人生で2番目に高い買い物は、生命保険だ、なんて話がある。
3番目は、車。
1番高い買い物は、、、
そう、「家」だ。
車を持たず、生命保険に入らず、家も賃貸で過ごすという生き方もあるので、一概には言えないけれど、
42年間生きてきた中で、自分にとって、一番高い買い物は、「家」だった。
家を買うにあたり、自分には3つのポイントがあった。
・大きな庭があること
・門がないこと
・玄関から入ったら一番にリビングがあること
この3つだった。
大きな庭があること
ずっと団地やマンション暮らしだった自分は、庭でBBQをやったりプールをしたりするような、そんな生活に、ずっと憧れを抱いていた。
娘たちが、友達を家に呼んだ時に、庭で遊べるような家にしたいと。
うちの家は、建売の一軒家で。
この家を見て、「ここが良い!」と感じて、住宅見学もほぼせずに決めた。
家の道路側には、2台分の駐車場。
家の後ろ側は、小さな庭と、その下に広がる崖。
その崖の部分も敷地になっていた。
庭が狭かったので、自分で図面を引いて、相見積もりを取って、崖側に迫り出す形のウッドデッキを作った。
我が家の自慢の庭だ。
「ウリン」という腐らない木で作った、メンテナンスフリーのウッドデッキ。
ここで、家族でBBQしたり、娘たちが友達と一緒に遊んだりして欲しいと考えていた。
門がないこと
門がない家が良いと思った理由は、誰でも気兼ねなく訪ねてくれるような家にしたかったからだ。
家に面した道路から、うちの敷地に何の気兼ねもなく入って来れるような家。
娘たちの友達が、自由にうちに遊びに来て欲しいと思っていたから。
その願いが叶い、娘たちの友達は、うちの家に自由にやってくるようになった。
気付いたら、ウッドデッキにいたりして。
BBQをしていたら、呼んでもいないのに、来たりして。
友達が集まる家になった。
玄関から入ったら一番にリビングがあること
この3点目が、一番重要だと思っていた。
うちの家は、4畳ほどある玄関から扉を開けると、そこにはリビングがある。
娘たちの部屋や、俺の書斎に行くには、リビングを通り抜けて階段を上がる必要がある。
だから、みんな家に帰ってきたら、リビングで過ごしている誰かと会うことになる。
家に帰ってきて、誰にも会わずに自分の部屋に入ってしまわれるのだけは、嫌だった。
この家の構造により、帰宅すると、何かしらのコミュニケーションをしなければならない。
長女は、中学2年生。
お年頃だ。
でも、未だに家にいる時間の大半をリビングで過ごしているし、勉強もリビングでしている。
あんなに高い机を買ってやったというのに。
*****
この家を買ったとき、次女が奥さんのお腹の中にいるタイミングで。
まだ、奥さん、長女、俺の家族3人だった。
11年前のことだ。
今では、次女が生まれ、三女が生まれ、そこに四女のちょこ(チワワ)が加わって、家族は6人になった。
当時に比べると、だいぶ狭く感じるようになった。
長女がリビングを走り回っていたあの頃。
今では、走り回れるような状態じゃない。
三女が走り始めると、長女は、
「ほこりが立つからやめてっ!」
と怒っている。
いや、お前も相当走っていたぞ、って思う。
でも、家族みんながリビングに集まって、いつでも友達が遊びに来てくれて、ウッドデッキでみんなで遊べて。
この人生で一番高い買い物をしてしまったおかげで、キツい仕事も何とかしなければいけないんだけども。
それでも、今日も頑張れる。
さぁ、明日もローンを返すために働こう。
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