっている。
4kmほど走ると、なんとなく、家の前まで走り切ると7km弱になりそうなことが判明して、
「トータルでアンダーキロ5」
をどうしても切ってやりたくなってきた。
ここから家までは、上り坂が続くが、なんとかペースを上げて、苦しい呼吸の中、ゴール。
久しぶりのノンストップラン、6.59km。
やったぞっ!
キロ5で走れた!
めっちゃ、きもちぃーーー!!
その感覚は、映画ロッキー。
ロッキーがフィラデルフィア美術館前で両手を突き上げるあのシーン。
この「音楽なしバージョン」が、なんかシュールなので、お時間ある方は見てみて欲しい。
普段走っている人からしたら、
「遅いね、、、」
くらいの感想かもしれない。
けど、半年間、走る気持ちになれなくて、ほとんど走れていなかった自分にとっては、
されど6.59kmだ。
自分は、1人でも、走れるんだ。
ヤマケン、ありがとう。
「生きることのすべてのベースは、家族と共にある。」
年末に、少しでも走れて良かった。
皆様、今年1年、本当にありがとうございました。
キツい1年でしたが、多くの方に助けていただけた1年でした。
よいお年を。
さてと。
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