横浜マラソンの打ち上げは、親じ会の皆さんと大いに盛り上がった。
※「親じ会」は、俺の娘たちの小学校のお父さん達のボランティア団体だ。
その打ち上げから帰宅すると、その日一緒に横浜マラソンを走っていた
「適当。が座右の銘の丸顔サーファー」
の奥様、息子(高校1年生)、娘(中学1年生)、わんちゃん(3歳)が、うちの家でくつろいでいた。
全中:「あれ?今、「丸顔サーファー」と一緒に帰ってきましたよ」
「え?あ、そうなの?で、どうだったのうちのダンナ?」
と、丸顔サーファーの奥様。
全中:「34kmくらいで関門に引っかかっちゃったんだよね。」
丸顔奥様:「あら~。ほら~。だって全然走ってなかったもんね。毎晩毎晩飲んでばっかりなんだもん。」
すると、丸顔サーファーの息子君は、
「いやいや。まじですごいって。30kmも走るなんて、普通のおっさんじゃ、できないからね。」
と、即座にパパをフォローする素晴らしさ。
そんな息子君は、高校1年生にして、陸上部で、
1,500mを4分18秒(キロ2分52秒ペース)
3,000mを9分18秒(キロ3分06秒ペース)
で走るという、超絶イケメンボーイだ。
そんな息子君としばらく陸上談義をして、横浜マラソンからの帰宅後も、刺激をもらえた。
良い1日だった。
あまりに素敵な超絶イケメンボーイなので、本当に「適当。が座右の銘の丸顔サーファー」の息子なのか?
と疑ってしまった。
*****
横浜マラソンの打ち上げでは、
俺たち親じ会の面々は、横浜中華街で、時間無制限飲み放題食べ放題の店で打ち上げをしていた。
17時を過ぎた頃、もうすでにかなり酔っ払ったし、腹もいっぱいになっていた。
「もう、飲めないし、食えないっすね。」
「あれ?まだ打ち上げ始まってから40分しか経ってないじゃないっすか!」
時間無制限の店舗に入ったのに、40分ほどでほぼ満タンになってしまった、マラソン走ってたおっさん8名。
「永遠の悪ガキ下町ロケット親父」と「適当。が座右の銘の丸顔サーファー」は、深い眠りについていた。
親じの連中で飲んでいても、走ることに関する話題は少ない。
マラソンの打ち上げなのに、今日のタイムのことすら話題にあんまりならない。
・今週末に迫った小学校のイベントのもんじゃ焼きの味付けについてとか、
・『でですね』が口癖って、なんでなんだっけとか、
・丸顔サーファーが、月のお小遣いを1万5000円も減額されたとか、
・筋肉マッチョのマイクマンは、30秒で大便を出し切れるとか、
・イケメンマダムキラーのゼッケンの番号だけ3桁で、小さい番号だったのは、ゼッケン番号がハンサム順だったからだとか、
しょうもない話ばかりで、全く生産性がない。
ただただ、楽しいだけだ。
横浜マラソン、湘南国際マラソン、神奈川マラソンあたりは、俺ら親じ会の恒例の行事になっている。
いわば、お祭りだ。
この日のために準備して、マラソンの苦しさを味わってから、思いっきり飲む。
そして、二日酔いと筋肉痛で、翌日の仕事の苦しさも味わう。
親じ会の面々にとってのマラソンは、
非日常を感じるためのお祭りなんだ。
ただ、盛り上がって楽しむだけのお祭りなんだ。
親じの面々は、みんな小学生以上の子どもがいて、40代から50代が中心だ。
仕事では中堅どころで、責任のある立場の人も多い。
なかなか走る時間が取れない、普通のおっさんたちだ。
そんなおっさんたちが、毎年フルマラソン完走してて、本当にすごいなって思う。
ただこのマラソンの日のために、何日も準備して、貴重なプライベートの時間を走ることに費やして。
ただ純粋に楽しんでいる、親じ会の面々。
俺たちおっさんにとっての「マラソン」は、そんな感じで付き合うのが丁度良いのかもしれない。
と思うこともある。
残念ながら「適当。が座右の銘の丸顔サーファー」は、関門に引っかかってしまったが、
※タイムは、今回の横浜マラソンのタイム
「永遠の悪ガキ下町ロケット親父」
4時間55分
日々午前様のような忙しさにも関わらず、人から誘われた飲み会は断らないという、オンもオフも全力、日々満身創痍のおっさん。
いつ走っているのか不明。
「ツワモノオトコ」
4時間04分
最近ちょっと偉くなったゆえに、飲み会が増えて、今週は毎日飲み会らしい。2年前の湘南でサブ3.5達成したものの、以降走る時間が取れずに、記録更新からは遠のいている。
「イケメンマダムキラー」
4時間14分
1年ほど前から腰痛に悩まされており、まともに走れていない。ただし、筋肉だけはムキムキを維持して、常日頃、ご近所の奥様に対してセックスアピールは欠かしていない。
「筋肉マッチョのマイクマン」
4時間32分
フルマラソンシーズンに入ると突如走行距離が増えだす営業マン。仕事関係での飲み会が多く、なかなか体重が減らないことが悩み。フルマラソンでは、必ずレース中に大便に寄る。大便がなければサブ4達成可能だと豪語している。
「『でですね』が口癖の保安官」
5時間16分
マラソン歴は長いようだが、なかなか記録が伸びていない保安官。漁師時間のランが中心で、走ることに熱心なので、これからのノビシロは、かなり大きいとみている。
「月間走行300kmの『でですね』の同僚」
3時間40分
今年2月の神奈川マラソン(ハーフ)を1時間38分という好タイムで走っての、初フルマラソンが今回の横浜だった高身長の保安官。最近は月間300kmを走っているということで、練習成果がそのまま出て、好走。練習内容を見直せば、サブスリー行けちゃうかも。
と、状況も走力もバラバラで、みんなそれぞれ走ることを、マラソンを楽しんでいる。
そんな親じ会の皆さんと一緒に横浜マラソン走って、
ただただ楽しい打ち上げで酔っ払って、
日々のつまらんことは、本当につまらんことだな、
気にせず行こう、
また今日から頑張ろうって、
なんかそんな気持ちになれた、清々しい1日だった。
いいね。
親じ会。
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