3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

限界を超えて走った先にあるもの。

先日、2019年10月12日に、

「INEOS 1:59 Challenge」で、キプチョゲ選手は、42.195kmを

1時間59分40秒02

という驚異的なタイムで走り抜けた。
www.ineos159challenge.com


この挑戦の前夜、キプチョゲ選手は、次のようなツイートをしていた。
f:id:Alloutrun:20191017204506j:plain


「I don’t know where the limits are, but I would like to go there.」


「限界がどこにあるのかは分からない。でも、そこに到達したい。」


とてつもないトレーニングをしているからこその、言葉の重み。


そして、2時間カットを達成してしまう、精神力の強さ。


日々、自分の限界に挑戦しているからこそ、これほどの偉業を成し遂げられるのかな、思った。


今回の挑戦で、キプチョゲ選手は、限界を感じていたのだろうか。。。


*****


ある朝。

早朝4時過ぎ。

俺は走っていた。


3時50分にベッドから飛び起き、着替えて、軽くストレッチをして、速攻、家を飛び出した。


ここ最近、この時間は、かなり涼しくなった。

スタートからキロ5分ペースを刻み、自然とペースは上がっていく。

キロ4分半ペースへと上がっていく。


しばらく走ると、少しずつ感じながら走っていた。


かなり限界に到達しそうな自分を感じながら走っていた。


「あと、1km。。。」


「まだ、500mはあるぞ。。。」


「ここで止まるか?いや、ダメだ。」


「こんなところで止まるわけにはいかない。」


「よし、あともう少し!!我慢だ、俺!!」



自分の限界を感じながら走ること。


この感覚か。。。


俺は、限界を感じながらも、なんとか走り切った。
f:id:Alloutrun:20191017204615j:plain
f:id:Alloutrun:20191017204620j:plain



2kmほど走った頃、

今にも飛び出さんばかりの「う〇こ」を、感じ始めた。


徐々に迫りくる、俺の爆弾。


でも、せっかくこんなに早起きして走り始めたのだから、走れるだけ走っておきたい。


だが、スピードを上げ、着地の衝撃が大きくなるとともに、腸への刺激も大きくなり、限界に近づく俺の肛門を、ひしひしと感じていた。


「ヤバい。」

「気を抜いたら、いつでも出てしまうほどのヤバさだ。」


近所の周回コースを走っていたものの、自宅のトイレまでは、1kmほどある。


もう、オナラをしようものならば、出るものはオナラだけではないような状況だった。


徐々にスピードを緩める。


スピードを上げて一刻も早くトイレにたどり着きたい気持ちと、

スピードを上げると大きくなる着地衝撃による腸への刺激の大きさと、

そのトレードオフの、漸近線。


「この場所ならば、野糞しても大丈夫だろうか。」

「いや、無理だ。」

「この場所は、車が通る危険性が高い。」


「むしろ、数100m先のあの場所ならば。。。」


「ばかやろう。そもそも野糞をして、大丈夫なわけがないだろ。」


「なんとしても、自宅のトイレにたどり着くんだ!!!」


もう、俺は限界を感じていた。


いや、限界を超えていたのかもしれない。


自宅のトイレまで残り100mを切ってからは、記憶が断片的にしか残っていない。


どうやってシューズを脱いだのか。

どうやって、ランパンを脱いだのか。


「バシバシバシバシっ!!!」

そんな音とともに、俺は自宅のトイレの中で、最高のエクスタシーを感じていた。



限界を超えて走った先にあるもの。

それは、最高のエクスタシーだった。



でも、こんな経験は、二度としたくないと、切に思った。


朝起きてから走る場合は、しっかり出し切ってから走り出そう。


本当の限界を感じて走るためにも。



いつもありがとうございます!ポチっとお願いします!
にほんブログ村
にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ

/* 画像拡大無効 */