楓子(小5)が小脳炎になってしまった、今年の3月。
全く体を動かせなくなった楓子。
そこから、徐々に回復してくれて、
5月には、楓子が2km走れるようになった。
8月のMRI検査では、小脳の炎症は見られなくなって、一安心。
でも、何となく楓子のしゃべり方だったり、歩き方は、以前とは少し違う感じで。
たまに「頭が痛い」とか。
先週末は、発熱と嘔吐したりとか。
その度に、当時の入院の辛い記憶が蘇って、胸が異様に苦しくなる。
まだ、「完全復活」とは言えない。
いや、楓子は完全復活してるんだけど、俺が気にしすぎってだけなのかもしれないが。
今日は、そんな楓子の運動会だった。
先日は、璃子(小2)が、1年生と2年生だけで運動会。
今日は、楓子(小5)が、5年生と6年生だけで運動会。
楓子の出場種目は、徒競走と、ソーラン節の踊り、の2種目だけだ。
徒競走は、3人中2番目でゴール。
短距離走で、あれだけ思いっきり走れるようになった、ってことだけで嬉しくて、今はそれ以上、何も望まない。
ソーラン節は、毎年5年生が踊っていて、学年別の踊りでも、最も盛り上がるものだ。
感動して、涙する方もいらっしゃる。
裸足になって、赤と黒のハッピを着て、グラウンド全体が、ピンと張りつめた空気になる。
約7分間の踊り。
楓子、しっかりやり切れた。
ファインダー越しに見える楓子の頑張っている姿が、嬉しくて、
「まずい。このままではまずい。」
って思いながら、必死に涙をこらえていて。
でも、終わった時には、我慢できなくて、涙出てしまった。
近くに親じ会の「元ヤンキー的な料理人」がいて。
泣いているところを見られる訳にいかないから、そそくさと、その場を離れた。
隣で見ていたうちの奥さんも、やっぱり、涙を流していた。
良かった。
本当に良かった。
楓子が、みんなと一緒に運動会を楽しめて、本当に良かった。
少しずつ、前へ。
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