3人娘の親父が走る。いつだって全力中年。

3人娘の親父がランニングを中心に、日々の出来事をそこはかとなく綴ります。

【エピソード1】三人娘の親父がいつの間にやらPTA会長になった話。

どうやら俺は、来年度からPTA会長を任されることが、ほぼほぼ決定したようだ。


正直、本当に自分にできるのかどうか、不安でたまらない。


ごく普通のサラリーマンで、取り立てて素晴らしい経歴を持っているわけでもない自分が。

なぜ、PTA会長をやることになったのだろうか。

これまでのPTA会長を思い出すと、なんか、みんなすごい方々だった気がしてくる。


なぜだ?なぜなんだ?なぜ、俺?


そんな不安だ。


これからの自分が、より楽しくなれるかもしれない、というちょっとした期待もあるが。



これから、不定期にはなると思うが、PTA活動についてより理解していただき、より共感していただくことを目的に、リアルタイムに、自分の感じたことを手記として残していきたいと思う。


タイトルは、

「三人娘の親父がいつの間にやらPTA会長になった話」

だ。


自分にとっては、すべてが初めての経験になるので、今後どうなっていくのか、全く想像がついていない。



こんなブログを書いて良いのかすら、良く分からない。




【エピソード1】

「PTA会長に推薦されて、お受けして」


ある日。

奥さんが、ママ友から来たLINEのことについて、話をしてきた。


「なんか、パパ。PTA会長の候補に名前が挙がっているらしいよ。」

と。


「は?」



PTA。

小学校のお父さんの会である「親じ会」に所属している自分にとって、PTAには、あまり良い印象を抱いていなかった。


「忙しい中、無理矢理やらされている感」


それが一番の印象。


自分が所属する「親じ会」は、既に15年ほど続いている団体で、毎年開催される地域イベントの何たるかを理解している面々がいらっしゃり、子ども達、そして地域活動ラブの人ばかりだ。

自ら率先して動いている人たちばかりだ。

お子さんが既に卒業されているOBの面々も、引き続き活動に参加している方が非常に多い。




奥さんからの話があっても、PTA会長をやる気は全くなく。

「一体だれが、俺の名前を書いたんだろう」

「いや、それは無理だよ。」

と言った。


大半のサラリーマンがそうだと思っているが、

そもそも、平日の昼間に、色んな会議に出られるほど、時間の調整ができるような状況でもない。



「ウッディは、いつか『親じ会』の局長にするからな」

そうおっしゃって下さる親じ会のメンバーも何人かいらっしゃって。

※自分は、親じ会では「ウッディ」と呼ばれている。



自分は、なんとなく、

「いつかは、親じ会の局長をやる」

そう思っていたし。



LINEの件があって、数日後。

小学校から手紙が届いた。


「PTA会長として、推薦した方がいらっしゃる」

という旨の内容の手紙だ。



LINEの件は、どうやら本当だったようだ。



手紙をもらってから、親じ会の幹部メンバーに相談してみた。



「親じ会のことを考えたら、やらない方がいいよ」


そんなメッセージを期待していた。



でも、なんだか、みんな前向きに、


「やった方がいい」

と。



親にも相談してみた。


父親に至っては、

「絶対にやるべきだ」

と。



少し、心が揺らいでいる自分がいた。



その日の晩。

ベッドに入り、本を読んでウトウトしているところに、見慣れない番号から電話がかかってきた。


電話をとると、相手は、現PTA会長だった。


「きたか」


そう思った。



現PTA会長は、次期会長に自分を推して下さっているようで。

その理由なんかを説明して下さって。


なんだか、いつの間にやら、期待されていることに気持ち良くなっている自分がいた。


うっかり、

「やらせて下さい」

言いそうになった。


危ねぇ。。。


そもそも、生まれながらの「ウッカリ八兵衛」な自分は、人から期待されてしまうと、ついついうっかり引き受けてしまう性格なのだ。


「申し訳ないですが、できません」

そう答えた。


でも、

「もし迷っているようであれば、明日のお昼にもう一度電話するので、その時に再度、聞かせて下さい」

と、現PTA会長。



そこから、奥さんと夜遅くまで、相談した。


心が決まった。




翌日の午前中。

バドミントンサークルに参加して、その場にいた、現親じ会の局長である「老眼鏡をかける和尚」に話をした。


「引き受けるつもりだ」

と。



そして、家に帰って、急いでお昼ご飯の焼うどんを食べた後。

現PTA会長から、かかってきた電話に対して、

「引き受けさせていただきます」

と、そう回答した。



「ウッカリ八兵衛にもほどがあるな、俺ってば」

と、思いながら。



翌日に、PTAの組織である「推薦委員」の方から電話がかかってきた。


この時点で、自分が引き受けるつもりになっていることは、ご認識されていて。

既に、校長先生にもお話しされていて、校長先生も快諾されていたと。



今のステータスは、

「PTA会長の内諾を得た」

というステータスだ。



正式な公表までは、もう少し時間がかかる。


そして、来年3月頃に行われる総会で、承認されれば、正式決定することになる。



どうやら、PTA会長として、1発目のお披露目は、

 近所の桜まつりでの挨拶

もしくは、

 小学校の入学式での祝辞

のどちらかになるようだ。



推薦委員からの電話を終えた自分は、しばらくドキドキが止まらなくて、

うっかり、KindleでPTAに関する本を2冊、購入してしまった。



そして、

「まだ早すぎるだろ」

と思いながらも、入学式での祝辞でするスピーチの内容を練り上げていた。



半年後、入学式に列席する子ども達と、お父さまお母さまの皆さまと、地域のご来賓の方々と、学校の先生方。

そんな皆さんを想像しながら、自分の考えたスピーチを、奥さんの前でしてみた。




そしたら、


「長すぎる」


一蹴された。




でも、ステージの上に上がるのであれば、盛り上げなければならない。

月並みなスピーチをして、その場に自分の痕跡を残せないのであれば、自分がやる意味はないから。



自分以外の多くの人でもできることを、自分がやる訳にはいかない。


要所要所で、自分の痕跡を残したい。


自分にしかできない何かを、このPTAの活動の中で。

地域との交流の中で。

自分の娘たちの残りの小学校生活の中で。



3人の娘+チワワ1匹+奥さんがいる中で、仕事でも脂がのってきている重要な時期である自分が。


自分の貴重な時間を犠牲にする分は、思いっきり楽しみながら、やらせて頂く所存だ。



あぁ、不安でしかたがない。



自ら自分にプレッシャーをかけて、どんどん自分を不安にさせてしまうこの性格。

いつか、直したいな。




少しずつ、前へ。
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